連日、記録的な猛暑が続いている。今年から、35度を越える日は「酷暑日」というそうであるが、福島や群馬では、その酷暑日をはるかにしのぐ、40度を超える気温も記録している。岐阜県多治見市、埼玉県熊谷市で気温が40.9度を記録した。1933年7月25日に山形市で記録した40.8度を上回り、日本の観測史上最高気温が74年ぶりに更新されたそうである。
気象庁はこのような猛暑は予想しなかった。気象庁の予想は見事に外れたわけである。経済にとっては暑い夏というのは、基本的にはよい影響を及ぼすものである。ビールや清涼飲料水、クーラー、その他夏物など、順調に売上が伸びるからである。海やプールなども盛況であろう。

しかしその中で、意外なものが売れているという。このように猛暑なのに、インスタントラーメンがばか売れだという。イトーヨーカ堂では大セールも奏功し、前年同期比2.5倍も売上が伸びたという。理由は単純である。「暑いキッチンに、長時間たたなくてすむから」(広報センター)ということだそうである。インスタントラーメンには、カップめんや冷やし麺、焼きそばなども含まれているのかは定かではない。
キッチンでガスなどを使って10分も調理すれば、キッチンの中の温度は40度をはるかに超えるだろう。そうした中で、お湯を沸かしてその後3分から5分で出来上がるインスタントラーメンは、暑いときにはいいのかもしれない。ということは、電子レンジで簡単にできてしまう冷凍食品なども、よく売れているのかもしれない。

そのほか、冷蔵庫もよく売れているという。猛暑で無理に冷やそうと熱負荷が高まり、故障が増えているという。『お客様の「今すぐ届けて欲しい」という電話が引っ切りなし。例年の3〜4割売れています』(ヨドバシカメラ総合センター家電担当)ということである。
(日刊ゲンダイ07.08.17号より)