邦画・洋画を含めた10本のお気に入りの映画。
1位:(邦)「愛にイナズマ」‥日本テレビのドラマ「最高の教師」で驚愕の芝居を見せつけた松岡茉優・窪田正孝主演の一味違うコメディドラマ。監督は「舟を編む」(2013年)の石井裕也。他に池松壮亮(「シン・仮面ライダー」より本作の方が断然良い!)、佐藤浩市など曲者揃い!10年ぶりに再会したどうしようもない家族が、社会の理不尽さに反撃していく、先が全く見えないストーリー展開と物凄い量のセリフの連続に圧倒された!
2位:(邦)「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」‥意外と酷評が目立つし、特攻隊礼賛だとか言う人もいるが、ヒロインのセリフにちゃんとした反戦の意図もある。こういうのは、最後の展開、どう終わらせるのか、が大きなポイントになると思うが、この終わり方が良かった。
3位:(邦)「Gメン」‥なにはともあれ、吉岡里帆の怪演だけでも見る価値があった。
4位:(洋)「オットーという男」‥佳作なのに不遇の公開規模が可哀想過ぎる!
5位:(洋)「ミッション・インポッシブル デッドレコニング PART ONE」‥ハリウッドの底力を見せつけた大娯楽作。冒頭の潜水艦の緊迫感だけでも怖い!洋画で2回見た唯一の作品。
6位:(洋)「ザ・クリエイター 創造者」‥前半は?という感じだったが、後半からクライマックスまでが怒涛の展開で圧倒された!やはりこの監督は力量がある。
7位:(洋)「フェイブルマンズ」‥スピルバーグの家族の話にしては、意外と生々しい部分もあったのが意外だったが、大物のサプライズ登場で後味が良かった!
8位:(洋)「ワイルド・スピード ファイヤーブースト」‥シリーズ最強の敵がアクアマンで、しかも用意周到!まさかの終わり方にもびっくり!
9位:(洋)「ミーガン」‥これも一種の「ターミネーター」的な面白さあり。
10位:(洋)「非常宣言」‥韓国映画の飛行機内サスペンス。最後までこの緊迫感を維持させるストーリー展開は見事!成田空港までよく出してくれた。

他に、
「グランツーリスモ」‥良かったが、どうしても「フォードvsフェラーリ」にはかなわないのが損。「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」‥一つ一つのシーンが長く、どれも既視感があるため、アイディア不足。やはり作らなければ良かったのではと思ったが、UHDでテレビの大画面で見るとそれなりに楽しめた。
「オッペンハイマー」‥日本ではもう公開されないと思って先走って、アメリカにUHDを注文して日本語字幕なしで見たが、5.1CHでアトモスでもないのに音質・画質ともに2023年の円盤ではピカイチの出来だった。このために古いサブウーファーを買い替えたくらいである。内容については日本語字幕を見てからとしたい。                

 今年のアカデミー賞最優秀作品を見事に受賞!これはケチをつけられない。
 本物の聾唖の俳優であるトロイ・コッツァーが主人公の父を演じ最優秀助演男優賞を受賞しているし、母親役には1986年に「愛は静けさの中に」で主演女優賞を受賞している聾唖のマーリー・マトリン(相変わらず綺麗!)、兄役も聾唖の俳優で固めている、完璧なキャスティングである。下手に健常者の役者に聾唖者を演じさせなかったのが成功している。監督は女性監督シアン・ヘダー。
 ただ、タイトルのコーダの意味がわからないのが難点。CODAとはChild of Deaf Adultsの略で、聾者の親を持つ子供という意味。
 家族で1人だけ健常者の女子高校生ルビー(エミリア・ジョーンズ)が憧れるクラスメイトの男の子と同じ合唱倶楽部を選択する。顧問の先生(この役者さんエウヘニオ・デルベスも好演!)から歌の才能を見出されるルビー、音楽大学への進学を志すが、家族が営む漁業の手伝いとの狭間で揺れ動く。
 後半の秋のコンサートシーンでは、歌の途中に無音になり、映画館の観客が父と同じ感覚になってコンサートの客を眺めることになる演出などには唸らされた。それで終わりかと思ったらその後にも感動のクライマックスがありと、後味も爽快、作劇も見事というしかない。最近、アカデミー賞最優秀作品賞は「アーティスト」「ムーンライト」「それでも夜は明ける」など暗くて重い一般向けでない作品ばかりだったが、ようやく陽が差した感じだ。
 元になったフランス映画「エール!」では家族の設定が農家だが、今回漁業にしたことで、家族が受けるトラブル・苦労がより鮮明に描かれている。

⑥「Mr.ノーバディ」:地味で目立たない中年のオヤジが、ロシアンマフィアを相手にとんでもない激闘にに話が展開。全く知らない主役の俳優が、何をやらかすのかわからない上に、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のクリストファー・ロイドまでもが絡んでくる痛快さ満点!
⑦「ノマドランド」:アメリカの奈良岡朋子さん=フランシス・マクドーマンドの貫禄の芝居!自分たちが「ホームレス」でなく、「ハウスレス」だと言うノマド(遊牧民)生活の人生哲学に触れられる。
⑧「ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている」:18歳の才気溢れるアーティストの女の子をありのままに描く。父母・兄にこれだけ大切にされ、いつも一緒。これならドラッグや変な虫もつきそうもない、と妙に安心した。
⑨「リスペクト」:アレサ・フランクリンを演じるジェニファー・ハドソンの歌姫ぶりは「ドリームガールズ」同様見事!
⑩「フリー・ガイ」:個人的には大嫌いなゲーム世界の話をここまで痛快なエンタテインメントに仕上げたのは凄い!それなりにラブストーリーにもなっている。テレビドラマ「キリング・イヴ」以来贔屓にしているジョディ・カマーの様々な扮装・表情が見られたのも嬉しい。

追記
・「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は冒頭からオープニングタイトル終了までと、CIA女性エージェントのアナ・デ・アルマス活躍シーンのみは良かったが…。
・邦画では、「護られなかった者たちへ」が佐藤健の熱演により圧倒された。「孤狼の血 LEVEL2」はとにかく鈴木亮平がド迫力の怖すぎ!他、特撮ものの「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」はまさかまさかの感涙もの。終盤、あの方が出て来るなんて!!!何故、ヒーローものが絶えず制作されるのか、ここまで製作者の意図が反映され感動を呼ぶ特撮ものは今までなかった!




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