2007年03月20日

有川浩「図書館戦争」3

お父さん お母さん お元気ですか?
私は元気です 東京は空気が悪いと聞いていましたが...
念願の図書館に採用されて、私は今----
毎日軍事訓練に励んでいます.........

メディア良化法の成立から良化委員会が法務省に設置され
各都道府県におかれた執行機関が、公序良俗を乱す本を独自の裁量で本を狩っていく
それに対抗して作られた図書館自由法 
彼らの閲覧権に対抗し、図書館の資料の収集や提供の自由を有すると言うもの

と、はしょってこんな感じですが、もっとはしょると図書館が本を守る為に防衛隊まで作って
良化委員会と三十年間も戦い(銃とかでね)を繰り広げて来たと言う設定
主人公の郁は、高校生の時、本屋で良化特務機関に大好きな本を取り
上げられそうになった時に図書館隊の人に助けられ、その本を手に入れる 
その時から郁にとって、その人は王子様
その王子様みたいになりたい!(会いたいでない)と思い新入生として訓練を受ける毎日

図書館戦争って言うから、なんとなく子供VS大人とか、
もしくは犯人VS図書館員とか、やむにやられず戦争になってしまった..
みたいな話と思ってたら、自衛隊かよ!的 女性初の特殊部隊に配属されるし  
そんなぶっ飛んだ話 登場人物もわかり易い

熱血漢で一途で体力だけはある170cmの郁
真面目で怒ってばかりの教官165cmの堂上、
結構人気ある常に笑いのツボに入ってる小牧教官や
絶対いる!がたい大きな豪快オヤジの玄田(総責任者だったり、そして喧嘩の極意も教えます)
超エリートの鼻持ちならない同期の手塚
郁の美人の同僚で普通の図書館業務担当のちゃかりな柴崎などなどが登場

かなり甘ったるい感じのするキャラだし会話の内容も今って言うより、
ひと昔前の漫画みたいな感じがしてしまいます(青春もの?)
扱う内容はかなりシリアス  こう言う時代がとか、そう言うことは
考えませんが、ホントウに銃をもって戦うなんて設定をよく考えたな〜と思う 
でも戦争でホントウに人が死んでるのに、わざと軽くしてグザッてのも、
ストレートに重くグサッてのも自分には感じられないのが残念  

結構はじめの方から読んでて王子様の正体とか気づいてくるんですが、
本作終わりで正体をあかさない もうこれは次作が読みたくなるではありませんか〜

巻末に「海の底」の宣伝が出てて、エビが人を襲うと書いてあるあらすじに、
かなり惹かれる私 でもこれも潜水艦とか出てくるみたいですが、
この人はこう言う軍事系って得意なんでしょうか??

今感想を書くので本をめくっていたら表紙を開けた次の次の頁に
「図書館戦争」のタイトルとイラストが書かれています
このイラストは影絵のように書かれていて6人の人物が書かれている
頭ひとつ出た大きな体格の奴、スカート姿の女性&男らしいのシルエット4人
そして地面には影でなくうっすらとしたイラストが反転されていてるので
必死で見ました  小牧と手塚ってどっちが大きいだろ?

「図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る」
読みたい本が読めなくなる世界って、どんなに息苦しいんだろう
何が正しくて、何が悪いか、それは人間の身勝手だと言って終われるのか?

tg-wco4be2 at 02:20│Comments(3)TrackBack(0)clip!有川浩 

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この記事へのコメント

1. Posted by まじょ。   2007年03月20日 19:49
最近読んだ作品の中では飛び抜けて私好みだった「図書館シリーズ」。
>ひと昔前の漫画みたいな感じがしてしまいます
というきりりさんのレビューがドンピシャです。
作者の有川浩氏は完全に“ベタ甘ラブロマ志向”ですので、それをどう感じるかですよね…
私は死ぬほど好きです。お約束なラブロマ。
キャラクタ同士の掛け合いがライトノベル特有で、軽い(薄い)と感じるか爽快と感じるか。
好みの問題ですが、本当に良くできた作品だと思います。
あっ、『海の底』も自衛隊話ですが、巨大エビが夢に出てくるんでないかという、恐怖の作品です。
おもしろいですよ♪
2. Posted by きりり   2007年03月21日 13:06
まじょ。さん
ラブロマは好きですが、たぶん笑いのツボは同じなんだけど、その書き方があわないって言うか〜(え〜い まどろっこし〜私)
エビ、めっぽう恐そうですね〜 う〜読みたい!図書館シリーズ続編も読みたいですが、まずエビですよ
3. Posted by エビノート   2007年08月23日 17:33
私も最初のイラストを目を皿のようにして見ました〜。
表紙の人物のイラストに顔が描かれてないところに想像力をかきたてられますよね。
その設定にちょっとだけツッコミつつ、こんな世の中になったらイヤだなぁ〜と思いながら読みました。
楽しかったです♪

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