2007年09月04日

矢部嵩「紗央里ちゃんの家 」3

毎年僕たちは家族で従姉の紗央里ちゃん家に泊まりがけで出かける
今年はママとお姉ちゃんが行かないので、パパと二人で出かけた
家に着くと、伯母さんは肩から下が血だらけのまま僕たちを迎えてくれた
「?」
何事もないように招き入れてくれた伯母さん
おばあちゃんは死に、そして紗央里ちゃんは家からいなくなっていた
そして洗面所の床から一本の指が見つかった
いったいこれは誰に指? 充満する臭いと何か今までと違う人達
第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作

え〜なんでしょう
森見氏のブログで、これを読んだと書いてあった為、読みました

ホラーと言っても色々ありますね
怖いとか、気持ち悪いとか、ストレートな感じでなく、読んでいって
何とも言えないような気味悪さが漂う

だいたい初っぱなから、血だらけで何事もない顔で現れる伯母さんとか嫌だし、
誰もどうしたの?と聞けない雰囲気とか、家じゅうに漂う生臭い匂いとか
帰るだろ普通!とツッコミどころではじまる本書

確実に何かが起っているんだけど、わからない
自分のまわりの人が、まるで別人のように知らない人になっているような

このあと、主人公の僕は色々な身体の一部を探しながらも
自分が何をしたいのか判らなくなっていき、本じたいもどこに行きたいのかな?と
思うところがあったけど、最後までこのモヤモヤした気持ち悪さは、
それをも相まって相乗効果なのか偶然なのかよくわからないけど
意外な結末も待っている

1.気持ちの悪い話がきらいな人は決して読んではいけない 危険である
2.カタルシスを求める人も決して読んではいけない もやもやする
以上が森見氏の感想でした ん〜たしかに...

私が一番怖かったのは、お父さん
このタイプが一番怖い 実際お父さんだったらかなり怖い

伝えようとして、まったく伝えられないこの感想のほうが
モヤモヤしてある種ホラーだったりするんじゃないかと思ったりする

この作者は、ホラーだけどちょっとだけメフィスト賞の匂いがしたりした
次作どんなの書くか、ちょっと興味あるな〜 でもぜんぜん違ったりして...

tg-wco4be2 at 01:48│Comments(0)TrackBack(0)clip![伝奇怪奇] 

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