2008年03月19日

米澤穂信「インシテミル」4

求人誌を見ていた結城は、時給11万2000円の怪しげなバイトを発見する
時給11万2000円!
怪しげな人文科学的な実験のモニター
7日間で1700万円余りのこのバイト
参加する12名は怪しげな「暗鬼館」に閉じ込められ7日間は絶対に館から出れないと言う
はたして彼らは無事7日間を過ごす事ができるのか?

時給高過ぎで危な過ぎて申し込めない!
あまりに滅茶苦茶な人体実験とか、はたまた何かの映画のように
ノイローゼにまで追い詰められるとか絶対後悔すると思う!
でも逆に言えば11万払うわけですから、よほどのコトしてもらわないとね〜
とか思うのでしょうね


各々鍵のかからない部屋を与えられた12名
部屋に入ると何故か武器が用意されていた
そして提示される探偵ごっこらしき説明
人を殺せばバイト代が3倍、犯人を当てればバイト代が2倍とか...
誰もが手を出さなければ無事1700万円を貰えるのに事件は起こる
一人殺されれば戦いの始まり、誰を信用していいかわからない

クローズドサークルと言うのですね 部屋は鍵がかからないけど
館自身が地下にあり7日間は誰も外に出ない これこそ密室
人が殺されてゆき、その武器で犯人を探そうとするが
人が殺されても各々手の内を見せようとしない
襲わないけど、襲われた時の防御のために... だって殺人者がいるのだから

いや〜とにかく面白い!!! 
米澤氏あまり得意とは言えないですよ
とにかくボトルネックがショックで、あんなに読後感が悪かったことはない
嫌な思いしながら何故読むんだ私...とか思って敬遠気味だったんですけどが〜
今まで読んだ氏の作品のなかで一番好きです

最後に、この事件の犯人がわかり、またどんでん返しが起こり...とか
最後の最後まで楽しめます!

「暗鬼館」が地下にある密室と判った時から
読んでて息苦しかった 閉所恐怖症はこんな密室でも 怖い 怖い..
何かあって逃げるのを想像すると光もないところに、もしくは逃げれないと言う気持が
息苦しさを感じるのかもしれない... 
ま〜これでこの実験に参加できない理由が増えたと言う感じです

そう言えば The Incite Mill どんな意味なんでしょう? 知りたいな〜

tg-wco4be2 at 02:40│Comments(12)TrackBack(3)clip!米澤穂信 

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著者:米澤 穂信 出版社:文芸春秋 紹介文: これは面白かったです〜。 一度行ってみたいと思っている"ミステリーツアー"に参加したような気分。 冒頭部分はモニターたちが何をさせられるのか、ドキドキ。 "実験"始まると、クローズドサークルらしき舞台装置にワクワ...
2. インシテミル 〔米澤 穂信〕  [ まったり読書日記 ]   2008年03月21日 19:29
4 インシテミル米澤 穂信 文藝春秋 2007-08売り上げランキング : 1072Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ バイト雑誌を立ち読みしていたビンボー大学生・結城は、ひとりの少女から声をかけられて……。 この夏、鮮烈なミステリーがはじまる。 (文藝春秋HPより)
3. 【米澤穂信】インシテミル  [ higeruの大活字読書録 ]   2008年04月20日 18:46
3  『夏期限定トロピカルパフェ事件』の後、アンソロジーで第60回日本推理作家協会賞短編部門の候補作になったという短編『心あたりのある者は』を読んだきりの米澤穂信だが、「このミステリーがすごい! 2008年版」10位で評判が良いようだし、何だかタイトルもすごく気になる...

この記事へのコメント

1. Posted by まめ   2008年03月19日 18:09
私も大金つまれてもこのバイトは嫌ですね〜(笑)
鍵のかからない個室とか、カーブした廊下とか、よく考えられた館の造りだからコワい。
ボトルネックは読後感悪いんですか?米澤氏の本は小市民シリーズしか読んだことなかったので、この本格チックな本作はかなり意外でした。
2. Posted by TALKING MAN   2008年03月20日 00:52
ボトルネックはまあ異色作なんで^^;
ちなみに次に後味悪いのは「犬はどこだ」かな、いやこれはこれで面白いんだけど。

というわけでもし次に米澤穂信を読むなら一番気楽に読めて良い感じの青春ミステリが楽しめる古典部シリーズがお薦め^^
3. Posted by ia.   2008年03月20日 00:57
こんばんわ。
これ、面白かったですね〜。
怪しげなバイトという冒頭でガッチリ掴まれ、ゾクゾクしながら読みました。
The Incite Millは、「インして(入って)みる?」みたいな意味もあるのかなあと(笑)。
4. Posted by きりり   2008年03月20日 20:47
まめさん
やっぱり人体実験って言うイメージを抜け切れず怖いですよね
ボトルネックは、読後何故こんな嫌な気持にならなきゃいけないんだろうと言う気持になります(笑)
5. Posted by きりり   2008年03月20日 20:49
TALKING MANさん 異色作なんですね ん〜
私も古典部シリーズならいけるかも(?)と、かなり読みたいです
6. Posted by きりり   2008年03月20日 20:50
iaさん 読み終わって面白い!と思いますよね 意味がね〜英語調べたりしたんですけど今イチ違う気がして、やっぱり日本語な感じですね
7. Posted by 関口   2008年03月20日 22:33
タイトルは「インシテミル」=「(ミステリに)淫してみる」って事じゃないんですか? これ。
8. Posted by きりり   2008年03月21日 11:16
関口さま
えっそうなの? なかなか考えさせられるタイトル でも印象的で意味わからなくても覚えやすい 表紙ともども本読まない友人に何系?と言われました
9. Posted by さかな   2008年03月21日 18:48
うわっ!すごい面白そうですね。
米澤さんのは春期限定〜と夏期限定〜しか読んだことないので読んでみたいです。
まだ文庫化してないんですかね?
10. Posted by エビノート   2008年03月21日 19:47
きりりさん、こんばんは。
タイトルの意味、私も意味分かりませんでした(^_^;)
インしてみる、淫してみる。
皆さまのコメントの解釈になるほどです。深いなぁ〜。
ボトルネックは後味の悪さが尾を引きましたけど、これは読んでいて楽しかったですね♪
もちろん、参加したいとは思わないけれど(笑)
11. Posted by きりり   2008年03月23日 13:15
さかなさん 面白いですよ これはおすすめ
しかし文庫は、けっこう先ではないでしょうか
12. Posted by きりり   2008年03月23日 13:17
エビノートさん ボトルネックは後ひきますね(笑)なので逆に面白いと感じた節もありますが 他のも読んでみたいと思った作品でした

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