2008年04月05日

乾ルカ「夏光」3

家族と別れ、たったひとり疎開した少年・哲彦は、顔半分が黒い痣で覆われた少年・喬史と出会う
痣をスナメリの祟りと嫌う村の人達に忌み嫌われイジメを受ける喬史
彼の左目には不思議な光が宿っていた....

オール讀物新人賞作です たしかメッタじゃないけど前に何かで評価されてたのを思い出し読みました
タイトルの「夏光」 なつひかり タイトル素敵です しかし、と〜て〜も気持悪い
私は戦時中とかの悲惨な話が、とても苦手で「火垂るの墓」とか絶対に見ません  
なので、作品の気持悪さ、プラスアルファ〜 戦時中な雰囲気に、読まなきゃ良かった....と思う程でした

預けられた先で満足に食事も与えられず日増しに身体が弱っていく哲彦やイジメられる喬史の描写が
ゆるゆると気分が悪くなる そして迷信のために悲惨なイジメに会う喬史の為に浜に打ち上げられた
スナメリの目を哲彦が食べるシーンは...........

喬史の左目の秘密 そして二人の友情、最後は私が最も苦手とするストーリーに展開し、とても哀しい
「ホラーの新女王」とか評されてるようですが、所謂ホラー的な怖さを期待するとちょっと違う

全6作品 第一部「め・くち・みみ」第二部「は・みみ・はな」と分かれ、ユーモアチックな
怖さから「は」、SFと言うか乙一っぽいの「Out of This World」から、土着な姉妹な怖さ
「桃の焔(もものほむら)」など、様々なタッチの作品が描かれています

意外に面白かったのは「は」
食欲おう盛でどんどん育って行く金魚が仲間を食べ、挙げ句に水槽から落ち出て...
友人から魚の鍋を勧められ聞かされる奇妙な魚の話 これはお後がよろしいようで!と言いそうな作品

私的に好きなのは「Out of This World」
頭をふると鈴の音のような音がする少年 最後空の果てに消えてしまう少年と残った事実
なんとなく乙一を思わせて好みです

他の方の感想を見てると、だんとつに最後の「風、檸檬、冬の終わり」の評価が高い
最後の一行にやられました と言うのが多いけど、思い出せない!!!! またダメダメな私
本屋で探さねば..(汗)

オール讀物新人賞  あまり受賞作品に覚えがなく、いったい他にどんな作品が受賞してるのかな〜と
思って調べてみたら52年の1回目から2007年の87回作品まで、夏光を除き読んだ本がない..... 一冊も
ん〜逆にすごいと言うか読んでないと言うか
一覧は こちらにございます

とても評価が高く、たしかにしっかりとした作品が多い
が、私の苦手系が多いので、私は辛い ん〜薦めてない風になってしまうけど、そんなわけじゃない..


tg-wco4be2 at 23:57│Comments(0)TrackBack(0)clip![伝奇怪奇] 

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