2009年11月15日

三浦しをん「神去なあなあ日常」3

高校を卒業し将来が決まらぬままの主人公・勇気は
ある日、携帯も繋がらぬ三重県の山奥「神去」に無理やり林業修行として送られる

過疎が進む「神去」
人々はおっとりしていて何事も「なあなあ」ですまされる
生まれてこのかたチェーンソーなんて持ったこともない結城が
嫌々ながらに始めた仕事ながら、プロフェッショナルである仲間達に助けられ 
山の神々に助けられ無事修行を進めていくと言うもの

前の文楽の話と同じく今ひとつマイナーな職業シリーズ第二弾
いや「風がつよく吹いている」も入れば第三弾か


勇気が住むのは、同じ山の仕事をしている金髪長身な先輩ヨキの家
家には、年中里帰りしてしまう気の強い嫁みきと
ほとんど動けない繁ばあちゃん、そして猟にもついていく愛犬ノコがいる

そして山仕事を一緒にするのは
あたり一帯をおさめる「おやかたさん」である清一
そして生き字引的な三郎さんと巌じいさん
彼らのグループに入り仕事のコト、山のコトを学んでいく

日常のなかに神が鎮座する山の暮らし
八百万の神がいる国
ホントウは山や海とか田舎だけでなく
都会でもきっと神と人が自然に存在してるコトが
あるんだろうけど気づかず暮らしてるような気がします

しをんさん とうとう林業きましたかって言う感じでしょうか
植林やら手入れやらしきたりも多いし、未知の世界
ま〜私は花粉症ではないので大丈夫ですけど
杉の山で全開に花開いた杉の花粉がわっさわさ振り注ぐとこで
仕事はしたくはありません
都会でフツフツと仕事を続ける身としては
時折ただ身体を動かす仕事に憧れがれたりするんですけど
高校卒業したばっかのお兄ちゃんにゃそんな気持はわからないでしょうね
わたし自身もずっときこり生活出来ないけど.... 木登れないし... 腕立て伏せ1回も出来ないし...

今だ、しをんさんは公開中の「風がつよく吹いている」のイメージがあって
文楽もそうですが、やり尽くしてくれないと納得できない(勝手)
主人公が初心者のまま終るので、話も勿論入門編で終ってしまい
48年に一度の大祭のとこが山場だけど
もっと何かが欲しいと感じました(さらに勝手)

「なあなあ」は、ゆっくり行こう、まあ落ち着けという意味らしい

何百年、何千年単位で話す山や木のなかで、今を走りぬけることに
必死な生活をしてる私なんて「なあなあ」どころじゃないかもしれません
ん〜〆が...



tg-wco4be2 at 21:03│Comments(4)TrackBack(1)clip!三浦しをん 

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1. 林業に賭ける青春  [ 活字の砂漠で溺れたい ]   2010年10月30日 11:09
青春小説は良い。 熱血も良いし、マニアックな奴も良いけれど、 やっぱりストレートで一生懸命な奴が良い。 三浦しをんさんの青春三部作、 第一弾は「風が強く吹いている」 駅伝という陸上競技に賭けた熱血青春小説だった。 第二段は「仏果を得ず」 まさにマニアック中のマ....

この記事へのコメント

1. Posted by えち   2009年11月16日 02:24
便利屋はそのシリーズに入らないの?直木賞とった「まほろ駅前多田便利軒」
シリーズ的には似てる雰囲気あるんだけどなぁ
2. Posted by きりり   2009年11月17日 02:03
えち君
たしか入らないよ 駅伝、文楽、林業だと思う
その職業調べて書いたもの シリーズと呼べるかわからないけど
3. Posted by yori   2010年10月30日 11:20
きりりさん こんにちは
ストレートな青春、シンプルに面白かった。でも都会派の私は(生まれは田舎者ですが 笑)神去では暮らせないな。

歯は大切ですから、どうぞ御養生くださいね。
4. Posted by きりり   2010年10月31日 18:06
yoriさん ありがとうございます
歯は幼き頃から重傷です...
色々な仕事に焦点をあてられますが、面白いですね
自分の感想を読みながら、ここ2週間ほど何かのアレルギーにやられてるらしく、山のなかは怖いです

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