2010年05月09日

誉田哲也「ハング」3

迷宮入りした宝石店オーナー殺害事件
1年後、事件直前に起きた別の強盗未遂事件のビデオテープが見つかった
何かカンケイがあるのか? オーナーは何故そのことを隠していたのか?
警視庁捜査一課特捜一係・堀田班が、再捜査をすることに

元警備会社のスタッフであやしい人物が浮かびあがり、はじめ否定していた殺害事件の関与を
ある日全面肯定 殺人を自供した
犯人逮捕の喜びに湧く中、堀田班全員に移動の命令が
何故か皆バラバラの部署に左遷されてしまう

そして初公判を迎え犯人は一変、自供が堀田班の植草に強要されたものだと証言し
植草は首を吊り自殺してしまう
何か裏に大きな存在を感じた堀田班の津原と小沢は独自に捜査を開始するのだった......


天涯孤独である津原は、男5人で構成される堀田班に入り
はじめて父や兄弟のような家族を感じさせるカンケイに自分の居場所を感じていた
そんな繋がりの強い堀田班が解散させられ、兄のように慕っていた植草の自殺
警察官の地位を投げ打ってでも真実を暴くのだと思いだけで警察や政治の闇に立ち向かっていく

そしてもう一人、同じく天涯孤独の身の上である男が登場する
闇の世界で働くその男は、狙った相手を吊るしてしまう
皮肉なまでに似た影をもつ二人 ひとりは警察官となり、ひとりは殺し屋になる
大きな組織の駒でしかない二人
自分の大切なものを失った二人が最後に向い合った時、真実が暴露される

最後に読んだのが「武士道シックスティーン」だったため
久々そうそう!たくさん 血みどろで殺す人だったんだと思い出した本作
本作途中から、ちょっとTVドラマっぽい感じになり話のノリも変わっていった気がする

最後の最後、再捜査が潰された理由や、裏の真犯人など
意外性はあるが、感心って言うより、そんなこと??と言う感じが残念だった

しかし、面白くないわけじゃないです 読むのは面白かった でもね〜 う〜
大河原の事件との絡みとか、大きな闇の方も何か書ききれてない気がしたり
が!血が気にならなければとても読み易いです(心が壊れているのかワタシ)

間違いなく続編があります じゃなきゃ許されない終り方 
次回津原がどうなるか、それは楽しみ

tg-wco4be2 at 14:20│Comments(8)TrackBack(1)clip!誉田哲也 

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1. 「ハング」誉田哲也  [ 粋な提案 ]   2011年04月20日 01:35
いったんは迷宮入りした宝飾店オーナー殺しに新事実が浮かび上がった。再捜査にあたった警視庁捜査一課特捜一係「堀田班」は一気に犯人にたどり着き、自供も得るが―。初公判で犯人は、堀田班メンバーに自供を...

この記事へのコメント

1. Posted by 伊織   2010年05月10日 13:08
こんにちは!
お久しぶりです^^


誉田さんの本は「ストロベリーナイト」などの玲子シリーズしか読んでいないんですが、グロイと聞いていた描写も平気でしたし、他のシリーズも読んでみたかったので、これは要チェックです!!

タイムリーな記事をありがとうございました★
2. Posted by えち   2010年05月10日 16:21
伊織さんではありませんが、ジウ全3巻を読み終えたとこです(笑)
ミステリーというより、この人はエンターテイメント色が強いですね。アメリカの24みたいな感じの唐突さがある気がします。
最初のアクの強い導入部、中盤の理由のわからない人殺しやレイプの多さをまとめるにしては弱い結末。しかもその結末はどっかの本や映画で見たような結末が多い気がするんだよなぁ。きっと映画のシナリオライターみたいな勉強してた?と疑ったりしてる(笑)

そういえば全然違う話だけど、キムタクの月9の原作って、きりりさんの好きな道尾氏なんだってね。イメージ合わないなぁ
3. Posted by きりり   2010年05月14日 04:11
伊織さん こんばんわ〜 ストロベリーナイトはグロいですよね けっこうグロいの読んでるので、それほど過激ではないけど描き方が静かなので逆にグロいのかな? 私は玲子シリーズは1冊しか読んでないので他も読んでみます でも誉田氏はいろんなタイプの本を書きますね
4. Posted by きりり   2010年05月14日 04:12
えち君 月9見れてないんですけど...  書き下ろしって聞いてた気がしたけど今みたら道尾氏!!ビックリ!
でもワタシ道尾氏ファンではないよ
5. Posted by えち   2010年05月14日 13:17
以前大沢さんと道尾さんのトークショーに行った話を書いていたんで、てっきり好きなのかと思ってた。ごめんね
6. Posted by ソーラ   2010年05月14日 18:07
きりりさん
またお久しぶりです。

誉田哲也、ほとんど読んだつもりだったのに
この本、読んでません。
なんとかしなくちゃ。
キムタクの月9、観ました。
ドラマというかテレビをあんまり観ないんだけれど
なんとなくその日、テレビがついていて
結局、観てしまいました。
リズムというかスピード感がいいんですね。
どこまであのリズムでいけるか?
シナリオと演出の課題ですね。
次、観るかなあ・・・?
7. Posted by きりり   2010年05月17日 02:19
えち君 良いのです
あのトークショーは、あ〜言うイベントに行ってみたかったの
8. Posted by きりり   2010年05月17日 02:21
ソーラさん
私自身ドラマ見てないんで何とも言えず でもあの中国の女優さんはレッドクリフの人なんですね 声がやたらカワイイと言う印象があるんだけど すごい人を使っていてさすが月9?

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