2011年08月31日

折原一「黒い森」2

「ミステリー・ツアーの目的地で待っている」
 駆け落ちする二人の恋人に同じ内容のメールが届いた 
 行き先は、樹海の奥、作家が家族を惨殺したと伝えられ る山荘
 ツアー客が一人、また一人と樹海の闇に消えてゆく中、
 恋人が待つ目的地へ辿り着けるのか? 
 そして山荘の固く閉ざされた一室で待つものとは……

すごい久しぶりの折原一氏
翻訳モノとか読んでた後だったから、逆に新鮮に感じました

本書は三部構成になっていて、
表に、謎の恋人からのメールで呼び出された女性側の話「生存者編」
裏に、同じく呼び出された男性側の話「殺人者編」と読み進み
最後に読者は、真ん中に袋とじの「謎解き篇」を読むと言う段取り

「生存者編」を読んでる時は、久々で良かったんだけど
「殺人者編」が同じ行程で少し飽き、
「解決篇」の謎解きがあまりにあっけなくて驚きました

その驚かされっぷりがある種、こんな結末とはわかるまい ふ...って
折原氏が思ってるかわからないけど作者独特の叙述でもなかったしで更に驚くワタシ

一番肩すかしだったのが、恋人二人が樹海を歩く時に
無理して運んでいた大きな荷物
一体なんだろう?と思っていたら、えっ!これ?と又また肩すかし
そしてふたりの結末も肩すかし(失礼)

ん〜どうしちゃったんだろう 
やっぱりデビュー作の叙述っぷりが一番だった気がする


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この記事へのコメント

1. Posted by yori   2011年09月01日 12:46
きりりさん こんにちは
折原一、未読です。
これはデビュー作がお勧め、
ということですね 笑
2. Posted by きりり   2011年09月04日 01:13
yoriさん デビュー作はとっても面白いです 最後の最後までカラクリがあって今でも一番だと思います
3. Posted by EYSHサイコー   2011年11月24日 13:06
2 このタイプは彼の2作目だが、コレは吉村達也氏の『金閣寺』『銀閣寺』のどちらから読んでも…の模倣だろう。折原氏の小説はくどくて訳が判らなくなり、好きになれない。それに対し吉村氏は、人の心理を巧みに表現して、早く続きが読みたいという気になる。

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