[伝奇怪奇]

2010年12月06日

飴村 行 「粘膜兄弟」

双子の兄弟、須川磨太吉と矢太吉は、フグリ豚なる特殊な豚を飼い生計を立てていた
彼らはカフェーで働く美人の女給ゆず子に熱を上げ、カフェーに通いつめていたが、
いつもふたりはふられっぱなし...
しかし磨太吉がやくざに言いよられるゆず子を助けたことから二人は急接近
幸せの予感をよそに双子には間もなく召集令状が届き、戦地、あのナムールへ向かうこととなる....

粘膜シリーズの第三弾 待ってました!と、こう言う作品に、このかけ声が正しいのか?続きを読む

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2010年02月08日

荒俣宏の裏世界遺産1 水木しげる、最奥ニューギニア探検

水木大先生は、戦時中ラバウル(ニューギニアにあるらしい)に出征
壊滅状態のなか生き残ったが、マラリアを発症し生死をさまよう
体験をしたらしい
そんな臨死体験をした地にもう一度行きたい!と言う
先生のたっての願いで大先生を師と仰ぐ荒俣先生は
先生をニューギニア探検に連れ出したらしい

旅が敢行されたのが2006年、御歳83歳の大先生
そりゃぁむちゃですわ貴方 チャレンジャー過ぎる
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2010年01月24日

飴村行「粘膜蜥蜴」5

真樹夫は大吉と共に雪麻呂の家に招待された
雪麻呂は、町で唯一の病院を経営する月ノ森総合病院の一人息子
町一番の実力者である父を持ち、傍若無人な行動をとる雪麻呂
顔が蜥蜴の爬虫人の富蔵に送られ家についた真樹夫たちは驚く光景を見た....

時代は太平洋戦争の頃
三部立ての第一部は、両親を亡くし唯一の肉親である兄は戦地にいる真樹夫が主人公

大吉に誘われ渋々とついて来た真樹夫は
雪麻呂が誤って殺してしまった大吉の屍体処理を命令され
やらなければお前を殺すと脅される
監禁され絶対絶望で意識混濁の時に見た夢の中に大好きな兄と爬虫人が現れ
大吉は生き返ると告げる....続きを読む

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2010年01月14日

曽根圭介「あげくの果て」4

 世界は狂った、お前はどうだ


「熱帯夜」
ヤクザからの借金の取り立てに命も取られかねない友人のところに
偶然居合わせた男  友人の妻は昔の恋人だった
ヤクザに借金のかたに躰を狙われた元恋人を助けなければ......
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2009年01月26日

早瀬乱「サロメ後継」3

ふと気がつくと、見知らぬ箱が置かれていた
何かに惹き付けられるように男は、その箱を持ち上げ中を開く
中傷だらけの左手首
そしてすべての指が切り取られていた

その箱が置かれたビルでは、「約束の地」と言う会社の入社説明会が開かれていた
店舗数が拡大している その会社を調べはじめた井出川刑事は、その会社には
社長をはじめ自殺未遂りストカットをおこした女性がたくさん集まっていると聞きつける
井出川刑事は、妻がリストカットを繰り返し行い離婚、そして娘も同じ
妻や娘がリストカットを繰り返し離婚や家出をしていたと言う過去を持っていた
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2008年04月05日

乾ルカ「夏光」3

家族と別れ、たったひとり疎開した少年・哲彦は、顔半分が黒い痣で覆われた少年・喬史と出会う
痣をスナメリの祟りと嫌う村の人達に忌み嫌われイジメを受ける喬史
彼の左目には不思議な光が宿っていた....

オール讀物新人賞作です たしかメッタじゃないけど前に何かで評価されてたのを思い出し読みました
タイトルの「夏光」 なつひかり タイトル素敵です しかし、と〜て〜も気持悪い
私は戦時中とかの悲惨な話が、とても苦手で「火垂るの墓」とか絶対に見ません  
なので、作品の気持悪さ、プラスアルファ〜 戦時中な雰囲気に、読まなきゃ良かった....と思う程でした続きを読む

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2008年02月09日

高野和明「K・Nの悲劇」3

本がベストセラーになり手にした新居
妻・果波とともに幸せの絶頂にいた修平 本の売れ行きに止まり
新たな本の構想も決まらぬまま、マンションのローンや生活費に
妻の収入を当てにするほどになっていた
そんな時、果波に妊娠を告げられる
今の生活を維持するため、子供を諦める決断をした時から
果波のなかに別の人格が生まれた
それは彼女がつくり出した人格なのか、それとも別の何かの存在か...

冒頭の神社での猫の出産シーンからホラーな雰囲気を漂わせる本書
デビューの「13階段」を読んだ後、「6時間後に君は死ぬ」を読み
まったく違うテイストにちょっとビックリしたけど、本書を読むとと初期から
SFと言うかホラーと言うかバリバリなミステリでないのを書いてるんだと納得続きを読む

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2007年10月04日

岩井志摩子「岡山女」3

 「死霊より怖いのは生霊 それをも凌ぐのは生きた人間」

地獄はもちろん怖いけど、生き地獄だって怖いでしょ?
あ〜嫌だそんなものに陥りたくない

妾として両親を養っていたタミエは、男が、たった一度の事業の失敗で
乱心しタミエの左目を刀でつき、自らも喉をついて死んでしう
視力を失った目は、そのかわりに死者の姿など見てはいけないものが
映し出されれるようになった
両親のため霊媒師になったタミエは、怪しげな依頼者や霊の気配に患わされる日々続きを読む

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2007年09月04日

矢部嵩「紗央里ちゃんの家 」3

毎年僕たちは家族で従姉の紗央里ちゃん家に泊まりがけで出かける
今年はママとお姉ちゃんが行かないので、パパと二人で出かけた
家に着くと、伯母さんは肩から下が血だらけのまま僕たちを迎えてくれた
「?」
何事もないように招き入れてくれた伯母さん
おばあちゃんは死に、そして紗央里ちゃんは家からいなくなっていた
そして洗面所の床から一本の指が見つかった
いったいこれは誰に指? 充満する臭いと何か今までと違う人達
第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作

え〜なんでしょう
森見氏のブログで、これを読んだと書いてあった為、読みました続きを読む

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2007年07月30日

岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」4

お女郎の寝物語り 
眠れぬ夜には聞かない方がいいが、でもつい聞きたくなってしまう怖い話
さて一番怖いのは、自分の前にいる女

表題作の「ぼっけえ、きょうてえ」
岡山弁のお女郎のひとり語り 日本ホラー大賞受賞
おまけに山本周五郎賞も受賞していたとは!
もちろんこれが岡山弁の語りであったのが大きな要素と思うけど
恐怖と言うものが少しづつ形を作りながら、最後に持ってきた一言の見事さ
わ〜お見事!って思わず言いたくなった続きを読む

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