伊坂幸太郎

2011年07月03日

伊坂幸太郎「マリアビートル」4

誘拐された峰岸の息子を奪還し身代金と共に東北新幹線に乗った蜜柑と檸檬の二人
彼らは、容姿が似ていて双子に間違えられる二人組の殺し屋

その身代金を新幹線で盗む仕事を受けた運の悪い殺し屋・七尾
やる事なす事必ず裏目に出る男
簡単な仕事なはずなのに、必ずピンチに見舞われる

その電車に乗り合わせたのは、
王子と呼ばれる中学生に息子をビルの屋上から突き落とされた元殺し屋の木村
意識不明の重体の息子の復讐のため新幹線に乗る王子を狙う

見るからに優等生にしか見えない王子
仲間を支配し大人も何もかも自分の思い通りになる人生は甘いと考えている

そんな殺し屋たちを乗せて東北新幹線は盛岡へ

読んでいたら見たことのある奴が「槿」
なんて読むんだっけ?と思っていたら「グラスホッパー」のやや続編 やや?
続きを読む

tg-wco4be2 at 19:05|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!

2011年01月23日

伊坂幸太郎「オー!ファーザー」5

これは由紀夫とその4人の父親の話だ

常にギャンブラー、感で生き抜く鷹
いつも静かに本を読んでいる大学教授の悟
スポーツマン熱血中学教師の勲
元ホストで美男子、女のことしか頭にない葵

4人と同時につき合っていた母親は誰が父親かわからぬまま由紀夫を出産
自分が父親であると主張する4人は同居を決意
ばらばらな性格の4人に育てられた由紀夫は高校二年生である

久々伊坂氏の作品
そう久々にとても面白い!!!!!!!!!!
これぞ私好みな伊坂作品続きを読む

tg-wco4be2 at 19:52|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!

2009年11月22日

伊坂幸太郎「あるキング」2

弱小球団、仙醍キングスの監督が亡くなった時、
この世に誕生した少年・山田王求(オウク)
王になるために生まれてきた男

狂信的な仙醍キングスのファンである両親に育てられ
数奇な人生を歩むコトとなる

幼少の頃から天才の片鱗をみせていた王求
リトルリーグに入り仲間や監督などと接するうちに
その才能は、だんだんとまわりの人達を畏怖させるようになる

かなり久々な伊坂作品
「ゴールデンスランバー」から、ちょっとヒイた感じだったので
「モダンタイムズ」は今だ未読
本書もタイトルが不安だったけど、読んだら やっぱりオナジ路線で ん〜続きを読む

tg-wco4be2 at 16:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2009年08月31日

「I LOVE YOU」アンソロジー3

 恋愛には物語がある
 初めて異性を意識しはじめたとき、そして別れを予感したとき…
 さまざまな断片から生まれるストーリーを、現在もっとも注目を集める
 6人の男性作家たちが紡ぐ、書き下ろし恋愛アンソロジー

2005年の作品です
その頃もっとも注目を集めるって言うのは
伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司、中田永一、中村航、本多孝好の6人
すごく前にブックオフで購入、当時は伊坂氏が入ってるから買お〜的に購入
続きを読む

tg-wco4be2 at 01:25|PermalinkComments(3)TrackBack(0)clip!

2007年12月17日

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」3

逃げる 逃げる 逃げる 逃げる....
逃げると言う行為は孤独の極みなんじゃないかと思う
幼い頃のかくれんぼだって鬼が一人なのに、あれだけドキドキして怖かった

この主人公 青柳雅春は、知らないうちに日本国の首相を暗殺した犯人にされて
警察、国から追われてしまう 鬼ごっことはわけが違う
それも濡れ衣だ もちろん職業スナイパーとかではない 元宅配のドライバー

普通の生活を送っていたと思っていたのに、友人が「何か大きな謀略に
巻き込まれている逃げろ」とコトバを残し殺されてしまう
全く事情のわからないまま逃げる青柳 追う警察 いったい彼は逃げ切れるのか...

あきらかにケネディ暗殺事件なんですが、山ほどの憶測を生み出したケネディの
事件って、あからさまに封印されていて逆に憶測が飛び過ぎている(たぶん)
それをベースとして、オズワルドにされる青柳の逃亡劇
続きを読む

tg-wco4be2 at 02:26|PermalinkComments(4)TrackBack(1)clip!

2007年05月17日

伊坂幸太郎「砂漠」4

「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…
学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で
超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく
パワーみなぎる、誰も知らない青春小説

 「大学の一年なんてあっと言う間だ」
大学どころじゃない 大人になったら一年なんてもっと早い
年々早まる時間の早さに、時計狂ってんじゃないの?と思うコトさえある
しかし、きっと そんな時の早さを感じはじめるのが大学生の頃なのだろう続きを読む

tg-wco4be2 at 03:14|PermalinkComments(22)TrackBack(6)clip!

2007年02月18日

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」3

「キリンに乗ってくから!」
「見たいだろ 俺なら見たいよ 仙台の街のそのビルの屋上に、キリンだよ 俺なら見てから死ぬね」
そりゃ見たい 自殺する前に 冥土のみやげです

空き巣に入った家の留守電から聞こえてきたメッセージ
今から自殺するからと言う女の声に今村は取りあえず折り返し電話をしてしまう
そして必死の説得が、 キリン......です 
ビルとビルの間とか屋上からチラッとキリンが見えるのを想像するだけで楽しい
そんなコトからつき合っちゃう恋人 大西続きを読む

tg-wco4be2 at 02:18|PermalinkComments(15)TrackBack(4)clip!

2007年02月09日

伊坂幸太郎「グラスホッパー」4

「妻をひき殺され復讐を企む男」鈴木
「人はみな死にたがっている」と人を自殺においやる男、鯨
「オレは自由だ」女も子供も殺すのが得意な、蝉
そして「押し屋」の槿(あさがお)
この三人の殺し屋とお人好しの鈴木 自分たちのするべきコトを見定めた時、この物語は動きだす

この話、人が簡単に殺されていく もちろんプロの殺し屋が3人と結構この業界(殺し屋界なるもの)
の奴らが多数登場してるんだから当然と言えば当然なのだろうけど
伊坂幸太郎は、いつも面白い話とともに、とっても残酷な筋書きを用意している
いつもクールな文体と言うか語りの口調で何となくそんな感じがしないんだけど
人殺しだけど何かに悩んでいて簡単に憎めないように作られてるから
結局、私は皆死なないでほしいな〜とか思いながら読むコトになる続きを読む

tg-wco4be2 at 02:09|PermalinkComments(4)TrackBack(5)clip!

2006年11月12日

伊坂幸太郎「死神の精度」4

死神の裁量とはなんだろう?誰が死ぬべきなのか?何故死が与えられるのか?
いったい死に値するとはどう言うことだろう? では生きるに値するとは?

たしか昔、下界に降りてきた天使がサーカスの団員に恋をして人間になる映画があった
ポスターか何かで天使は黒いスーツ姿でビルの上とかに寂しそうにポツンといた
この死神にも同じような姿を重ねてしまう 
死神は感情がないらしく、人間になりたいほど人を愛したりとか
感情に溢れているわけではないけど、感情がないと言いながら人の死を見届けるのは、
ほんとはちょっと空虚な気持ちになるんじゃないかなって思うからだろう

「死神の精度」「死神と藤田」「吹雪に死神」「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」
の6編を収録
続きを読む

tg-wco4be2 at 14:39|PermalinkComments(16)TrackBack(4)clip!

2006年11月02日

伊坂幸太郎「終末のフール」3

8年後に地球が滅亡する
どうする?

8年と言う年月は、あと50年くらい生きられちゃうのかな〜とか考えてる人にとっては短い
でも頭で考えれば色々できそうだ とすると長い 
なんとな〜く永遠にも感じるような年月な気がする 
そして数年経つ あっと言う間だろう 絶望感からのやみくもなパニックがどうにか収まり、
心構えとか偽永遠みたいな現実感とか漂うなかで
取りあえず穏便に平和に暮して行こうよと誰もが思いはじめる
そんな滅亡まであと3年の頃を描く 8編

「終末のフール」「太陽のシール」「篭城のビール」
「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」「天体のヨール」
「演劇のオール」「深海のポール」

残酷なものを見ちゃった今、団地ヒルズタウンの住人達の日常は淡々として見える
きっと死とか絶望とか希望とか今さら口にしていいのかな?と心に仕舞いこんでいる
続きを読む

tg-wco4be2 at 02:11|PermalinkComments(14)TrackBack(3)clip!