恩田陸

2009年06月07日

恩田陸「恐怖の報酬」日記4

旅に出発につきものは徹夜です
毎度2時間とか徹夜状態で向う旅 爆睡のなか到着する空港 時差ぼけ一切なし 到着が夜でも、またまたぐっすり眠れます
ま〜これが私の旅の基本ですが、本書の著者恩田氏並びに担当編集の方も同じだと判り同士を見つけて大変嬉しい

過去作家の旅日記と言えば、乙一氏他3名作家のゆかいな旅、奥田英朗氏の港めぐり..を読んでました どれも意外と普通の人だったり、やっぱり作家的だったりと感じる思うところがありましたが、本書はエッセイなんて書くんだ〜な恩田氏のイギリス、アイルランド旅
図書館で地球の歩き方みたいな表紙なのに恩田氏の名前があって、ふっと手にとったのですが、場所がイギリス&アイルランドなんて素敵な感じで読むのをためらったんですが、な..割に表紙が地球の歩き方?なので、あなどれないと思い読みました

感想は「恩田陸は旅も恩田陸だった.....」
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2009年02月19日

恩田陸「きのうの世界」3

コドモの頃、よく夢に出てくる街があった
夢のなかでは隣の駅の周辺だと認識してるのだが
何かが微妙に違い街はくすんだように灰色がかっている
いつも私は、何かから逃げ命からがら廃墟のようなビルの中を彷徨っているのだ....

本書に出てくる街も、何か懐かしいようで何か得体の知れない
現実と微かに次元が違う別世界のよう
3つの塔と水路のあるその街のはずれで見つかった死体
その男は1年ほど前に失踪していた男だった
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2007年09月20日

恩田陸「不安な童話」4

今の私の前に私が誰かの人生を送っていたとしたら
私はどんな人達に囲まれ、何を考え、誰を愛し、誰を恨み、そしてどう死んでいったのだろう
私は幸せだったのだろうか 何か思い残したコトはなかったのだろうか

一枚の絵を見た時、万由子は自分がこのハサミで殺されるコトを知っていた
その絵は、死んだ女流画家・高槻倫子の作品で、25年も経って遺作展を開いたのだった
何故自分は、この絵に描かれているコトを知っているのだろう 既視感
その絵を見ているうちに万由子は気を失ってしまう....

数日後、万由子の元へ一人の男性が訪ねて来た
「あなたは母の生まれ変わりではないですか?」
倫子の息子・秒は自分は必ず生まれ変わると言っていた亡き母の話をした続きを読む

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2007年06月11日

恩田陸「チョコレートコスモス」4

「ガラスの仮面」は面白い
普段目立たない北島マヤと言う少女が、芝居となったとたん豹変し
それが舞台でも公園でもどこでも、別の世界をつくり出してしまう天才
それに対抗するのが、姫川亜弓
映画監督の父と、女優の母を持つサラブレット そして美人
しかし七光りに負けず日々努力を重ねると言う女優王道まっしぐら
この二人が伝説の「紅天女」を演じるため、競い合うと言うもの話

このわかり易い構図 この構図を盛り上げるべく、紅天女を過去演じた
唯一の女優 月影先生とか、マヤを影でささえる紫のバラの人とかが登場
私はマヤが神懸かり的に演ずる姿が好きで、マヤになった気分で読んでいたと思う続きを読む

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2007年04月19日

恩田陸「エンド・ゲーム 常野物語」3

「裏返さ」なければ「裏返される」
正体不明の「あれ」と戦い続けてきた拝島親子
最後のプレイヤーとなった娘が誘い込まれたのは、罠と嘘の迷宮だった

「裏返される」
とにかくこの一言は強烈
「光の帝国」のなかの「オセロゲーム」を読んだ時は、なんだか知らないけど
いったい何に!何のために!とか、とにかく気になってしまってしょうがなかった

前作は「裏返された」父親を取り返すため、母と娘が立ち向かうところで終了
そして本作は、母の瑛子が旅先で倒れ意識不明になったところから始まります続きを読む

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2007年03月31日

恩田陸「蒲公英草紙」3

東北の農村の旧家 槙村家のお嬢様 病弱で家にいる聡子の話相手に、
年の近い峰子が選ばれ、 槙村家に通うコトとなる
春の終わり、空に赤い凧が上がり、朗々とした子供の唄声がどこかから聞こえて来た
牧村家に現れた春田一家 
何年もの歳月を超えて、人々を「しまう」ことの出来る常野一族であった

「光の帝国」の続編 「大きなひきだし」の「しまう」能力を持つ人達が登場します
続編と言うか、もっと人がこんな不思議な世界に近かった頃の話
彼らは、誰が会うべき人がいる徴を感じこの村にやってきた
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2007年01月21日

恩田陸「光の帝国」4

常野(とこの)と言う一族がいた
田舎に住み、音楽を好み、心やすらかに暮らしていた
彼等は常人が持たない不思議な能力を持っていた
膨大な書物を暗記出来たり、将来を水に映しだしたり、
遠くの出来事が聞こえたり、空を飛んだり、

それは彼等にとって特別なことではない 何のために彼等が存在するのか?
きっと生きるコトと同じように必然であって自然なコトなのだろう
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2006年10月25日

恩田陸「ドミノ」3

7月の締めにどうにか間に合わせる為、拝み倒して取った
契約書を持って移動中の部長を待つ関東生命八重洲支店
差し入れのお菓子を買いに優子は東京駅へ向った
始めての俳句の会に出る為東京駅で待ち合わせをした老人の紙袋と
転んだ若者の紙袋が入れ代わったところから、事件が始まる

俳句の会のメンバーの元刑事達、
子供ミュージカルのオーディションに参加する少女二人と母、
女と別れる為に美人のいとこを使って別れ話を企む男、
大学のミステリー研の時期幹事長を争う二人、
公開された映画の為に来日した監督とペット?そして霊感のある日本の担当者とか
総勢27名と1?が繰り広げる話のドミノ 偶然は必然を呼ぶ?
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2006年09月20日

恩田陸「夜のピクニック」3

ついに来たか、この日が
高校最後の行事「歩行祭」
全校生が80キロの道のりを朝から翌朝まで1日かけて歩きとおす
貴子はこの日に小さな秘密の賭けをしていた

貴子は高校三年生になり、とうとう異母兄弟の融と同じクラスになってしまう
数年前ほとんど会うコトのなかった父親の葬式で、
はじめて会う兄弟に密かに心はずませていた貴子は
その日の融の敵視するような視線に、わだかまりを感じる
私のせいじゃないのに..と思いながらも、罪悪感を感じる
二人とも相手を意識しながら、自分達のしらないところで起きたこの事情を
口に出さないまま抱え込んできた
この夜行祭と言う普段と違う状況のなかで、ふたりは何を得るのか?

80キロですよ!それも丸一日夜中も歩く!なんて、高校生なら特にハイな状態になるコト間違いなし
恋やら将来のコトとか、こんな時にしか話せない いや話せる時は二度とないだろう
普段自分達が見てきた同級生達の全く違う姿や考えが見えてくるモノだ続きを読む

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2006年09月10日

恩田陸「六番目の小夜子」3

高校生の頃に何を思い、何に憧れ、何を笑い、何に怯えていたのだろう
そしていつも最後に自分自身になんと言って納得させていたのか?
今も唯一思い出せるのは不安感だ
もちろんその後の人生、た〜くさんの不安な思いをした
でも大人になってからの不安は、起こりうる不運な結果が十分想像するコトができる故だろう
高校生の頃は実感乏しく、きっと何の心がまえをしていいのか判らないほど
不安だったのではないか これから自分はどうなっていくのか?
もう今のような時代は過ごせないのだと言うことだけは薄々感ずいていた

そんなコトを思いださせてくれたこの本 恩田陸のデビュー作 
心のなかの不安な気持ちを丁寧に書いている
ある学校に伝わる「サヨコ」の伝説 三年に一度サヨコが選ばれ約1年に渡るゲームが始まる
そして「六番目のサヨコ」が生まれる今年  何故を持つ美しい転校生 津村沙世子があらわれる
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