折原一

2010年05月11日

折原一「叔父殺人事件」3

祖父が亡くなった後、認知されていた 妾腹の子である叔父・四郎が現れる
遺産の分配を得、ビジネスをはじめたが会社は傾きかけネットで集まった
ネットで集まった男女四人のワゴン車のなかで練炭自殺を計り命を落とす
数年前からパートナーとしてビジネスを手伝っていた「僕」は、叔父の集団自殺に
疑を持つ叔母から真相を探るように依頼を受けた

叙述です
折原一氏です 超久々

ネットの自殺サイトって本の題材などや事件になりながら
見たことがありません
実際どの位の人が集まっているのか? それにより自殺を図っているのか?
想像がつかない 
今wikiでみたところ2006年で34件91人が死亡しているらしい
なんで数字とか書いてるんだろ? 詳しくはwikiを...
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2006年09月23日

折原一「倒錯の死角」3

ベッドの上に白くすらりとした脚が見える 
向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった
怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる 
あちら側からは見えないはずだ ─屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、
やがて悪夢のような惨劇が 折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編!

まさに折原一の小説を評するのに適した宣伝文! あまりの見事さにそのまま載せました
若い女性や欲望、狂っていく人達..折原一は折原一だ
倒錯シリーズは一応完結しようと図書館で目についたので借りてた本
叙述ミステリーの代表であり、読者が読みながら頭がこんがらがっていくと同じく
登場人物達も精神に異常を来し追い詰められていく 
そしてそれが犯罪を犯す...のか否かが、叙述の起点となるところ
おっといけない また騙されると早々に気がつかないのです 
なので結局のところ騙されながら読んでしまう続きを読む

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2006年08月28日

折原一「ファンレター」3

「はじめてお手紙を差し上げます... 」とはじまる手紙を作家はどれだけ受け取るのだろう
作家の思いとは別に、読者は自分の好きなように理解して
泣いたり、笑ったり、怒ったりしてるんだろう それが本を読むモノの特権だと思う 
その一言に、まったく本とは違う自分の感傷や思い出を重ねる

誰でも、この登場人物って私に似てるところがあるくらい思うことがあるだろう
(私も思うことがあるが、えてして悪いほうで、ちっあたしを見るようだと呆然とする...とか)
これは間違いなく私に違いないとか、これは先生から私へのメッセージよ..まで行くと..ね

この本の主人公は覆面作家の西村香 誰も知らない彼か彼女に宛てられた
ファンからの手紙から始まる9つのミステリーである
思いあまって出したファンレターから、その作家に会い結婚まで約束した女性や
作家のファンである図書館司書からのしつこい講演依頼
父が殺された謎を解いて下さいとか
お金なら払うからと1000万つんでまで私を本に出してと言うミズリー顔負け女やら
綺麗な担当をつけるからと無理矢理旅ルポを頼む編集長とか
どいつもこいつも揃って断っても断っても何度でも手紙を出す!
だいたい覆面なんだから顔さらせないし〜とか全然理解してくれない、かなり迷惑
いやとても恐ろしい人達である続きを読む

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2006年07月29日

折原一「黒衣の女」3

何がどうなってるんだ...  
残り三分の一を切った時、先が知りたくて知りたくて我慢出来ない
普通のミステリーもそうだが、特に叙述系だとあからさまに、さぁ君にはわかるまい ふふふ
と、作者の声が聞こえるようである 
ちきしょ〜 まず時系列じゃないし...
折原一の叙述トリックは、一筋縄ではいかないのだ 

「わたしを探してほしいのです」
記憶を失った私は、ふっと見つけたボロボロの探偵社を訪ねた
見知らぬ三人の男の名前と100万円の束が私のカバンに入っていた
調べるうちにこの三人は殺されていたコトを知る 
いったい何故私は彼等の名前を知っているのか?
そして現場で目撃される黒衣の女 私はだれなの?

「倒錯のロンド」では最後まで何度も騙された
叙述トリックの中にも、氏の作品はパズルのようだ
ただ問題なのは、このパズルは最後の一枚を入れてからしか
他のピースの入れれない仕掛けになっている続きを読む

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2006年06月08日

折原一「倒錯のロンド」3

一心に書いた小説が誰かに盗まれた 
そして小説を預けておいた自分の親友が殺され
自分が容疑者に、挙げ句の果てに盗んだ相手が推理小説新人賞を取ったら?
盗まれた証拠がないなら、たしかに報復に出るしかないでしょう 目には目をだ! ん?

「叙述トリック」って言うんですね
作品自体の構成がトリックになっていて
「私」がいったい誰なのか?ドンデン返しが用意されていて最後まで騙される読者=私
何度ものドンでん返し え〜!と思いながら騙されまくりです
初の折原作品の「倒錯のロンド」
いいタイトル 
倒錯と盗作のロンドが続く

盗んだ奴と盗まれた奴、
盗んだ小説と盗まれた生活
緊迫の駆け引き続きを読む

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