奥田英朗

2011年04月27日

奥田英朗「純平、考え直せ」3

坂本純平、21歳
新宿・歌舞伎町の新米部屋住みのヤクザ
兄貴分に憧れ、女には弱い、取り合えずは金バッチを..と修行一筋の身
そんな純平が 組長から鉄砲玉を命じられる.....

奥田氏は、オリンピックの身代金以来... と書いて
オリンピック...の感想書いてないことに気づいた はぁ 面白かったのに

ま〜それ以来ですが、ん〜純平が考え直すかの3日間の話とは...
好きな女には気遣い出来るし、兄貴には憧れる
けっこう真面目(??)な極道志望
どうにか上に這い上がらねば..と思ったところに鉄砲玉を頼まれ俄然やる気を出す

この大事の前に遊ぶよう金を渡され何時もと違う生活をする純平の前に
この街の住民である元大学教授やホステス、オカマなど街の住人、
昔の悪仲間、自分を捨てた母親など様々な人に出会い 純平の心を微かに揺らすのだ

最後まで、どうまとめるのかな?と思いながら読んでいったが
最後は奥田氏っぽいなと言う結末だけど、ちょっとモノ足らなかったなと言うか、やや消化不良 あっと言う間に読み終わります

純平が偶然一晩過ごした派遣OLが、彼の事を掲示板にあげ
賛成派、反対派、喧々囂々と書き込み、増え続けていく
それが邪魔や最悪に通じる、とことん続く連鎖のようで、悪趣味極まりない

人は寂しいのか 冷たいのか 汚いのか
複雑かつ単純 そして悪いことはすぐ忘れる癖がある動物だ


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2010年09月30日

奥田英朗「無理」3

 合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人
 相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー
 久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生
 加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン
 堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳
 山本順一―もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員
 出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか.....

奥田氏の「邪魔」「最悪」に続く第三弾! 嫌なことは、往々にして止まらず雪だるまのように膨らみジェットコースターのように最悪の状況まで落ちて行く.... なんと陳腐な説明

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2009年03月24日

奥田英朗「最悪」3

「あ〜もう めんどくさい!」
先週の木曜日5時
私は目の前にいる奴に叫びたかった
「最悪だよ」

下請け工場で1個数円の部品を納入する川谷は休日返上で仕事をしなければ追いつけない自転車操業
それなのに近所のインテリ夫妻が土日くらいは騒音を出すなと文句の果てに役所や警察沙汰
数千円の仕事には不良品が出て何倍もの保証金を払い、引きこもりの従業員は無断欠勤を繰り返し
家には無言電話が鳴り響く.....そして、その上取引先に無理な設備投資を頼まれローンを組んだ後に
借金を申し込んだ銀行に突然借り入れを断られる......
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2008年01月08日

奥田英朗「マドンナ」3

よく男性は初恋の人を覚えていると言う
こんな”男性”とか十把一絡な書き方していいのか判らないけど
男の方がロマンティックだとか、傷付きやすいとか...
ま〜私は女性しか体験したコトないから真相はわからないけど
この本を読むと、ま〜そうかもね〜と思いたくなる

「マドンナ」は、42歳の課長さんが若い同僚を好きになり
多少の妄想を膨らませスーツ新調しちゃったりして寝ても覚めても
その子のことばかり...挙げ句の果てに部下と取り合いの喧嘩までしてしまう....
そして最後は彼女が嬉しそうに他の男性と話している顔を見るだけで
あ〜さらば〜オレの恋♪と失恋してしまうのだ

もちろん42歳の課長さんは加藤雅也ばりの人ではないので(あたりまえだ)
カッコいいバーで大人な恋を語ろうとか手練な奴ではない
奥さんには、あ〜また始まったと心配されたりなトホホな感じである続きを読む

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2007年08月10日

奥田英朗「ガール」3

 30代 OL 文句ある?
 さ、いっちょ真面目に働きますか

ふざけんな さ、いっちょじゃぁない! こちとら真面目に働きまくりじゃ

仕事に関して言えば、女であるほうが、たしかに苦労は多いと思う
環境によってあまり隔たりないとこもあると思うけど、けっこう至るところに
へ? って思うような障害が待ち受けたりして、踏み足間違えて転んだり捻挫したり
ま〜大変ですよ 色々

私が男だったらこんな苦労はしないはず〜とか思う事もあるけど
よくよく考えれば、女だからやってるコトが目立つようなコトもあって
結局のところ、得してんだか損してんだか....
それに人生、男だから女だから以外に、山ほど悩むべきことあるしね(なんなんだこの出だし..)続きを読む

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2007年07月19日

奥田英朗「邪魔」4

ひとつひとつの日常は、ありふれた出来事の羅列に見えるけど
そのひとつひとつをよく見ると、捩じれて絡まり、ほぐすことなど容易に出来ない

刑事の九野は7年前、交通事故で妻を亡くし、今も眠れぬ日々を送っている
及川恭子は家のローンのためスーパーで働く子持ちの主婦

発端は、恭子の亭主である及川の会社の放火事件
その日当番で会社に泊まっていた彼が犯人を目撃
消火のために火傷を負ってしまう

はじめは、会社が昔カンケイあった暴力団の犯行と思い捜査陣は
捜査を一方的に始めるが、何も証拠が出ない
そのうち九野は、及川の行動に不審をいだき個別の捜査を始める....続きを読む

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2007年05月08日

奥田英朗「町長選挙」3

これって伊良部が入ってないか?と、他の本の登場人物達を形容しちゃうほど
今や伊良部って確立されたイメージがあるが、久々に読んで、おーこれこれ〜と楽しめました

彼のもとを訪ねる人のほとんどは、何か心に硬いものがあって、どこかで無理しちゃったりしてんだろう 
しかし、彼の好き勝手なと言うかよく言えば解き放たれ(すぎ)たとこをまじかで見ると
無理すんのがバカバカしくなるだろうから、彼は天性の精神科医と言えるだろう(ある種逆説)

伊良部シリーズ三作目、4作を収録
「オーナー」
「アンポンマン」
「カリスマ稼業」
「町長選挙」

今回の作品は、モデルになる人がいる 
「オーナー」は新聞社と野球団をもつワンマンなオーナーと言うので読売のナベツネ殿
あえて憎まれ役と言うかワンマンな彼がパニック症候群になって狭いところとかで息ができなくなったり
して最後は車まで箱に感じて、大挙する記者達の間を通る時は騎馬戦で、車は観光バス読んでくれ〜
となるほどの重傷になる続きを読む

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2006年10月24日

奥田英朗「サウスバウンド」3

二郎は小学校6年生
朝は毎日四杯のご飯を食べないと昼までもたない、学校の帰りに古本屋で漫画読んだり
仲間と女湯がのぞきに行ったりと、ま〜楽しくやっている
二郎には近くで喫茶店を営む母と妹、そしてめったに会わない姉、
そしてめっぽう変わってる父がいる
一応もの書きらしい そして常に国や体制がとても嫌いらしい
最近の悩みは中学生の不良に狙われだしたコトと父がどうやら元過激派らしいコト

中学生の不良におまえの母親の過去の事件を聞かされた頃、家には父の知り合いが居候を始め、
父や母の過去がわかってきます で、ほんとの革命家だったんですね それも伝説の...

二部構成になっているこの本
一部は東京編で、おかしいと思ってた両親の過去や居候の起した事件を発端とした
両親の過去や不良との対決や友情が描かれます
そして二部は、色々あって家族に移り住んだ西表島が舞台となって、
ここは日本か!って言う異文化みたいな生活が描かれる続きを読む

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2006年09月06日

奥田英朗「ララピポ」3

今ブログを半分書いたところでフリーズ ショックです....気を取り直して

対人恐怖症のフリーライターはつまらない記事を書き貯金を切りくずして生活している
この仕事がなくなったら...
上の階に住む男は週に5日は女を連れ込んでいる それも違う女
金もないのに盗聴器を買い夜な夜な盗み聞きをする
仕事がない時は いくつかの図書館を順繰りに回っている
いくつかの図書館で会うぽっちゃり位ではない女性と話し彼女の家へ
そして気がつけば彼女の首にオレの手が....

みごとに線の上に乗っかっちゃッてる6人の登場人物
線を超えるのか超えないのか
転がるコトに知っているかのようだ

対人恐怖症のフリーライター
AV・風俗専門のスカウトマン
NO!と言えないカラオケBOX店員
文芸コンプレックスの官能小説家
専業主婦にして43才新人AV女優
デブのテープリライターの女
選りすぐりの負け犬たち、ここに集合..... らしい続きを読む

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2006年08月15日

奥田英朗「港町食堂」4

船で金比羅さん参りをしたい
今年掲げている目標の1つだ(これが目標なのか!)

二年位前から旅を私は分類していて、観光しない豪華旅館ホテルでゆっくり過ごす旅、
神社仏閣歴史見まくりの旅、チャレンジャー怒濤の夜行バスゼロ泊の旅...などなど、
バラエティ豊かなメニューを楽しむようにしている
チャレンジャー的な旅を1つとして船旅がしたかった 
飛鳥とか豪華客船でなく、哀愁漂うフェリーで現地に入りたい

こんな私の夢を体言したような企画があったとは!この本は「旅」と言う雑誌の連載をまとめたモノ
港町食堂
実は、この表紙を見て「空中ブランコ」的なアウトロー&コミカルなミステリーだと思い
手にしたら旅行記じゃありませんか〜
無理矢理、船で日本各地の港に入り、食堂やスナックを渡り歩く旅を楽しむとモノ
「いい人は家にいる」??を座右の銘にする超出無精作家 奥田英朗が
編集者やカメラマンに連れられていくのだ

奥田氏の本は「空中..」しか読んだコトがないが、そのイメージの延長上のように
屁理屈をこね、ひねくれたりはしゃいだりしながら色々のたまう 
途中直木賞も受賞し特別待遇を望むも雑魚寝やら二段ベットの部屋やら個室が与えられず
大騒ぎの子供に囲まれ、現地につけば吹雪きで帰ってこれなかったりと巨匠では味わえない旅と嘆く続きを読む

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