金原ひとみ

2007年03月28日

金原ひとみ「アッシュベイビー」2

なんだろう? 金原ひとみの本って、金原ひとみって本の表紙に書いてあるから読んでるんだと思う
行くならもっといっちゃって欲しいし、いかないならもっともっと足下でうじうじして欲しいし
中途半端な感じと言うか..... でもそんな感想もっちゃうのも金原ひとみだからだと思う(はぁ〜?)

順番として「無銭優雅」の次に読みはじめたので、あの本の後読んで平気かな〜と思いながら読み始めた

ルームシェアしている男友達のホクト(きわめて普通っぽいが幼児性愛者)は、誘拐した赤ちゃんを部屋に置いている
その同僚で、美しい手をもつ村野さん(きわめて普通っぽいが傷と血が好き)は、乞われれば結婚までしてくれる
主人公のキャバ嬢 アヤ(まったく普通っぽくないが、彼らに比べたら普通)は、好きな人がいて、そして死を待っているだけ....続きを読む

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2006年09月22日

金原ひとみ「オートフィクション」3

[オートフィクション=自伝的創作小説]
その作家の自伝のように見えるお話である
金原ひとみを蛇にピアスのイメージなのか、
この情緒不安定風な主人公 リンは金原ひとみのように感じる
物語りは22才の冬からはじまり15才の冬まで逆行していく

22才冬・18才夏・16才夏・15才冬

彼女の本はデヴュー作しか読んでいないが
22才を読みはじめて、何かで読んだ誰かの作品のように思えた
リンは精神不安定で暴力的、妄想たくましくと言うか..
この人も年とったな〜 もっと違うようになれば良かったのにと
でも考えると、蛇..の時から話は起承転結がはっきりしてお話に無理がなかった
だからいくら主人公が口汚く騒ごうが、書いてます!って感じがしたのだ

ちょっと(とても)男性に依存してるように見える主人公は、
どの時代もホントは冷静に自分のダメさ加減を自己分析しながらも、
常に暴れ倒し反省し落ち込む
18才もほとんど男と性的なコトばかり騒いでいて、
結局昔から変わらんってコトなの?と思う
しかし若くなればなる程、文章は面白くなる
だから15才の冬の話が一番良いと感じた
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2006年06月20日

文学賞って2 金原ひとみ「蛇にピアス」

文学賞の続き...

少し前に図書館で「蹴りたい背中」を斜め読みした時は、
芥川賞がその年の最高文芸に与えられるものと信じていたので
えっこれがその年の日本の最高の文芸だったのぉ?........と真剣に思ってました
で、新人賞と先週分かって読んだ「蛇にピアス」

私にはお話じたいがそんなに変わった感じとは思えず、
ルイとアマも、ルイとシバの関係も判り易いし ルイの行動も冷めた目線も理解できる
それで殺すところまで行くかが判り易いわけではないですが..... 
この本の説明文の、現代の若者の心に潜む...とかでは、あまりにアリキタリではと思った

それより素直に恋愛小説だと思うんですが
この三人の趣味と言うか世界が、変わった世界のピアスや入れ墨、
身体改造を扱っているので変わった雰囲気を出来ているだけ
たぶん私はミステリーの読み過ぎなため 最後の真相が、ちょっと甘いな...とか
犯人が最後に魅力的じゃなくなってる...とか思ったけど推理小説じゃないんだから..... 
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tg-wco4be2 at 03:09|PermalinkComments(7)TrackBack(0)clip!