恒川光太郎

2008年09月24日

恒川光太郎「秋の牢獄」4

 これは十一月七日の水曜日の物語りだ

永遠に繰り返される一日
自分以外はまったく同じ日々を送っている
その中で何回もの十一月七日を過ごし生きていかなくてはならない
眠る時の期待と、目覚めた時の失望
そんなコトに慣れた頃に主人公の藍は自分と同じ時間をくり返す青年に出会う
そして青年に誘われて行った公園で仲間に出会う

藍は、十一月七日が普通の日であったコトに安堵するところがある
その一日が好きな人の死んだ日であったらどうしよう
とても耐えられないコトだ、じゃ永遠のクリスマスイブとか、入学試験とか...続きを読む

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2008年02月22日

恒川光太郎「雷の季節の終わりに」4

その町には、冬と春の間に神の季節があると言う
地図に載っていない町 行き着こうにも行き着けないその町は
違った時空に存在する
少しだけ神に近い場所

神の季節には雷が鳴り響き鬼がうろつき人を攫う
そう まるで神隠しにでもあったように消えてしまう
賢也の姉もそうだった
「穏」
それが彼らの住む町

姉が消え老夫婦に育てられた賢也は「風わいわい」に取り憑かれる続きを読む

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2007年10月26日

恒川光太郎「夜市」4

友人の裕司に誘われ「夜市」に出かけた いずみ
不思議なものばかり売られている「夜市」
裕司は幼い頃、野球の才能を買うために、自分の弟を売ってしまっていた
しかしその才能も自分にとって結局どうでもいいコトになってしまっていた
ずっと気になっていた弟を買い戻すために「夜市」に来たのだった...

日本ホラー大賞受賞作の「夜市」 やっと読みました
ちょうどこの同じくホラー大賞を取った姉飼も市場で姉を飼うと言う
話であったため、自分の欲しいものの為、弟を売ってしまった....と言うのが
ん〜似てるよね〜と勝手に思っていたら、まったく違う!続きを読む

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