[最近多い翻訳もの]

2011年08月24日

オーサ・ラーソン「黒い氷」3

前作で犯人に襲われ心に深手を追ったレベッカは長い療養生活を余儀なくされ
退院後は故郷キールナに戻り静かに暮らしていたが、地元の検事局から
臨時の特別検事の職を請われ、立ち直りはじめていた

そんな時、国際的企業の広報部長である女性の惨殺死体が湖畔で見つかると言う
事件がおこり、アンナマリア警部はレベッカに協力を求めるのだった.....

三作目の事件の舞台は国際的企業であり成功者であるカリス鉱業
創業者である社長のマウリ・カリスは一代で他国の政府まで
動かすだけの影響力をもつ企業家
彼が信頼し、また惹かれていた広報部長の死の謎を追い
今までの二作とは全く違ったスケールのミステリとなっています

今回描かれるのは、事件の真相と共にマウリや家族の過去
そして同じく家族の記憶や過去に正面から対峙し、今の自分を見つめ直すレベッカ続きを読む

tg-wco4be2 at 03:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年08月23日

オーサ・ラーソン「赤い夏の日」4

ちょうど1週間もかけて三作目なる「黒い氷」を読み終わった
感想を書こうとしたら二作目を書いてないことに気づき、取り合えず忘れる前に
さらっとさらうとする う〜む

一作目で正当防衛とは言え、故郷で三人もの牧師を殺し
ボロボロになって戻ってきた主人公レベッカ
働いていた弁護士事務所に戻るも、広告塔のような扱いで働き空虚な毎日を送っていた

そんな時、故郷キールナでの仕事を受けた上司とともにレベッカはキールナに戻ることに
仕事が終った後も休暇を取ることにした彼女は、また殺人事件に巻き込まれてしまうのだった......

え〜まず、なにはともあれ酷い事件があった故郷に何故戻るレベッカ!?
読者誰の心にも浮かぶ疑問だと思いますが、それはおいといて.....

またも事件は教会
今度は女司祭が殺され、ふとした事から教会が隠していた書類をレベッカが見つけ
前作登場の女性警部アンナに再び出会います
続きを読む

tg-wco4be2 at 03:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年07月18日

ウィリアム・K・クルーガー「二度死んだ少女」4

ウィリアム・K・クルーガーも初読みです シリーズ第4作目

最初に児玉清のあとがきを見つけて読んでしまい
あまりの褒めっぷりに自分の気持が左右されてしまった作品
児玉清の熱中度がわかる程、傑作だと思うけど
さらの自分で読んで、素晴らしさを発見したかった作品

猛吹雪のなか行方不明の女子高生を捜索をしていた元保安官のコーク
遭難しそうな時に少女らしき姿を見つけ無事助けられる
数日後、少女の遺体が雪のなかで発見され
まわりには分かれたばかりのボーイフレンド・ソレムの好きなビールの空き瓶や
スナック菓子のかけらが落ちていた

絶対的な証拠が揃いソレムは逮捕されるが、彼の無実を信じるコークと
弁護士の妻ジョーは事件の真実を探りはじめる続きを読む

tg-wco4be2 at 16:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年06月08日

オーサ・ラーソン「オーロラの向こう側」4

北の町キールナの教会で若い説教師が惨殺された
彼は死に至る交通事故から奇跡的に生還した人物であり
今や教会においてカリスマ的存在だった

キーナル出身、今や都会で活躍する女性弁護士・レベッカ・マーティンソンは
元親友であった彼の姉・サンナに嘆願され一度は捨てた故郷キーナルへ戻るのだった
レベッカは、このキールナの教会で辛い過去を持っていたが、
弟ヴィクトールの死体の第一発見者であるサンナが逮捕され、
彼女の弁護と残された子供二人の面倒を見ることになる

スウェーデン推理作家アカデミーの最優秀賞をとった本作
スウェーデンの作家は、ミレニアム以来 .....と言うか二人目
ぜんぜんスウェーデン作家事情は知りませんが、本作面白かった続きを読む

tg-wco4be2 at 02:54|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2011年06月05日

ジョン・ハーヴェイ「血と肉を分けた者 」4

 抑圧された生活の果てに16歳の少女を殺した少年が、14年ぶりに仮釈放された
 彼を逮捕した元警部のエルダーは、事件当時に失踪し今も見つかっていない少女の捜査を再開
 だが感受性の強い少年は新生活に馴染めず、また姿を消してしまった
 あまりに厳しい社会の現実と脆すぎる家族の絆

ジョン・ハーベイのCWA賞受賞作

定年前に警察を辞め、家族と離れ地方に住んでいるエルダーは
毎夜不思議な悪夢を見る
廃屋に群がる猫 奥のベッドにはシーツの下に横たわる少女の姿....

家を出て、あてもない暮らしをするエルダーは元同僚から
ドナルドが仮釈放されたと聞き、ドナルド逮捕時に発生し
未解決のままの少女スーザンの失踪事件を調べはじめる
最近読んだアメリカのミステリには、この手の仕事から離れ
殺伐とした生活をしている元警察官が再び動きだし...みたいな話が多い
続きを読む

tg-wco4be2 at 23:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年04月30日

ジャック・ケッチャム「隣の家の少女」4

ケッチャム5冊目は、読んだことを後悔させると言うことで有名な「隣の家の少女」

ふっ...

話は単純で、交通事故で両親を亡くし自らも負傷した少女メグが、
大けがをおい寝たきりの妹と共に遠縁(ルース)の家に引取られるが、
そこでパラノイアになっていく母親に虐待され
挙げ句に地下室に監禁され磷付、暴行を受け続ける

と言うもの
と言うものって.... と言うほど悲惨極まりないシーンが続き
読んでいてたしかに辛い
.......しかし、本書グロいだけの本では勿論ない(でもグロい....)

うららかなゴールデンウィークに読むべき本であるとは思えない続きを読む

tg-wco4be2 at 21:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年04月21日

ジャック・ケッチャム「ロード・キル」4

 何かを傷つけなければ、この世は進めない
 たった一歩も
 いつも何かが災難に遭っている

 目の前に広がるハイウエイは、いわば弾道である
 彼が乗っているのは弾丸で、フロントガラスは弾頭だった
 生き物のうごめく夏の空を、彼はかっとんでいた


昔から殺人願望を持った男と 執拗な嫌がらせを続けていた元夫を殺した女
男は、同士を見つけたと思い その女と共犯者である恋人を同乗者に選びハイウエイを走りだす

ロードキルとは 走行中の自動車が動物を轢死させてしまうことを言う

本書は、その通り殺人願望を持った男が次々と人を殺していくところを描いている

作者のジャック・ケッチャムは不思議な作家だと思う
まだ3冊しか読んでいないのに、こう言い切るのもなんなんだが
どこが良いのか私自身わからない コトバにする事が出来ない

しかし不思議なことだが、今わたしのなかでとても好きな作家である続きを読む

tg-wco4be2 at 02:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2011年02月14日

ヴィルジニ・ブラック「倒錯の罠 女精神科医ヴェラ」4

 パリ警察に協力する精神科医ヴェラは、肉体に誰も知らない
 秘密をかかえている ある事件現場でやり手のスダン警視に出会い
 反発しながらも彼に惹かれていくが、そこに姿なき倒錯者の影が迫る....

面白い! 散漫としていて長いし、ちょっと読みずらいが良いぞ!
と言うことで悪の教典とか色々すっ飛ばして感想

本邦初紹介の女性作家がノワールの香り豊かに描くサイコ・サスペンス..

主人公のヴェラは CIP(精神科医派遣センター)に務める精神科医
警察などから要請があると事件での犯人の説得や被害者のケアまで担当する

屋根から自殺しようとする議員の妻
双子の兄の妻と寝取ってしまって落ち込みスーパーの客を人質に取って立てこもる男
飛行機に立て篭るポルポト派の説得の為、飛行機に乗り込み説得など
およそ精神科医の仕事じゃないと思われる危機迫る状態に身を置き
さらに関わった人達の事件にまで嵌っていってしまう体質のヴェラ

アメリカ作品だったら逆にアクションものと思われる職業だが
それはフランス(イメージ)普通な医者の職業になっていて不思議である続きを読む

tg-wco4be2 at 02:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2010年10月31日

アーサー・コナン・ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」3

どんなに考えてもコドモの頃から特に好きな探偵はいない
そんなコトを言うと、あまたのミステリファンが話にならないと言うかもしれないが
この本の感想に悩みながら考えてみたが思いつかない
江戸川乱歩が大好きでも明智小五郎が好きだったわけでもないし
コバヤシ少年が好きだったわけでもない
もしかすると自分は探偵よりも犯罪者の方に興味があったのかもしれない

え?

さあ ホームズです
さあ〜とか書いちゃって、この世で一番有名な探偵であろう彼
少年少女文庫みたいなので読んだ事があるかもしれないが
多分ちゃんと読んだのは初めてだと思う
我ながら今読むとはスゴい続きを読む

tg-wco4be2 at 15:29|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2010年10月20日

ジョン・ケッチャム「黒い夏」4

今まで翻訳モノと言うと、年末ミステリベスト10とかに入ってたのを読んでたんですが
なんとなく選んでしまった本書 むー
読み終ってamazonを見ていると、誰も彼もが ”ケッチャムらしく"救いがないとか、後味が悪いとか..... ん〜やっぱりそう言う人だったのかと

救いがないって言うより、とにかく暴力シーンが凄い
特に最後の方のシーンで、ワタシは半ページくらい読み飛ばしてしまった
ところがあるくらいです

と、ひどいひどいと最後のシーンの悲惨さをしょっぱなから書いていますが
実は一気読みでした うふ

4年前、ニュージャージーの田舎町スパルタで起こった未解決の殺人事件
キャンプに来ていた2人の女子大生が襲われる続きを読む

tg-wco4be2 at 04:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!