2010年03月
2010年03月19日
Yadokari-XG 2009
Yadokari-XG 2009 のユーザ会(単結晶X線構造解析講習会)に本日、参加しました(於、東北大学理学部化学科)。午前中から夜遅くまで、講演会、講習会、懇談会、夕食会と大変濃密で有益な時間を過ごすことができました。
現在、仙台駅前のホテルにおります。
Yadokari-XG 2009 は、純国産のプログラムであり、SHELXを主軸に置いた単結晶構造解析を、すべて日本語で、GUIで、流れるように行うことができます(SHELXその他のプログラムのライセンス・プログラムは、別途入手する必要がありますが、研究・教育用途の場合、みな無料で入手できます)。
しかもユーザ登録を行えば、無料でプログラムを入手して使うことができます(企業の方でも申請して認められればOK)。
Yadokari-XG 2009 一式を、
1. 粉末X線構造解析RIETAN-FPおよびその支援環境(秀丸エディタ)
2. 三次元可視化プログラムVESTA
3. 分子軌道計算プログラムDV-Xαおよびその支援環境(秀丸エディタ)一式
と合わせて使えば、普通のWindowsパソコンで、粉末X線構造解析もでき、単結晶X線構造解析もでき、 求めた原子座標・原子番号をVESTAに流し、DV-Xα法による電子状態計算(分子軌道計算)を行って、HOMOやLUMOをVESTAで表示して眺めたり、美しい静電ポテンシャルマップをVESTAで表示して眺めたりすることができます。しかも、これらは(シェアウェアの秀丸エディタを除いて)みな無償で入手可能です。すごいことですよ、これは。
ありふれた普通の乗用車(Windowsパソコン)が、数々の装備品を備えることによってボンドカー(スーパーWindowsパソコン)になるようなものです。
研究はもとより、大学生や大学院生の教育のためにも、この環境は素晴らしい。学生に金銭的負担をかけずに、学生自身のパソコンに、ここまですごいプログラム群による環境を無償で(比較的容易に)構築できる。
現在私は、某量販家電店で29,800円で購入したWindowsノートパソコンを使っていますが、Yadokari-XG 2009、RIETAN-FP、DV-Xα、VESTA、いずれもサクサクと動きます。
Yadokari-XG 2009 は、単結晶構造解析の基本的な操作は流れるようにできることはもちろんのこと、Yadokari-XG 2009 でなくてはできない機能も豊富に持っています(特に、ディスオーダーの取り扱いが得意です)。しかも使いやすい!
単結晶X線構造解析をされている方々に、Yadokari-XG 2009の使用をお薦めします。グループで申請すれば、研究室全員がYadokari-XG 2009 を使うことができます。それぞれ各自のパソコンで単結晶構造解析にじっくり取り組むことができます。
Yadokari-XG 2009は、秀丸エディタマクロによるDV-Xα法計算支援環境やRIETAN-FP・VENUS統合支援環境とよく似た立ち位置のプログラムです。
CUIベースで初心者には難しいSHELXその他の一連プログラムの操作を、GUIベースの簡単明瞭なメニューで流れるような操作に置き換えます。至れり尽くせりの使いやすさです。
初めて使う人の敷居を格段に下げると同時に、熟練者にとっても心地よいプログラム使用環境を提供するのです。
インターネット空間に散在する周辺プログラムを容易にダウンロード・インストールすることができるのもYadokari-XG 2009の特長でしょう。
使ってみれば、その良さを実感いただけます。単結晶X線構造解析をされている方々は、Yadokari-XG 2009のユーザ登録・使用を是非ご検討ください。

X線結晶解析の手引き (応用物理学選書 (4))
クチコミを見る

X線構造解析 (化学者のための基礎講座)
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X線結晶解析
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現在、仙台駅前のホテルにおります。
Yadokari-XG 2009 は、純国産のプログラムであり、SHELXを主軸に置いた単結晶構造解析を、すべて日本語で、GUIで、流れるように行うことができます(SHELXその他のプログラムのライセンス・プログラムは、別途入手する必要がありますが、研究・教育用途の場合、みな無料で入手できます)。
しかもユーザ登録を行えば、無料でプログラムを入手して使うことができます(企業の方でも申請して認められればOK)。
Yadokari-XG 2009 一式を、
1. 粉末X線構造解析RIETAN-FPおよびその支援環境(秀丸エディタ)
2. 三次元可視化プログラムVESTA
3. 分子軌道計算プログラムDV-Xαおよびその支援環境(秀丸エディタ)一式
と合わせて使えば、普通のWindowsパソコンで、粉末X線構造解析もでき、単結晶X線構造解析もでき、 求めた原子座標・原子番号をVESTAに流し、DV-Xα法による電子状態計算(分子軌道計算)を行って、HOMOやLUMOをVESTAで表示して眺めたり、美しい静電ポテンシャルマップをVESTAで表示して眺めたりすることができます。しかも、これらは(シェアウェアの秀丸エディタを除いて)みな無償で入手可能です。すごいことですよ、これは。
ありふれた普通の乗用車(Windowsパソコン)が、数々の装備品を備えることによってボンドカー(スーパーWindowsパソコン)になるようなものです。
研究はもとより、大学生や大学院生の教育のためにも、この環境は素晴らしい。学生に金銭的負担をかけずに、学生自身のパソコンに、ここまですごいプログラム群による環境を無償で(比較的容易に)構築できる。
現在私は、某量販家電店で29,800円で購入したWindowsノートパソコンを使っていますが、Yadokari-XG 2009、RIETAN-FP、DV-Xα、VESTA、いずれもサクサクと動きます。
Yadokari-XG 2009 は、単結晶構造解析の基本的な操作は流れるようにできることはもちろんのこと、Yadokari-XG 2009 でなくてはできない機能も豊富に持っています(特に、ディスオーダーの取り扱いが得意です)。しかも使いやすい!
単結晶X線構造解析をされている方々に、Yadokari-XG 2009の使用をお薦めします。グループで申請すれば、研究室全員がYadokari-XG 2009 を使うことができます。それぞれ各自のパソコンで単結晶構造解析にじっくり取り組むことができます。
Yadokari-XG 2009は、秀丸エディタマクロによるDV-Xα法計算支援環境やRIETAN-FP・VENUS統合支援環境とよく似た立ち位置のプログラムです。
CUIベースで初心者には難しいSHELXその他の一連プログラムの操作を、GUIベースの簡単明瞭なメニューで流れるような操作に置き換えます。至れり尽くせりの使いやすさです。
初めて使う人の敷居を格段に下げると同時に、熟練者にとっても心地よいプログラム使用環境を提供するのです。
インターネット空間に散在する周辺プログラムを容易にダウンロード・インストールすることができるのもYadokari-XG 2009の特長でしょう。
使ってみれば、その良さを実感いただけます。単結晶X線構造解析をされている方々は、Yadokari-XG 2009のユーザ登録・使用を是非ご検討ください。

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2010年03月02日
神戸にてDV-Xα分子軌道計算講習会開催
VESTAを利用した講習のコースと、研究協会会員限定になりますが、エネルギー計算プログラム(TESDAおよびCoulomb)および近日公開予定の非相対論版DVME法についての講習も合わせて行うことになりました。是非ご参加ください。
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DV-Xα分子軌道計算講習会のご案内
日時:平成22年3月13日(土)
午前10時~午後4時(最大延長5時まで)
参考書: 事前に予習される方は、足立裕彦監修
『はじめての電子状態計算』の購入を お勧めします。
(三共出版)ISBN4-7827-0392-9
参加費:下記学協会の正会員 10,000円
下記学協会の学生会員 5,000円
非会員 20,000円
(いずれもテキスト代込み)
DV-Xα研究協会 、社団法人日本鉄鋼協会、社団法人日本表面科学会、錯体化学会、社団法人日本化学会 、社団法人日本材料学会、社団法人電気化学会、社団法人資源・素材学会、日本希土類学会、社団法人日本原子力学会、社団法人応用物理学会、社団法人日本物理学会、社団法人日本セラミックス協会、日本結晶学会、社団法人日本分析化学会、社団法人日本金属学会、日本高圧力学会
申込・問合せ先
氏名、所属、連絡先を明記しFAX又はE-mailでお申込ください。
定員:各コース20名(先着順、ただし正会員を優先)
今回の講習会では、一般コースとアドバンスコース(A,B)を設けています。各コースの内容は以下の通りです。ただし、プログラムのライセンスの関係で、アドバンスコース(B)につきましては、参加者はDV-Xα研究協会会員に限定させていただきますので、ご了承下さい。
(1)一般コース
これからDV-Xα分子軌道計算を始めてみようという初心者向けのコースを、以下の要領で行います。
このコースは、計算に用いるプログラムSCATについて、入力データの形式などを含め解説します。また、質疑応答の時間も長く取って、個別の問題にもできるだけ対応する予定です。
10:00-12:00
講義:「DV-Xα法について」
(京大名誉教授)足立裕彦
13:00-15:00
演習:Windowsパソコンによる計算実習
(兵庫教育大学)小和田善之
15:00-16:00
計算についての質疑応答
(京大名誉教授)足立裕彦
(兵庫教育大学)小和田善之
(最大延長17時まで)
(2)アドバンスコースA
CUI(コマンドプロンプト)操作が苦手な方向けに、WindowsPCでマウス操作を基本としたGUIで分子・錯体などのDV-Xα計算を行い、その計算結果を三次元可視化システムVESTAで可視化する作業を解説・実習します。
午前中の講義は、一般コースと共通です。このコースに参加される方は、ライセンスの関係で、秀丸エディタをインストール済のノートパソコンを必ずご持参ください。DV-Xα計算の環境構築は実習中に行います。
10:00-12:00
講義:「DV-Xα法について」
(京大名誉教授)足立裕彦
13:00-15:00
15:00-16:00
計算についての質疑応答
(最大延長17時まで)
(3)アドバンスコースB(DV-Xα研究協会会員限定)
現在、DV-Xα研究協会spd部会でベータ版を会員対象にベータテスト中のエネルギー計算プログラムであるTESDAおよびCoulombについて解説・実習します。また、近日公開を予定しております非相対論版DVME法につきましても、紹介と簡単な実習を行う予定です。
午前中の講義は、一般コースと共通です。このコースに参加される方は、ライセンスの関係で、プログラムの使用許諾申請を事前に提出していただく必要があります。また、ノートパソコンを必ずご持参ください。DV-Xα計算の環境構築は実習中に行います。
10:00-12:00
講義:「DV-Xα法について」
(京大名誉教授)足立裕彦
13:00-16:00
演習:エネルギー計算プログラム(TESDAおよびCoulomb)
非相対論版DVME法
(キヤノン)中川克己
(関西学院大学)小笠原一禎
(最大延長17時まで)
2010年03月01日
卓越した理科特別講師

【平成20年9月30日(火)】
兵庫県朝来市立生野小学校
【平成21年1月20日(火)】
兵庫県養父市立養父小学校
【平成21年10月6日(火)】
兵庫県朝来市立梁瀬小学校
【平成21年11月24日(火)】
兵庫県朝来市立中川小学校
これらの活動が評価され、このたび社団法人 日本理科教育振興協会の「卓越した理科特別講師」選定事業の選定委員会において、坂根弦太が「卓越した理科特別講師」の候補者となりました。
「卓越した理科特別講師」選定結果は、来年度4月に独立行政法人 科学技術振興機構(JST)から、全国の都道府県および政令指定都市の教育委員会に配布されるとのことです。