2017年06月
2017年06月09日
黒い背景によってまるでLED素子のように明るく光る(紫外線LED照射)蛍光ペンインク

黒い背景にすると,紫外線LED(375 nm)を照射すると,蛍光ペンのインクが明るく輝きます!

普通の白色コピー用紙は,375 nm の紫外線を照射すると,そのままでも結構紫色に光って見えます.
この場合では,白色コピー用紙に蛍光ペンで文字や絵をかいて 375 nm の紫外線を照射しても,背景の紫色の光に邪魔されて,蛍光ペンのインクがそれぞれの色で光っている様子が目立ちません.
そこで,予め白色コピー用紙の一部分を真っ黒に印刷しておき,その真っ黒の中に白い部分を残しておいて,その白い部分を蛍光ペンで塗りつぶすことにより,暗闇で 375 nm の紫外線を照射すると,蛍光ペンのインク部分が,それぞれの色で輝いて光ることを考えました.
実験結果は感動的でした!
紫外線LEDを紙にくっつくぐらい至近距離で照射すると,まるで,いろいろな色のLED素子が光っているように見えます.暗闇の中,大勢でこの実験をすると,とても不思議な世界になります.
この実験で用いる用紙(PDF)を,以下のURLで一般公開いたします.
【ひかるけいこうペン! http://www.chem.ous.ac.jp/~gsakane/UV.pdf】
(pdf, 180 KB) (ウェブサイトはこちら)
また,必要に応じて編集してお使いいただけるように,Wordファイル(docx)も公開いたします.
【ひかるけいこうペン! http://www.chem.ous.ac.jp/~gsakane/UV.docx】
(docx, 16.8 KB) (ウェブサイトはこちら)
インクジェットプリンターや輪転機で印刷した場合,蛍光ペンで白い場所を塗りつぶすとき,黒くにじんでしまい,蛍光ペンのペン先が黒くなってしまう可能性があります.
レーザープリンターまたはコピー機での印刷が良いと思います.