2008年07月03日

第7回DV−Xα研究協会功績賞受賞5

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○受賞者:坂根弦太(岡山理大理)・門馬綱一(東北大)・泉富士夫(NIMS)

○受賞名:第7回DV-Xα研究協会功績賞

○受賞題目:DV-Xα法計算支援環境教育用分子軌道計算システムeduDV三次元可視化システムVESTAの開発と普及活動

○表彰機関:DV-Xα研究協会

岡山理科大学坂根弦太(私)、東北大学門馬綱一氏物質・材料研究機構泉富士夫氏の三名の連携プレーで長年(2002年〜2008年)実施してきたDV-Xα法計算支援環境教育用分子軌道計算システムeduDV三次元可視化システムVESTAの開発と普及活動」が、このたびDV-Xα法およびDV-Xα研究協会の発展に貢献したとして評価され、DV-Xα研究協会より坂根・門馬・泉の3名に対して第7回功績賞が授与されることになりました。

三次元可視化システムVESTADV-Xα法計算支援環境(含・eduDV)のもたらしたDV-Xα計算環境の革新的な改善(SCAT操作のGUI化と計算結果の三次元可視化)とその普及が、DV-Xα研究協会にとって「顕著な功績」であると認定されたことになります(功績賞の定義:明確な成果として、DV-Xα法及びDV-Xα研究協会の発展に貢献した者または団体)。

三次元可視化システムVESTAやRIETAN-FP・VENUS統合支援環境の結晶学方面での実力・魅力の高さはその方面の分野の方々には周知の事実かと存じますが、RIETAN-FP・VENUS統合支援環境と同じく秀丸エディタ上に秀丸エディタマクロで構築された「DV-Xα法のための統合支援環境」というプラットフォームの出現により、DV-Xα分子軌道法を使ってみようという方にとって、使い始める敷居の高さは格段に低くなりました。もちろん熟練ユーザにとっても使い勝手がよく利便性は格段に向上しています。

また、プラットフォームに教育用分子軌道計算システムeduDVが組み込まれていることにより、高等学校や大学・大学院などでの教育現場で、教科書に出てくるような原子・分子・錯体などの電子状態計算は、極めて容易に楽しめるようになりました。

教員にとっては限られた時間の中で指導しやすく、生徒・学生のみなさんにとってはマウス操作や会話式の簡単な数字の入力だけで使え、実に敷居が低くなったのです。

しかも教育現場で教育目的に使うのであれば、必要なプログラム類はすべて無償で構築可能です。日本語の取扱説明書(マニュアル)も整備されています。

例えば岡山理科大学では、岡山理科大学情報処理センター学生実習用全パソコンにこの「DV-Xα法のための統合支援環境」がインストールされており、すでに岡山理科大学理学部化学科岡山理科大学大学院理学研究科化学専攻の基礎化学教育(無機化学・錯体化学・量子化学など)に活用されています。

そして何より、プラットフォームに三次元可視化システムVESTAが組み込まれていることにより、この「DV-Xα法のための統合支援環境」は俄然魅力がアップしています。三次元の物理量である電子密度、差電子密度、波動関数などの複雑な空間分布を、三次元可視化システムVESTAは極めて容易に、しかも感動的に美しく迫力を持って、三次元可視化してくれます。

今回の量子化学(分子軌道計算)分野での受賞は、VESTAの汎用性、および秀丸エディタマクロによる科学技術計算の支援環境の構築という泉先生のアイデアの汎用性を実証した一里塚だと思っております。

授賞式および受賞記念講演(国際学会)は8月6日(水)-8日(金)に予定されています。



tgs0001 at 19:03│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 自然科学 | 分子軌道

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