2008年09月27日

第21回国際結晶学連合会議で配布された絵葉書5

677d7fa7.jpg2008年8月23日(土)-31日(日)に大阪国際会議場にて開催された国際結晶学連合(IUCr)第21回国際結晶学連合会議にて、国際結晶学連合が発行する雑誌類の販売促進のためのグッズとして来場者に配布されていた絵葉書(3種類)を紹介いたします。

J. Appl. Crystallogr., 41 (2008) 653-658, Figure 2.



















J. Appl. Crystallogr., 41 (2008) 653-658, Figure 5.



















J. Appl. Crystallogr., 41 (2008) 653-658, Figure 7.



















いずれも、三次元可視化システムVESTAに関する以下の論文、

K. Momma and F. Izumi, "VESTA: a three-dimensional visualization system for electronic and structural analysis," J. Appl. Crystallogr., 41 (2008) 653-658.

の中に登場してくる図(Fig.2, 5, 7)です。

うち2枚は、岡山理科大学の理学部化学科で合成されたニトリロ三酢酸を配位子とする硫黄架橋モリブデン・カドミウム混合金属サンドイッチキュバン型クラスター錯体の電子状態DV-Xα法で計算した波動関数と電子密度+静電ポテンシャルマップをVESTAで作画したものです。

第21回国際結晶学連合会議_絵葉書










どうですか、この3種類の絵葉書のビビッドな美しさと迫力、まさにVESTAの魅力と実力の面目躍如、ミクロの世界の対称のとれた深遠なる調和の美の世界を、見事に三次元可視化して描き出しています。

この世は物質の世界、人類はその物質(化学物質)を探求し、研究の終わった化学物質の数はもうすぐ一億種類を超えようという段階です。

その物質(化学物質)の原子レベルでの構造を解き明かす結晶学、電子レベルでの構造を解き明かす分子軌道法、そのいずれもの世界を万人向けに容易に美しく三次元可視化できるVESTAの魅力と実力は、いまや地球という惑星に於ける人類の宝といっても過言ではありません。

望遠鏡によって見える土星の輪、顕微鏡によって見えるゾウリムシ、VESTAによって見えるミクロ(原子・電子)の世界、いずれも肉眼では見えないものが見える感動を呼びます。

百聞は一見にしかず、見えないものを見えるようにする道具によって自然科学は発達し、広く一般大衆にもその魅力を伝えることができるのです。

tgs0001 at 21:27│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote 自然科学 | 教育

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