2013年07月26日
日本語の元素周期表(Japanese Periodic Table)

日本語で元素名を大きく書いた周期表です。
【pdfファイル,ダウンロード可,印刷可】

日本語ひらがな周期表、日本語カタカナ周期表、日本語冗談周期表、日本語人生周期表、中文周期表、白周期表、穴埋め周期表(40撰)と併せてご利用いただければ幸いです。
英語文化圏から見たJapanese Periodic Table(日本語の周期表)、例えば以下のようなものが出回っています。
Japanese periodic table
えっ?! 文字化け?! どの辺が日本語?!
This is a periodic table with element names in Katakana.
確かにカタカナかもしれませんが、メチャクチャです。かけらも合っていません。
なるほど、元素記号をローマ字風に、強引にカタカナに持っていったのですね。
推測するに、日本語のローマ字一覧表(ローマ字とカタカナの対応表)を見ながら、元素記号をカタカナに直していったのではないでしょうか。
H: ホゥ He: ヘ Li: リ Be: べ B: ブ C: ク N: ヌ O: オ F: フ Ne: ネ
ほぅへーりーべーぶくぬ、お船。
こういうのはよくないですね。実によくない。
元素記号を(かなり無茶な)ローマ字読みしたカタカナ表記でもって、これを日本語周期表(カタカナ)だとしてしまうなんて、日本語の使い方に対する誤解も甚だしい。
元素記号(世界共通)と元素名(言語によって表記が異なる)の区別がついていないところも、看過できない。
英語ではIndium(In)、日本語ではインジウム(In)、それを「イヌ」って、そりゃないですよ、ワンワン!
元素記号のInは、英語ではアルファベットを読んで i-n と言うでしょうが、日本語でもInと書いてアイエヌと読むのです。
鉄(Fe)はエフイーとは読みますが、「フェ」なんて読みません。
マグネシウム(Mg):「ムグ」 塩素(Cl):「クル」 マンガン(Mn):「ムヌ」
亜鉛(Zn):「ズヌ」 ヒ素(As):「アス」 臭素(Br):「ブル」 銀(Ag):「アグ」
アンチモン(Sb):「スブ」 タングステン(W):「ウゥ」 白金(Pt):「プツ」
FeCl3なら、「フェックルスリー」ですか?!
AgBr(臭化銀)なら、「アグッブルッ」。背筋も凍る驚愕の黄色固体って感じですね。
ネタ(ジョーク)としてなら、一見の価値があるかもしれませんが(私は、それほど面白く感じませんが)、真面目に日本語の(日本語風の)周期表を作ろうとしてデザインした結果こうなったのだとしたら、それは日本語の使い方に対する誤解であり、元素記号は世界共通なのにそれを無理矢理日本語のカタカナに置き換えたという,やってはいけない禁じ手です。
日本語のカタカナは表音文字ですから、カタカナを読んで、聞いたとき、その音から意味が取れなければなりません。
「ムヌクル2はピンク色の結晶です」って、日本語としてありえない方向に間違っています。
「ウゥの融点はとても高い」など、日本語が崩壊しかかっています。
本物の日本語の化学文化の姿を守るためにも、元素記号(世界共通)と元素名(日本語での元素名)を区別するためにも、正しいJapanese Periodic Tableを発信しなければいけません。
正しい日本語のひらがな周期表は: Japanese Hiragana Periodic Table (pdf)
This is a periodic table with element names in Japanese Hiragana.
正しい日本語のカタカナ周期表は: Japanese Katakana Periodic Table (pdf)
This is a periodic table with element names in Japanese Katakana.
正しい日本語の周期表は: Japanese Periodic Table (pdf)
This is a periodic table with element names in Japanese.