どうも。就職活動まっさかり。
先日も弊社で行われた説明会に、若手社員として行って来ました。
印象としては、「みんなよく勉強してるな〜」って印象。

「御社で行われている〇×と言う事業について…」
「〇×と言う事は考えていないんでしょうか?」
etc.

正直、1年目社員ではわかりません(笑)
まぁ、知っている限りの知識で対応しましたけど、
1社についての質問では無く、全てに使える知識。
例えば、「テスト対策」とか「ES・自己PR」とかについて、
聞いて帰った方が、はるかに有意義に就活のためになるかと。

(と言ってる自分も就活中そんな質問ばっかしてたなぁ…)

業界の決め打ちは危険です。まぁ、ウチの業界は相当お勧めなんですが、
人それぞれですので。

今日はテストについて書こうかと思います。
もうやってる方も多いかと思いますが、
これから先、日が経つにつれテストを受ける機会も多くなると思います。
しかしながら、中高大と皆さんが体験したように、

『テストである以上、試験範囲がある』

恐らく、就活中に受けるテストは以下の種類がほとんどです。

・SPI2
・GAB
・テストセンター
・TG-Web
・SCOA

では、各々について説明します。

「SPI2について」
SPI2は「言語(要は国語)」「非言語(要は数学)」「性格検査」の3本立てのテストです。
(性格検査を抜いたものを「GAT」と言います)
また、いくつか種類が用意されていますので覚えて下さい。
対策は「SPIノートの会」のHP→http://www.spinote.jp/
を参照下さい。
過去実績等も書いてあるのでお勧めかと思います。

※「いくつか種類があるんです」って言うと、『知ってます!SPIとSPI2ですよね!』って方がいらっしゃいますが、未だにSPIを使っている会社は聞いた事がありません。
知ってる限り、全部SPI2です。
今回は「SPI2にも何種類かあるんですよ」って話しです。
表紙に「SPI2U5」(←例えば)とか書いてある時もあります。



・SPI2-U
・SPI2-A or B
・SPI2-G
・SPI2-R
・SPI2-N

Uと言うのはUniversityの略で、要は「大学卒業者用テスト」です。多くの対策本は、これ用の対策です。時間的にも余裕を感じられるテストです

AとBは「理系用テスト」です。技術職採用だったり、研究職採用に使われています。専用の対策が必要です

Gは、Uに比べ「問題数3割増」かつ「難易度2割増」のテストです。時間的に苦しいので、サクサク解いて下さい。なお、Uと若干試験範囲が違います。

RとNに関しては、「総合職志望のなら、まず目にする事は無いテスト」です。事務系一般職(主に短大卒業者)の採用時に使われるものです。誤謬率測定があります。

SPI2の概要説明はこんな感じです。問題用紙の表紙に「U」とか表記されてる場合も多いです。
また、「誤謬率が気になるのですが…」と言う質問もよく耳にしますが、誤謬率を測定するテストはSPI2-RとSPI2-Nのみです。(それ以外は測ってないと思います)


「GABについて」
GABは、SPI2と全くの別物でして、イメージ的には「小中の学力テスト」。
つまり、各章ごとに時間が設定されていて、その時間が過ぎたら、2度とその章を解く事は出来ません
また、試験科目は「国語・数学・英語」です。英語は長文読解がメインです。時間制限があるため、SPI2に比べ難易度が高いです。
※インフラはこれが多い


「テストセンターについて」
テストセンターは、SPI2-Uの縮小改良版です。しかしながら、「SPI2-Uの試験範囲外であるがテストセンターには出る」と言う範囲もあります。詳細はノートの会のサイトで確認して下さい。
受験形式としては、企業の説明会等に行くと「ID」が交付されますので、各自で会場予約をします。
こんな所→http://www.recruit-ms.co.jp/service/spi2/execution5.html

自分が受けたのも竹橋会場です。大手町駅に近いので、説明会の合間等に便利です。竹橋or京橋が一番便利だと思います。

テストセンターでの試験は基本SPI2-Uですが、若干異なるので心配な場合には、専用の対策本を買って下さい(SPI2のとは違います)。


「TG-Webについて」
TG-Webとは、在宅でインターネットを通じてやるテストです。自分は赤いメガバンでこれをやりました。何も対策をしていないと相当難しいです。
「自宅でテストを行います」と言われたら、とりあえず「折り紙とハサミ」を用意して下さい。
(折り紙を何回も折って、ハサミで数か所切って、出来る形は?みたいな問題が出る確率が高いんで)
ですがTG-Web最大の弱点として、「問題にバリエーションが無さすぎ」と言う点があります。
もっと突っ込むと紀伊国屋とかに売ってる対策本と、出題される問題が全く同じ」と言う場合があります
そのため、対策した人はそんなに落ちませんが、対策してないと落ちる場合が多いです。

「SCOAについて」
SCOAは、俗に言う「5教科」と言うものから万遍なく、かつランダムに出題されるテストです。
これが出されたら、「テストでかなり切ってやるぞ」という企業の意思だと思って下さい。範囲が広すぎるので、対策本も「空気を感じる程度」と思った方が良いかも知れません。
アドバイスとしては、「英語長文をまともに読まない事」。長文丸々読んで、問題が1問とかがあるので。時間的に一番キツイテストです。


「まとめ」
〜難易度順〜
TG-Web>>GAB>>SCOA>SPI2-G>>>テストセンター>SPI2-U
〜問題数〜
SCOA>SPI2-G>>>TG-Web>GAB>SPI2-U≧テストセンター
〜総括〜
面接を何回かこなした後にテストをやると、次回の面接官にその結果が渡っている場合が多いです。
「成績良いね〜」と言う話しと雑談だけで面接が終わる場合もあります。
〜SPI2の採点表示〜
基本的にXY点と言う表示では無く、カテゴリー分けです
具体的に言うと、平均が「4」で、Maxが「7」、Minが「1」と言う偏差値状の階層表示になるのが多いです
(「4まで落とす」とか、そう言う基準で選考しているようです)

最後に、対策本を買われる場合、ネットでの評判も大切ですが、自分で必ず現物を手に取る事をお薦めします
そして、本のカバーをめくって下さい。
クズ本は本体が白無地です!
「少なくともクズ本では無い場合」には、カバー通りの文字や絵が印刷されております
(本体にもカラー印刷だとなお可)
クズ本は最近の問題傾向が全く反映されていない、毎年使い回しの古い本ですので絶対に止めましょう



以上、テストに関して知ってる事は全て書いたと思うので、納得した就職活動をなさって下さいね。
テストも面接も、第一志望企業を受ける前に「必ず何社か生贄を作る」事をお薦めします


これからの3ヶ月間は、人生を左右する3か月間になります。
早い人は4月中に終わりますし、良い企業の採用はGWまでで終わります(売り手と言われた我々2008年度入社でさえ)
使えるものは何でも使って下さい。楽しく卒業旅行に行けるかどうか、最後のモラトリアム期間を楽しめるかどうか、全てこの3か月次第です。