1:2013/05/05(日) 21:48:48.13 :E4zHsJJS0

のんびりと書いていきます


2:2013/05/05(日) 21:58:05.17 :E4zHsJJS0

ザー.....  ザー..... 



ちひろ(はぁ、弱りましたねぇ....) 

ちひろ(ちょっと用を足しに外に出たら降ってくるなんて.....) 

ちひろ(しかもこんな時に限ってケータイを忘れるし.....) 

ちひろ(とにかくここで雨宿りするしかありません.....) 

ちひろ(早く帰らないと、いろいろ仕事が残ってるのに.....) 


ちひろ「はぁ.....」 



「すごい雨ですね」 



ちひろ「ええ、そうですね」


3:2013/05/05(日) 22:07:17.58 :E4zHsJJS0

「急に降ってくるからビックリしちゃいました」 

ちひろ「本当ですね、困っちゃいます」 

ちひろ(綺麗な人.....) 

ちひろ(OLでしょうか?それっぽい制服着てるし.....) 

「あの.....」 

ちひろ「はい?」 

「ちょっと、お話しませんか?すぐにはやみそうにありませんし」 

ちひろ「うーん....そうですねぇ、そうしましょうか」 

「ありがとうございます」 

ちひろ「OLさん....ですか?」 

「まぁ、そういう感じです」 

ちひろ「そういう感じ?」 

「小さな事務所で事務員をしてるんです」


4:2013/05/05(日) 22:20:26.48 :E4zHsJJS0

ちひろ「ああ、なるほど」 

「小さなといっても、結構人はいるんですけどね」 

ちひろ「へぇ....」 

「あなたもそうなんですか?」 

ちひろ「ええ、私もです」 

「じゃあ私たち、似た者同士って事ですね」 

ちひろ「クスッ、そうなりますね」 

「うちの事務所は事務員が私しかいないので、私が雑務全般を請け負ってるんです」 

ちひろ「そうなんですか?大変ですねぇ」 

「あなたのところはどうなんですか?」 

ちひろ「うちの職場も人はとっても多いですけど、事務員は私だけですね」 

「あら、結構共通点がありますね」 

ちひろ「まったくです」


5:2013/05/05(日) 22:46:43.32 :E4zHsJJS0

「でもうちの事務所、男の人は一人だけなんですよ」 

ちひろ「えっ、本当ですか?」 

「ええ、もしかして.....」 

ちひろ「はい、私のところもです」 

「あら、ここまでくると偶然にしてもすごいですね」 

ちひろ「ちょっと驚きです」 

「そちらの男性の方はどんな方なんですか?」 

ちひろ「えっ、どんな方って言われても.....」 

「お若いんですか?」 

ちひろ「そう....ですねぇ、まぁ私と同い年で.....」 

「素敵な方なんですか?」 

ちひろ「ええっ!?ま、まぁ.....その.....」


7:2013/05/05(日) 23:03:20.96 :E4zHsJJS0

「むむっ!ティンときました!」 

ちひろ「ティンと?」 

「あなたは、その人のことどう思ってるんですか?」 

ちひろ「え、えーっと......」 

「うーむ、これはやはり.....」 

ちひろ「な、なんですか?」 

「好きなんですか?その人のこと」 

ちひろ「べ、別にそんなことは.....」 

「あら、図星かしら」 

ちひろ「うぅぅ......」 

ちひろ(なんでしょう....なんだかこの人は苦手です......)


8:2013/05/05(日) 23:33:16.69 :E4zHsJJS0

ちひろ「た、たとえそうだったとしてもどうにもなりませんよ」 

「どうしてですか?」 

ちひろ「だって....周りの子たちはみんな綺麗だし.....」 

「でも、あなただって十分綺麗じゃないですか」 

ちひろ「そんな、私なんて全然.....」 

「いいえ、そんなことありませんよ、それに若いし.....」 

ちひろ「でも.....」 

「羨ましい限りですよ....私だってあなたくらい若かったら.....」ズーン... 

ちひろ「も、もしもし....」 

「ピヨッ!?」


10:2013/05/05(日) 23:58:03.66 :E4zHsJJS0

「と、とにかく周りの子が綺麗だからって悲観することはありません!」 

「あなたにはあなたの魅力があるんですから!」 

ちひろ「うーん、それだけだったらそこまで悲観しませんけど....」 

「他にも何かあるんですか?」 

ちひろ「私、その人にあまり好かれてないと思うんですよ」 

「どうしてですか?」 

ちひろ「その....その人にたくさんお金を使わせてしまっているので....」 

「お金....って、もしかして貢がせてるとか!?」 

ちひろ「ち、違いま.....とも言い切れないかも....」 

「あれ?まさかの展開ですか?」


11:2013/05/06(月) 00:21:28.67 :Lln7sRNg0

ちひろ「その....色々な物を買ってもらってるんですよ」 

「それって.....」 

ちひろ「ご、誤解しないでくださいよ!決して私個人の物じゃないですからね!」 

「はぁ......」 

ちひろ「その.....私にも会社のノルマがあって....」 

ちひろ「それを達成しないと色々とまずいことになるんですよ」 

ちひろ「だから、なにかにつけてその人に物を買ってもらわなきゃいけなくって.....」 

ちひろ「弱みに付け込んでるみたいで嫌なんですけど.....」 

ちひろ「そういうことが続いているので多分いい印象は抱いてないだろうな、と」 

「だから勝ち目がない、ってことですか?」 

ちひろ「まぁそういうことですかね....」


13:2013/05/06(月) 00:46:44.81 :Lln7sRNg0

「うーん.....ちなみにその人はあなたがそういう話を持ちかけたときどんな顔をしてますか?」 

ちひろ「えーっと.....そうですねぇ....」 

ちひろ「いつも...困ったような表情をしてるというか.....」 

ちひろ「少し笑いながら、『仕方ないですね』って....」 

「聞きますけど、嫌な顔をされたことはありますか?」 

ちひろ「それは....よく考えたらありませんねぇ...」 

「なら、まだチャンスはあると思いますよ」 

ちひろ「そ、そうでしょうか?」 

「話を聞いた限りでは、その人はお金を使うことに関してはいい印象を持っていないかもしれませんけど」 

「でも嫌いな人のためにお金を使うってことはないと思います」 

ちひろ「うーん、そう...かな....」 

「そうですよ、きっと♪」


15:2013/05/06(月) 09:29:15.01 :Lln7sRNg0

ちひろ「というかあなたの方はどうなんですか?」 

「え”っ....」 

ちひろ「そちらにも男性の方がいらっしゃるんですよね?」 

「え、えっとですね.....」ダラダラ..... 

ちひろ「好きなんですか?」 

「ま、まぁ....嫌い....ではないですけど.....」 

ちひろ「けど?」 

「ま、周りに若くて綺麗な子がいっぱいいるので.....」 

ちひろ「さっき私には周りが綺麗だからって悲観しないでって言ったじゃないですか?」 

「そ、そうでしたっけ?」 

ちひろ「そうですよ」 

「まぁ、私は一緒にいられるだけで幸せというか...その...」 

ちひろ「その?」 

「その人はお仕事にとっても一生懸命なんです」 

「本当に仕事熱心で休みもなく働いて、それでいて周りの子たちからはとっても信頼されている」 

「事務員だからその人と接する機会は多いんですけど.....」 

「それを利用して私が気持ちを伝えるのは卑怯かなって.....」


17:2013/05/06(月) 11:07:45.53 :Lln7sRNg0

「それに.....あの人を慕ってる子も多いですし....」 

「私がそれを奪ってしまったらって考えると.....」 

「変....ですかね?こんな考え.....」 

ちひろ「クスッ、ちっとも変じゃありませんよ」 

ちひろ「ホント、私たち似た者同士ですね」 

「えっ?」 

ちひろ「私のところもそんな感じですから」 

「そうなんですか?」 

ちひろ「ええ、そうです」 

「....クスッ」 

ちひろ「フフッ」 

「苦労しますね、お互い」 

ちひろ「ホント」


18:2013/05/06(月) 11:17:12.26 :Lln7sRNg0

ちひろ「あっ、雨やみましたね」 

「あら、本当」ピリリリ... 

「んっ、げっ!すいません、ちょっといいですか?」 

ちひろ「ええ、どうぞ」 

「も、もしもし....いえそんな、別に油を売ってたわけじゃないですよ!?」 

「ちょっと雨が降ってきちゃって雨宿りしてただけで.....」 

「ほ、本当ですってば、信じて下さい律子さーん!」 

ちひろ「そろそろ私も戻らないとまずいでしょうかね.....」 

モバP「ちひろさん♪」 

ちひろ「あ、あれPさん?どうしてここに?」 

モバP「いえ、凛から出かけたって聞いて、そしたら雨が降ってきたでしょ?」 

モバP「ケータイも忘れて行ったし、傘がなくて困ってるんじゃないかと思って」 

ちひろ「探してくれてたんですか?」 

モバP「まあ、そういうことですね」


19:2013/05/06(月) 12:00:23.46 :Lln7sRNg0

「はい、じゃあ今から戻りますから....」ピッ 

ちひろ「すみません、私もう行きますね」 

「あっ、はい、えっと....そちらの方が?」 

ちひろ「ええ、そうです」 

「クスッ、がんばってくださいね」 

ちひろ「お互いに、ですね、フフッ」 

モバP「どうしたんですか?」 

ちひろ「いえ、何でもありません、行きましょうPさん」 

ちひろ「それじゃ、さようなら」 

「ええ、さようなら」フリフリ 



スタスタスタ......


20:2013/05/06(月) 12:11:03.13 :Lln7sRNg0

「さーてと、私も戻らないと.....」 

「音無さん」 

「ピヨッ!?プ、プロデューサーさん!どうしてここに?」 

P「いえ、近くで営業があったんでその帰りです」 

小鳥「そ、そうでしたか.....」 

P「音無さんはどうしたんですか?こんなところで?」 

小鳥「いえ、ちょっと備品を買いに行った帰りだったんですけど、雨が降ってきたので....」 

P「なるほど、じゃあいっしょに帰りましょうか」 

小鳥「じゃあそうしましょう」 

P「ところで誰かと話してませんでしたか?」 

小鳥「ええ、雨宿りしてたら知りあいになったんですよ」


21:2013/05/06(月) 12:19:24.79 :Lln7sRNg0

-------- 

ガチャッ 


モバP・ちひろ「ただ今戻りましたー」 

未央「あっ、ちひろさんとプロデューサーさんおっかえりー!」 

凛「ちゃんとちひろさん迎えに行ってたんだ、感心だね」 

卯月「すごい雨でしたねー、ちひろさん大丈夫でしたか?」 

ちひろ「ええ、大丈夫ですよ」 

モバP「ところで一緒に話してたあの人は誰なんですか?」 

未央「ええっ!?ちひろさんに恋人発覚!?」 

卯月「ほ、本当ですか!?」 

ちひろ「フフッ、残念ながら違いますよ、女の人です」 

モバP「綺麗な人でしたね」 

凛「もう....そうやって誰彼構わずスカウトしようとするんだから」 

モバP「そ、それは職業病ってやつだよ....」


22:2013/05/06(月) 12:38:25.05 :Lln7sRNg0

ちひろ「三人とも、そろそろ時間じゃないですか?」 

凛「あっ、そういえばそうだね」 

モバP「レッスンも忘れるなよ」 

未央「えへへっ、わかってるってば!」 

卯月「来週でしたよね?収録って」 

モバP「ああ、765プロさんとこのやつな」 

未央「生っすかスペシャル!だよね♪」 

凛「竜宮小町と共演するんだもん、気合入るよ」 

モバP「そういうことだ、ニュージェネレーションの力を見せてやれ!」 

卯月「はい!私、一生懸命頑張ります!」 

未央「じゃ、行ってきまーす!」 

凛「行ってきます」 

ちひろ「行ってらっしゃーい!」


23:2013/05/06(月) 12:51:11.97 :Lln7sRNg0

モバP「やれやれ、さてと....」 

ちひろ「あの、Pさん」 

モバP「んっ、なんです?」 

ちひろ「一つ聞きたいことがあるんですけど」 

ちひろ「その....もしかしてPさんって私のこと嫌いですか?」 

モバP「ええっ!?どうしたんですか急に?」 

ちひろ「いえ...Pさんには色々お買い上げいただいてるじゃないですか」 

ちひろ「そのせいで、ひょっとして私のこと嫌な女だと思ってるんじゃないかって....」 

モバP「うーん、確かにちひろさんに払った総額を考えると寒気がするところですけど....」 

ちひろ「ですよね...」シュン 

モバP「でも、ちひろさんの事情もあるでしょうし、色々とボーナスもくれるし」 

モバP「何よりも、嫌いな人からの勧誘に乗ったりはしませんよ」 

モバP「だから安心してください、ちひろさん」


25:2013/05/06(月) 13:03:49.06 :Lln7sRNg0

ちひろ「Pさん....」 

モバP「でもどうしたんですか?急に」 

ちひろ「いえ、なんでもありません」 

モバP「?」 

ちひろ「それよりもですね!今お得な商品がありましてですね!」 

モバP「はいはい、今回はどんなのですか?」 

モバP(急にイキイキしだしたな、この人) 

ちひろ(とりあえず...今はこのままの距離を保っておきましょうか) 

ちひろ(それにしても....) 

ちひろ(本当に事務員というのは得なのか損なのか分からないポジションですね.....)


26:2013/05/06(月) 13:13:30.16 :Lln7sRNg0

------- 

ガチャッ 


P・小鳥「ただ今戻りましたー」 

春香「小鳥さんお帰りなさーい!」 

律子「あっ、やっと帰ってきた!」 

千早「プロデューサーと一緒だったんですか?」 

P「ああ、営業の帰りに音無さんを見つけてな」 

伊織「どうせその辺で本屋にでも寄ってたんでしょ」 

小鳥「ち、違うわよ!そんなことしてないわ!」 

千早「さっきまですごい雨でしたけど、大丈夫でしたか?」 

小鳥「ええ、大丈夫よ千早ちゃん、雨宿りしてたから、律子さんコレ頼まれてたものです」 

律子「あっ、どうもありがとうございます」


27:2013/05/06(月) 13:41:36.78 :Lln7sRNg0

P「お前たち、そろそろ仕事の時間だけど大丈夫か?」 

春香「はい、大丈夫です!」 

千早「今日は春香と一緒のラジオだったわよね?」 

春香「うん!がんばろうね千早ちゃん!」 

律子「伊織もそろそろ行くわよ、準備できてる?」 

伊織「とっくにできてるわよ」 

P「あと、レッスンもやっておいてくれよ」 

春香「もちろんですよ、来週ですもんね収録!」 

千早「生っすかの特番だったわよね?」 

律子「CGプロとの共演よ、伊織、ニュージェネレーションと一緒に歌うんだからちゃんと練習しておきなさいよ」 

伊織「わかってるわよ、このスーパーアイドル伊織ちゃんに任せときなさいっての!にひひ♪」 

千早「春香もなにかあるの?」 

春香「うん、十時愛梨さんとのケーキ作り対決だよ!楽しみ~♪」 

P「ほら、そろそろ時間だぞ」 

春香「それじゃプロデューサーさん、行ってきまーす!」 

律子「それじゃ行ってきます、後のコトよろしくお願いします」 

小鳥「わかってますよ、行ってらっしゃい♪」


28:2013/05/06(月) 13:53:22.38 :Lln7sRNg0

P「ふぅ...ところで音無さん」 

小鳥「なんですか?」 

P「さっき雨宿りしてた時の知り合いって誰なんですか?」 

小鳥「ああ、さっき一緒に雨宿りしてた時にお話ししてたんですけど....」 

P「どんな人なんですか?」 

小鳥「ええっと....あれ?」 

小鳥「そういえば名前も聞くのを忘れてました」 

P「じゃああっちの人も小鳥さんの名前を知らないって事ですか?」 

小鳥「そう....ですね」 

P「まぁ、きっとそのうちまた会えますよ」 

小鳥「クスッ、そうかもしれませんね」 

P「さて、そろそろ仕事にかかろうかな」 

小鳥「そうしましょうか」


29:2013/05/06(月) 13:58:02.43 :Lln7sRNg0

小鳥(でも、本当にどこの人だったのかしら?) 

小鳥(綺麗な人だったけど....) 

小鳥(話の合いそうな人だったわねぇ....) 



ちひろ(誰だったんでしょうあの人?) 

ちひろ(この辺の人だったんでしょうか?) 

ちひろ(もっとお話してみたかったですねぇ.....) 



小鳥(いつか....) 

ちひろ(もう一度....) 




小鳥・ちひろ(会えたらいいなぁ.....) 






おわり


30:2013/05/06(月) 14:00:59.10 :Lln7sRNg0

駄文失礼しました~ 
どうも私は事務員とかそういうポジションの人に弱いみたいです 
きっと裏方同士話が合うのではないでしょうか この二人 
いつか本家での共演を見てみたいものです 
ではまた~


元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367758127