■関連SS
冬馬「くそっ!何で俺には彼女が出来ねぇんだ!!」
P「アイドルも結婚したら、変わるかな…」
響「貴音とスマブラしたけど、ブチ切れられて仲が険悪になったぞ……」
響「新しく家族になった猫が可愛くてね!」P「へぇー……」
貴音「……あなた様?」P「っ!!」ドキッ
響「え?好きな人から好きって言ってもらえないと苦しくなる病気?」
P「響に好きな男がいる?」
P「最近やよいに嫌われてるかもしれないんです」
P「最近貴音がワガママになってきたんです」
P「最近、伊織が俺を嫌ってるんですよ」
貴音「皆の衆!四条音頭が始まりますよ!」
P「お寝ボケお姫ちん」
真美「恋人役の仕事?」
P(新しいアイドルユニット……)律子(結婚の話……)
貴音「入院……ですか?」


1:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 16:30:50.22 :Bt3oPOj/O

貴音「はて……?あなた様?」 

貴音「私の体は、病気なのでしょうか……?」 

貴音「その病気とは、どのような……」 

貴音「…………………」 

貴音「その様子ですと、なかなか話しにくい病気なのですね…」 

貴音「……わかりました、病気の事は聞きません」 


2:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 16:34:01.89 :Bt3oPOj/O

貴音「きっと、あなた様は私が不安にならないように気遣って、話さないのですよね?」 

貴音「……もう、この話はいたしません」 

貴音「あなた様に大切にされているのです、かまいませんよ」 

貴音「それに、今、私、四条貴音は……」 

貴音「もう私だけの物ではないのですから」 

貴音「そうですよね……あなた様」 


3:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 16:38:10.01 :Bt3oPOj/O

貴音「なんと……完全に個室なのですか」 

貴音「本当に、よろしいのですか?」 

貴音「私は、相部屋でもかまわないのですが……」 

貴音「……私が、安眠妨害なく寝れるように、と」 

貴音「ふふふ……あなた様のそのような心遣いに、私はいつも感謝しておりますよ」 

貴音「あなた様……いつも、ありがとうございます」ペコッ 


4:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 16:42:36.91 :Bt3oPOj/O

貴音「最近の病院食の味は、発展しておりますね……」モグモグ 

貴音「……大丈夫です、もっと食べてもよいくらいです」 

貴音「もっと沢山、栄養を取った方が……」 

貴音「……おや?病室の外から話し声が……」 




ガラガラッ… 

貴音「……まぁ」 

貴音「皆、お見舞いに来てくれたのですか」 

貴音「真、感謝いたします」ペコッ 


5:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 16:46:42.31 :Bt3oPOj/O

貴音「……えぇ、そこにあるお土産は食べてよいですよ、真美、亜美」 

貴音「いいのですよ、律子嬢」 

貴音「お土産は少しばかり勿体無く思い、手につけられないのですから」 

貴音「亜美も真美も勉強の忙しい中、来ていただいてる事ですし…」 

貴音「……皆、本当に多忙の中来ていただき、ありがとうございます」ペコッ 

貴音「それで、765プロの方はどうなのですか?」 

貴音「……なんと!また一つ、765プロの番組が増えるのですか!」 

貴音「それはそれは……楽しみですね」 

貴音「……え?そちらに置いてる本ですか?」 

貴音「昔、私のぐらびあ撮影で撮った写真が記載されている雑誌です」 


6:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 16:50:41.31 :Bt3oPOj/O

貴音「入院中は時間が空くので、自分が載っている未読の本を読もうかと思いまして……」 

貴音「……そうですね」 

貴音「入院前より、容姿が少し変化してしまいましたね」 

貴音「えぇ……先程も栄養は摂取いたしました」 

貴音「今は、栄養を取って病気に打ち勝つつもりでないといけませんので」 

貴音「……私の体調、ですか?」 

貴音「大丈夫ですよ、最近は健康そのものです」 

貴音「少し前までは、血が大量に出る事もありましたが……」 

貴音「今は、そのような事は………」ユラッ 

貴音「うっ……………!」バッ 




7:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 16:54:34.28 :Bt3oPOj/O




ガラガラ… 

貴音「……あなた様」 

貴音「事務所の皆には、帰ってもらいましたか……」 

貴音「せっかく来ていただいたの……悪い事をしてしまいました」 

貴音「……吐いた所を見た後には、どのような顔をして会えばよいか判らないですね」 

貴音「……あなた様」 

貴音「どうか、よろしければまたいつか面会してもらえるように、皆にお願いしてもらえないでしょうか?」 

貴音「………え?」 

貴音「帰り際……皆、また来ると……?」 

貴音「………ふふふ」 

貴音「私は、果報者ですね……」 


8:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:00:55.60 :Bt3oPOj/O




貴音「入院してから、そこそこ日が経ちましたね」 

貴音「……あなた様」 

貴音「もう病気の方は安心しろと医師は言っていたではありませんか」 

貴音「ですから、その様な暗い顔をせずに……」 

貴音「………また、再発するかもしれないと?」 

貴音「……大丈夫です」 

貴音「信じましょう、あなた様」 

貴音「もう、病気を起こさない……と」 


9:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:04:11.42 :Bt3oPOj/O

貴音「あなた様がそう、物憂げな顔をしていると……」 

貴音「私も心配してしまいますよ?」 

貴音「にっこりと、笑顔になってくださいまし……」ニコッ 

貴音「……さて、月が顔を出す時間になりました」 

貴音「明日も仕事があるのですよね?」 

貴音「無理はせず、家宅にて休養をとってください」 

貴音「はい……えぇ、私もゆっくり休みます」 

貴音「……では、また」ペコッ 


10:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:07:39.30 :Bt3oPOj/O




貴音「……窓から、あの方の帰る所が伺えますね」スッ 

貴音「…………!」 

貴音「……ふふふ」フリフリ 

貴音「私の病室に向かい、手を振ってくれるとは……」フリフリ 

貴音「………お行かれましたね」 

貴音「……あなた様は、本当に優しいお方です」 

貴音「……その優しさに、私は魅了されたのですね」 

貴音「……………うっ!」ズキッ 

貴音「……痛みが、出て……」ズキズキ 

貴音「……はぁ、はぁ……」 

貴音「………あなた、様……」 


11:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:11:33.48 :Bt3oPOj/O




ガラガラガラガラ……… 

貴音「はぁ……はぁ……」 

貴音「……あ、あなた様……」 

貴音「すみません……先程、帰路につかせた所を……はぁ……はぁ……」 

貴音「………あの後、痛みが出て来てしまい……はぁ……はぁ……」 

貴音「今、手術室に運ば……うぅっ!」ズキッ 

貴音「……あ、あなた様……はぁ……はぁ……」 

貴音「手を……握って……欲しい、です」 

貴音「………はぁ……はぁ……」ギュッ 

貴音「………あなた様の……温もり……想いが……」 

貴音「………伝わって……来ます……はぁ……はぁ……」 


12:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:15:04.68 :Bt3oPOj/O

貴音「………あなた……様……」 

貴音「……私は……もう……大丈夫……です……」 

貴音「……どうか……あまり……心配せずに……待ってください……」 

貴音「………あなた………様……」 



ガラガラガラガラ……… 

バタンッ 



P「………」 

P「貴音……」 


14:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:19:19.28 :Bt3oPOj/O



響「はぁ……はぁ……」タタタ 

響「……あ!プロデューサー!」 

P「……………響か」 

響「貴音は!?」 

P「……今、中に……」 

響「そ、そう……」 

P「……………」 

響「貴音……大丈夫、だよね?」 

響「病気はもう大丈夫ってお医者さんに言われたし、大丈夫だよね!」 

P「………あぁ、大丈夫……」 

P「………なんて、言える確信なんてない……」 

響「……え?」 

P「こんな経験……初めてだから何にもわからないんだ……」 

P「くそっ……こういう時は、俺がしっかりしてないといけないのに……!」 

P「……不安で不安で、仕方ないんだ」 

響「プロデューサー……」 


16:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:22:44.64 :Bt3oPOj/O

響「……誰だって、きっとそうだよ」 

響「しかも、病気と重なったら尚更そうなるよ」 

響「だから、自分を責めるのはやめてよ、プロデューサー」 

P「………………」 

P「………そういう、もんなのかな……」 

響「そうだよ、きっと」 

P「……そうだな」 

P「今は、貴音の無事を祈るしかないな」 

響「……うん」 









オギャー……オギャー…… 

P&響「!!」 


17:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:27:19.10 :Bt3oPOj/O

数時間後 

律子「本当、最初に貴音が切迫流産になった時は心配したわよ」 

あずさ「出血したりして、大変だったでしょ?」 

貴音「えぇ、妊娠した後も出ていて……」 

貴音「しかし、本当に流産にならなくて安堵いたしました」 

亜美「前にお見舞いに行った時、出血の話からつわりが来た時は超ビビったよ〜!」 

真美「吐血したかと思ったもんね〜!」 

貴音「少々、病食を食べ過ぎたらしく……」 

響「も〜!病院では自重してよね!」 

真「でも、あのポッコリしたお腹が見事になくなったね」 

春香「やっぱり、妊娠線とかついたんですか……?」 

貴音「見てみますか?」チラッ 

雪歩「あ……本当だぁ///」カァァ… 

伊織「……何で赤くなってんのよ」 

小鳥「うぅ……なんて羨ましい傷跡なの……!」グスッ 


20:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:32:01.39 :Bt3oPOj/O

千早「それより四条さん、本当におめでとう」 

やよい「ご出産、おめでとうございます!」 

貴音「祝福の言葉、真、感謝いたします」ペコッ 

美希「貴音が引退してから、どれくらい経ったの?」 

律子「そうね……もう何年も経ったわよね」 

響「プロデューサーに聞けばわかるよね」 

響「ねぇ、プロデューサー?貴音と結婚してから……」クルッ 

響「……あ、あれ?」 

春香「プロデューサーさん、いないね……」 

千早「どこに行ったのかしら……?」 


ガラガラッ 

P「いやぁ〜、悪い悪い、遅くなって」 


21:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:36:17.06 :Bt3oPOj/O

あずさ「あ、プロデューサーさん…」 

亜美「兄ちゃん、どこ行ってたの?」 

P「いやな、家に置いてたベビー用品をな……」 

雪歩「も、もう取って来たんですか……?」 

真美「兄ちゃん……気が早すぎるっしょ……」 

P「え?そ、そうか……?」 

小鳥「出来るだけ、貴音ちゃんの側に居てあげてくださいよ?」 

P「そ、そうですね……すみません……」 

伊織「……さっ、そろそろ私達も帰るわよ」 

P「え?もう帰るのか?」 

伊織「生まれた子は、切迫流産の影響が無いか検査中でしょ?」 

伊織「また後日、見に来させてもらうわ」 

伊織「さっ、行くわよ」スタスタ 

やよい「貴音さん、また来ますねー!」スタスタ 




ガラガラ… 


22:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:40:41.40 :Bt3oPOj/O

P「……皆、行っちゃったな」 

貴音「……きっと、気を利かせてくれたのでしょう」 

貴音「私は、良き仲間を持ちました」 

P「あぁ……そうだな」 

P「……貴音」 

貴音「はい?」 

P「お疲れ様」なでなで 

P「よく頑張ってくれたな、本当にありがとな」なでなで 

貴音「……私一人では、きっと頑張りきれなかったと思います」 

貴音「皆がいて、そして……」 

貴音「あなた様が、いてくれたから……です」 

P「貴音……」 


23:◆p3yuNM37DY:2014/11/17(月) 17:44:47.76 :Bt3oPOj/O

貴音「……しかし、私はまだあなた様の温もりを感じ取りたいようです」 

貴音「どうか、また温もりをくれませんか?」スッ 

P「……あぁ、いつだっていいさ」ギュッ 

P「また、貴音が不安になった時は手を握るさ」 

貴音「……ふふふ」 

貴音「では、共に手を手をとりあい……」 

貴音「幸せな家庭を、築き上げていきましょう……」 

貴音「……あなた様///」 





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