1:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 13:49:56.71 :HCnzTXieO

P「……そのままの意味さ」 

P「俺の気持ち、受け取ってくれ!貴音!」 

貴音「……今日この西洋料理店にお誘いしたのは、これを渡す為に……ですか?」 

P「あぁ……そうだ」 

貴音「なんと……わざわざ私の為に……」 

貴音「……ふふふ///」 

貴音「大変嬉しく思います、あなた様」 

P「!!」 

P「じゃ、じゃあ……!」 






貴音「私の身だしなみを磨き上げる為、この装飾品を贈ってくださるだなどと……」 

P「……え?」 


2:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 13:56:01.32 :HCnzTXieO

貴音「私も容姿を向上させる意欲が湧いて来ました」 

貴音「もっと明媚に、見目麗しく成長してみせますゆえ……」 

P「あ、あの、貴音」 

貴音「はい?」きょとん 

P「この指輪の意味……わかってる?」 

貴音「えぇ、もちろん」 

貴音「これを着けて、るっくすに磨きかけるようにすれば良いのですよね?」 


3:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:00:27.94 :HCnzTXieO

P「………………」 

P「………………」 

P「……あ、あぁ、そうだ」 

P「がんばれよ、応援してるからな!」 

貴音「はい、奮励努力、アイドル活動に努めていきます!」 

P「ははは……」 

P「………はぁ」 


ー 
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4:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:05:19.33 :HCnzTXieO

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ー 



P「なんて言って、俺の告白に気付いてくれなかったんすよぉ〜……」 

小鳥「破局して飯が美味い展開を期待してたのに……」 

小鳥「貴音ちゃんも、以外と鈍感なんですね」 

P「そうらしいんですよね……」 

P「やっぱり、西洋風の告白がダメだったんですかね……」 

小鳥「指輪を渡して告白って日本でもよくある事なんですけどね……」 


5:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:09:31.91 :HCnzTXieO

P「はぁ……せっかく給料3ヶ月分を叩いて買った指輪だったのに……」 

P「交際の申し込みに気付かないで受け取るだなんてなぁ……」 

小鳥「え…交際のって……結婚の申し込みじゃなかったんですか!?」 

P「い、いやそんな、付き合っても無いのにいきなり結婚って……」 

小鳥「いつも事務所でイチャイチャしてるくせに、まだ付き合ってなかったんですか」 

P「い、イチャイチャなんてしてませんよ!」 


6:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:14:25.17 :HCnzTXieO

ガチャッ 

貴音「おはようございます」 

小鳥「あ、噂をすれば……」 

P「お、おぉ、貴音おはよう」 

貴音「今日も一日、仕事に勤しむといたしま……」ぴたっ 

貴音「……………」じぃー… 

小鳥「?」 

P「どうした?俺を見つめて……」 


7:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:20:16.01 :HCnzTXieO

P「もしかして、俺の顔に何かついて……」 

貴音「………あ」ふるふる 

貴音「あなた様ぁ!」ギュッ 

P「わぁっ!?」ボフッ 

小鳥「え、え?」 

小鳥「何か目の前で貴音ちゃんがプロデューサーさんに抱きついてるんだけどなう」 

P「た、貴音!?急にどうした!?」 

貴音「………あなた様」 

貴音「目の下に薄っすらと、くまが浮かび上がっております……」 


8:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:25:24.36 :x+ySyu7O0

P「え?そ、そうか……?」 

貴音「昨日は睡眠を摂られたのですか?」 

P「い……いや、何か昨日は寝付けなくてさ……ははは」 

P(気付いて貰えなかったのがショックで寝れなかったんだよな……) 

貴音「どうか無理をせず、ゆっくり休んで……」 

P「大丈夫大丈夫!体調管理はバッチリだよ」 

貴音「あなた様に何かあれば、私は……」うるっ 

P「ほ、本当に元気だからさ!な!」 


9:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:30:00.02 :x+ySyu7O0

P「それにさ、俺は仕事をしてる方が調子良くなるし、楽しいからさ」 

貴音「真……ですか?」じぃー 

P「そんな暗い顔しないで……な?」なでなで 

貴音「……あなた様が、そう仰るのなら///」 

P「さぁ、もうすぐレッスンの時間だ、準備しとくんだぞ」 

貴音「はい、わかりました」スッ 

P「後で、差し入れに饅頭買って持ってくるからな」 

貴音「なんと!……楽しみにしておきます」にこっ 

P「本当、貴音は食べ物を持って行くと喜んでくれるな」 

貴音「むぅ……あなた様?」ぷくっ 


10:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:36:17.25 :HCnzTXieO

P「悪い悪い、食いしん坊みたいな言い方だったな、ごめん」 

貴音「……私は食べ物も心嬉しく思いますが……それよりもあなた様が……」ちらっ 

P「え?」 

貴音「……いえ、何もありません」 

貴音「では、準備をしますので失礼を……」とてとて 

P「あ……あぁ」 

P「………何だったんだろう」 

小鳥「…………チッ」イライラ 

P「それで音無さん、さっきの続きですけどイチャイチャなんて……」クルッ 

小鳥「オラァッ!!」シュッッ!! 

P「ぐえぇっ!」グシュッッ!! 


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11:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:41:57.82 :HCnzTXieO

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次の日 

P「はい……はい……そこは私の名を……はい」 

P「それでは、今の案でよろしくお願い致します」ガチャッ 

小鳥「……長いお電話でしたね」 

P「相手側に指示を送るのに手間取っちゃって」 

小鳥「それにしても、今日は一段と張り切って仕事してますね」 

P「いえいえ、全くしてないですよ」 

小鳥「いやいや、謙遜しないでくださいよ、このこのぉ!」イジイジ 

小鳥「あんなに長い間に仕事相手の方に連絡してた癖にぃ!」イジイジ 

P「いや、あれは仕事相手じゃなくて、貴音へのプレゼントの予約の電話です」 


12:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:49:23.42 :HCnzTXieO

小鳥「……え?プレゼント?」 

P「今日こそ貴音に告白をして、交際してみせますよ!」 

小鳥「………………」 

P「あ、それで聞いてくれます?作戦内容!あのですね、夜空を……」 

小鳥「オラァッ!!!」シュビッッ! 

P「一思いに右でグホッ!!」ボコッォッ 


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13:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 14:54:21.67 :HCnzTXieO

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貴音「……あなた様!」タタタ… 


P「おぉ、来てくれたか」 

貴音「こんな夜遅くに、公園に何か用があるのですか?」 

P「あぁ、貴音に大事な事を伝えたくてな……」 

貴音「はて……伝えたい事?」 

P「……夜空を見上げて見てくれ」 

貴音「夜空……ですか?」スッ 


14:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:00:36.50 :HCnzTXieO

P「……綺麗な星が並んでるだろ?」 

貴音「……えぇ、それはもう言葉では表せない程の……」 

P「……でも、貴音の綺麗さには勝てないさ」 

貴音「まぁ……///」 

P「………………」 

P「……」キョロキョロ 

貴音「……どうか致しましたか?」 

P「いや何かまた音無さんに殴られそうな気がして……」 

ーーーーーーーーー 

小鳥「今なんかリア充の臭いがしたわ」 

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17:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:07:13.35 :HCnzTXieO

P「……まぁ、気のせいだよな」 

貴音「……むぅ、あなた様?」 

貴音「私は今、少ない2人だけの時間を共に過ごしたいのです……」 

貴音「今は他の女性の話はやめてくださいまし……」ピトッ 

P「貴音……」 

P「……そうだな、ごめんな」なでなで 

貴音「いえ、私もワガママが過ぎました……すみません」 

P「いや……俺も貴音と2人っきりの時間を大切にしたいからな」なでなで 

P「さぁ、夜空を見上げてごらん」 

貴音「えぇ……」 






ヒュウゥゥゥゥゥゥゥゥ……… 


貴音「おや……何かが空を登って……」 


18:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:14:04.12 :HCnzTXieO

パァアンッッッッッ!!! 

貴音「これは……花火……ですか?」 

P「浮き出てる文字を読んでごらん?」 

貴音「文字……」スッ 




『愛してる 付き合ってくれ P』 

貴音「何と……これは……!」 

P「……ふふふ」 

P(こんなにダイレクトに伝えたんだ……) 

P(いくら鈍感な貴音でも、これなら絶対に伝わるに決まってる……!) 


19:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:20:33.88 :HCnzTXieO

P「……貴音、どうだ?」 

P「お前の気持ちを聞かせて欲しい」 

貴音「…………」 

貴音「あなた様……」 





貴音「文字が出てくるなどと、素晴らしい演出の花火ですね!」 

P「え?……あ、あぁ」 

貴音「私、少々興奮して来ました」 

貴音「あの様な画期的な花火が打ち上げられるなど……」 

貴音「作成した方、案を考え出した人は本当に素晴らしいですね!」 

P「………………」 

P「え?」 


20:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:24:47.94 :HCnzTXieO

P「あ、あのさ、貴音」 

貴音「はい?」きょとん 

P「このメッセージ花火……誰からのか分かってないのか?」 

貴音「……いえ、わかりませんが」 

P「だ、だって最後Pって描いてただろ!?」 

貴音「……ぴぃ、とは何でしょうか?」きょとん 

P「………………」 

P「そこ読めないのかよ……」ガクッ 


22:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:35:42.97 :HCnzTXieO

貴音「あなた様?どうか致しましたか?」 

P「………………」 

P「えぇい!こうなりゃハッキリ言わして貰うぞ!」ガシッ 

貴音「きゃっ……りょ、両肩を……///」どきっ 

P「貴音!俺は、お前を愛してる!」 

貴音「!!」 

P「いつもクールで冷静で美麗で大人っぽくて」 

P「時たまに、子供っぽくて可愛い所があって」 

P「らあめんとおでんが大好きで、ミステリアスで面妖な」 

P「お前の容姿性格全てが好きだ!!愛してる!」 

P「俺が一生を掛けて幸せにしてみせる!」 

P「だから、付き合ってくれ!貴音!」 

貴音「………………」 


23:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:41:08.22 :HCnzTXieO

P「………………」ドキドキ 

貴音「………………」 

貴音「………あなた様」 

P「……な、何だ?」 

貴音「……私は今、心の中で……」 








貴音「大変、憤りを覚えております……」ごごごごごご…… 

P「………………え?」 


24:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:52:38.04 :HCnzTXieO

貴音「……あなた様」じっ 

P「え……な、何?」ビクッ 

貴音「先月の『でぇと』の帰り道に、私が言った台詞を覚えておりますか?」 

P「えっと……先月って……」 

P「……あぁ、確か帰り道で月が綺麗とか言ってたよな」 

貴音「その時、あなた様も同じ台詞を、私に返してくださいましたよね?」 

P「それがどうかしたか?」 

貴音「………………」 

貴音「……もういいです」ふぅ… 

貴音「昔から鈍感なあなた様に、この言い回しで伝えるのは無理がありましたね」 

貴音「どうやら、私だけがお付き合いをしてると思っていた様ですね……」 

P「え、え?」 

P「何の話をしてるんだ?なぁ?」 

貴音「……いえ、何もありませんよ」 


26:◆p3yuNM37DY:2015/01/02(金) 15:56:48.45 :HCnzTXieO

P「な、何なんだよ……本当」 

貴音「……それよりも、あなた様」 

P「ん?」 

貴音「先程の言葉……心に響き渡りました」 

貴音「少し違う感情も出て来ましたが、今は大変心嬉しく思っております」にこっ 

P「え……じゃ、じゃあ!」 

貴音「……私からの返事は」 

貴音「『月が綺麗ですね』……とでも言っておきます」 

P「な、何だよそれ……先月のデートの帰り道で話した時と同じ事言ってるじゃないか」 

P「何か深い意味でもあるのか?」 

貴音「……ふふふ」 

貴音「それは……トップシークレットです///」 







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