1:2015/01/18(日) 00:02:42.80 :Hw4sVysG0

これはあんまり救いのない話です 

だからそういうのが嫌いな人は、明日に備えてお布団にもぐりこもう!もう夜中だよ!


2:2015/01/18(日) 00:04:05.70 :Hw4sVysGo

―――――――――――――― 




凛「……それじゃ私、先に帰るから」 

卯月「あれ?もう帰っちゃうの?」 

未央「そうだよしぶりん!レッスン終わったばっかじゃんご飯とかいこーよ!」 

凛「ごめん、今日そんな気分じゃないから。ばいばい」 

未央「あ、うん。ばいばーい」 

卯月「…はい、また明日一緒にがんばろ!」 

凛「……ん」 


未央「うーん…」 

卯月「どうしたんですか?未央ちゃん?」 

未央「いやさー、なんか最近のしぶりんっていつもあんな感じじゃない?」


3:2015/01/18(日) 00:04:53.44 :Hw4sVysGo

卯月「あんな感じ?」 

未央「なんかさー、こう、私いまそれどころじゃありません!みたいな?レッスンも時々身が入ってなかったりするしさー?」 

卯月「あ、確かに。もしかして、なにか悩み事とかあるのかな?」 

未央「そうそう、絶対なんかあるって!待ってれば相談してくれるかなって思ってたんだけど、だめっぽいし、そろそろこっちからアクション起こしてみよっかなって!」 

卯月「あ!それなら私、やりますよ!今日凛ちゃんに電話しちゃいます!」 

未央「お!さっすがしまむーでかした!うむうむ頼むぞ島村くん!我らニュージェネレーションの今後はいま、君にかかっているのだ!わかるかね?」 

卯月「はい!もちろんです!島村卯月、誠心誠意、がんばります!」 

未央「お!がんばりますいただきましたー!」 

卯月「ちょ、ちょっとやめてよ未央ちゃん!」 

未央「やはは!それじゃ、また明日結果聞かせてね!それじゃばいばい!」 

卯月「はい!また明日!」 





――――――――――――――


4:2015/01/18(日) 00:05:39.66 :Hw4sVysGo

―――――――――――――― 



トレーナー「――はい、よくできました!午前のレッスンはこれでおしまいです!午後からまた続きをしますけど、今はしっかり柔軟するのよー?」 

NG『はい!』 

凛「……ふぅ、私、ちょっと着替えてくるね」 

未央「あ、うんわかったよ!――――ちょっとちょっとしまむー?」 

卯月「え?なに?」 

未央「昨日の夜、結局どうだったの?しぶりんまだあんまり元気ないけど」 

卯月「あ、はい!電話してみただけど、話し始めたら、楽しくなっちゃって、それでいろんなお話があっちこっちで……えへへ」 

未央「ちょっとー!しっかりしてよ、しまむーったら!」 

卯月「ご、ごめんなさーい!あ、でもでも、ちょっとつかめたかも!」 

未央「え?つかめたかもって?」 

卯月「電話でお話してて思ったんだけど、なんだか直接話してみればもっと話してくれる気がするの!」 

未央「お!そっか直接いっちゃいますか!うおっほん!それでは天才カウンセラーと名高いこのちゃんみお様が――」 

卯月「え!?未央ちゃんカウンセラーの資格持ってたの!?」 

未央「ちょ、しまむー!それは冗談だって!」 

卯月「あ、そっか」 


5:2015/01/18(日) 00:06:24.26 :Hw4sVysGo

未央「もー、しまむーは相変わらず天然さんだなぁ。よしよし!愛いやつめ!」 

卯月「て、天然じゃありません!私、ママからはよくしっかりしてるって言われてるもん!」 

未央「おーよしよしーって、そうじゃなくって、しぶりんだよしぶりん!どうすんの!」 

卯月「はい!未央ちゃん!」 

未央「む?なんだね島村タイイン!」 

卯月「まずは私が偵察に向かいます!いきなり二人で詰め寄ったら凛ちゃんびっくりしちゃうかもしれませんし!未央ちゃんはさりげなくサポートしてほしいです!」 

未央「うむうむ、よろしい!それじゃ私は、しまむーとしぶりんが2人きりになれるように手を回してあげましょう!さしあたって、今日の帰りとかからかな?」 

卯月「はい!そうですね!私、レッスンが終わったら話しかけちゃいます!」 

未央「おっけー!よろしくね!しまむー」 

卯月「はい!島村卯月、頑張ります!」 



――――――――――――――


6:2015/01/18(日) 00:08:20.10 :Hw4sVysGo

―――――――――――――― 



モバP(以下P)「おはよう。凛、撮影いくぞ」 

凛「…………ん」 

P「……元気ないな、大丈夫か?」 

凛「……大丈夫」 

モバP「……そんなこといってもな」 

凛「…………仕事はしっかりするから、ほら行くんでしょ」スッ 

P「な、凛!待てって!あ、未央と卯月はレッスンな!トレさんのいうことよく聞けよ!それじゃ行ってきます!…………くそっ」ボソ 



未央「……え?ちょちょちょっ!しまむー!なんかひどくなってない!?昨日うまく2人っきりにしたじゃん!」 

卯月「……あ、はい、えっと、お話はできて、いろいろと聞けたんだけど…」 

未央「え!?もしかして悩みの元とかわかった!?」 

卯月「…………ううん。結局、最後まではっきりとは言ってくれなくて」フルフル 

未央「そっかー…」 


7:2015/01/18(日) 00:09:02.31 :Hw4sVysGo

卯月「で、でも!少しずつ、すこしずつだけど、わかってくれてる気がするの!」 

未央「え?」 

卯月「えっとね?だから、もう少し、私に任せてくれないかな?もう1回とか2回じゃなくて、何回も何回も少しずつお話していけば、絶対うまくいくから!」 

未央「うーん……よし!わかった!……正直、私も直接話してみたいけど、ここはしまむーを信じて、ぐっと我慢することにします!だからお願いね?しまむー」 

卯月「はい!任せてください!島村卯月、頑張ります!」 

未央「あはは、頼りになるんだか、ならないんだか」 

卯月「あ、ひどい!」 

未央「あ、ごめん!ごめんって!」 

卯月「もー!私、本気なんですからね!」 

未央「おーおー、頑張ってくれたまえ!」 

卯月「はい!」 



―――――――――――――― 


8:2015/01/18(日) 00:09:37.43 :Hw4sVysGo

―――――――――――――― 



未央「しぶりん、今日のレッスンお休みだってね……」 

卯月「…うん」 

未央「……ねぇ、しまむー。前のしぶりん会議からけっこうたったよね?」 

卯月「……うん」 

未央「その、どうかな?最近のしぶりん、なんか時々ふさぎ込んでることもあるけど…」 

卯月「まだ、もうすこしだけ……」 

未央「…っ!それはもう何回も聞いたよ!確かにしまむーのこと信じるって言ったけど、何にもできないままずっと見てるのもつらいんだよ!もういい加減に私も直接―――――」 

卯月「でも!!!」 

未央「っ!?」 

卯月「でも、やっと原因かもしれないことがわかってきたんです…」 

未央「!!それ本当!?」 

卯月「えっと、その……」 

未央「どうなの!?わかってるの!?なにが原因なの!!?」 

卯月「……もしかしたら、プロデューサーさんと何かあったのかも、って」 

未央「……え?う、うそ…プロデューサーが、原因?」 

卯月「はっきり言ってくれたわけじゃないんだけど、ぽつぽつってこぼしたことをつなげていくと、そんな感じがして…」 

未央「……そんな」 


9:2015/01/18(日) 00:10:26.83 :Hw4sVysGo

卯月「…ごめんね?その、凛ちゃんには、できればここだけの話だって言われてたから……ほんとは未央ちゃんにも言っちゃ駄目だったんだけど……」 

未央「……ううん。ごめん。私のせいだよね?私がイライラしちゃってたから―――うん、わかった!私も、しぶりんのこと守るから!」 

卯月「え?」 

未央「何もできないのはもう、つらいから…でも、知らないふりして、しぶりんとプロデューサーのこと、あんまり一緒にしないようにするくらいなら、私にもできる!」 

卯月「…………」 

未央「いままで通り、できるだけしぶりんとしまむーが2人になれるようにもするから、しまむーはしぶりんと、もっともっといっぱいお話してあげて!」 

卯月「……はい!」 

未央「もう、悩み事のことじゃなくてもいいから!ううん!むしろ普通の話のほうがいいかも!しまむーも普通の話は得意でしょ?あの飛び飛びでいつまでも終わらないやつ!」 

卯月「え!?私の普段の話って、そんな風におもわれてたの!?」 

未央「自覚なしかーい!……ま、そんな感じでいいから。できるだけ、しぶりんのことリラックスさせてあげてね?」 

卯月「……はい!わかりました。それじゃさっそく、凛ちゃんのこと探してきますね!」 

未央「おー!頑張れ!」 

卯月「はい!島村卯月、がんばりまーす!」タッタッタッ 


未央「……ふぅ、行ったかな。……あーうん。やっぱりさ、私もちょっとくらいなら、つついてもいいよね…?」 



―――――――――――――― 


10:2015/01/18(日) 00:11:32.09 :Hw4sVysGo

―――――――――――――― 



未央「プーロデューサー!」 

P「うお!おい未央!仕事中はちょっかいかけるなっていつも言ってるだろ!」 

未央「えーいいじゃーん!ちょっと休憩しよーよ!なんと今なら、ハツラツ美少女との雑談つき!」 

P「無茶いうな!っていうか抱きつくな!あたってるあたってる!」 

未央「えー?なにがー?にやにやー♪」 

P「お前わかってて!って痛い痛い!アゴで頭グリグリするのはやめろ!わかった!わかったから!」 

未央「やった!あ、ちゃんみお様はお菓子をご所望だよ!」 

P「はぁ、ったく、わがまま娘め…確か来客用の羊羹が中途半端に余ってたからそれだすよ。これで満足ですか?お姫様」 

未央「うむ!くるしゅうない!」 

P「へへー、っと。で、なんの用だ?」 

未央「ん?」 

P「いや、いくら未央でも、ここまで強引なことはそうそうないしな、なんか話でもあるんじゃないのか?」 


11:2015/01/18(日) 00:12:16.74 :Hw4sVysGo

未央「うわ、ばれてるし。もー、そこはわかっててもちょっとずつ探りいれてくとかさー」 

P「俺、仕事中。ちひろさん、もうすぐ帰ってくる。おーけー?」 

未央「おー、ざっつらい!あいうぉんちゅー!」 

P「それ適当に思いついた英語ならべてるだけだろ!ちゃんとお仕事しないと俺怒られるの!わかるだろ!?」 

未央「……別に私としてはプロデューサーが怒られてもいっかなーって」 

P「…さー、残りの案件片付けなきゃなー」 

未央「あー!ごめん!ごめんなさい!ちゃんと話すから許して!」 

P「はぁ、最初からそうしろっての…」 

未央「………あー、いや、さ、しぶりんのこと、なんだけどね?」 

P「……あぁ、その話か」 

未央「うん、しぶりん、もうずっと元気ないじゃん?だから心配でさ。でも全然理由がわからないから、どーしようもないし…プロデューサー、なんか心当たりとかないの?」 

P「…………」 

未央「…………」 

P「……わからん」 


12:2015/01/18(日) 00:12:45.29 :Hw4sVysGo

未央「…っ」 

P「正直、俺も途方にくれててな…方々に手は尽くしているんだが、如何せん本人がなにも言ってくれない」 

未央「…………」 

P「話をしようと場をもうけたがダメ、ちひろさんにもだんまり、親御さんにも話してしないようだし、実はカウンセラーさんにも来てもらってる。それでもなにがきっかけなのかさっぱりだ…」 

未央「……どの口がっ」 ボソッ 

P「ん?」 

未央「…あ、いや、それでどうするの?これから」 

P「……凛の長期休養も視野に入れている」 

未央「え?…本気?」 

P「本気も本気さ。学校での様子もうかがったんだが、そっちでは別に普通らしい。少なくともこっち、アイドル業関連で何かあったと考えるのが正しいだろう。……しばらくは落ち着かせてやるべきなのかもしれん、とな」 

未央「ちょ、ちょっとまってよ!そんな、そんな話……!あ、そうだ!今、今しまむーが頑張ってるから!」 

P「…………卯月が?」 

未央「うん!もうすこしで、原因がわかるかもって!だからさ、もうちょっとだけ待ってよ!」 

P「…………」 


13:2015/01/18(日) 00:14:09.80 :Hw4sVysGo

未央「仕事関連が危ないならさ、プロデューサーもちょっとだけ距離置いてみてさ、一回全部しまむーに任せてみよう?きっとそれでうまくいくって!」 

P「……だがな」 

未央「ほら、私たちの絆の力を信じてさ!いけるいける!大丈夫だって!」 

P「……わかった。もう少しだけ様子を見よう。だがな、本当にまずいと感じるようなことがあったら、有無を言わせず休ませるからな?それは覚えておけよ?」 

未央「うん!わかってるよ!」 

モバP「確かにな、お前たちが心配になるのもわかる。だが俺たち大人も、何もしないでいるわけではない。……結果がともなわなくて情けないかもしれないが、全力で凛のことを考えてるのは確かだ。」 

未央「…………」 

P「むしろ、俺が誰よりも、あいつのことに責任を感じている…いや、これはただの言い訳だな…。――よし!いったんこの話は終わりだ!俺は仕事に戻る。お前ももう少ししたら収録だから準備しとけよ」 

未央「……はーい」 

P「何かあれば伝えてくれ。すぐに動く」 

未央「……うん。わかった」 




―――――――――――――― 


14:2015/01/18(日) 00:16:08.81 :Hw4sVysGo

―――――――――――――― 



未央「はぁ、今日も疲れたなぁ…しっかり寝て、休まないと…」 



――――プルルル 



未央「っと電話電話…しまむー?はい、もしもしー?」 

卯月『未央ちゃん!!』キーン 

未央「わっ!ちょっと、いきなりおーきな声出さないでよ、しまむー!」 

卯月『あ、ごめん……ってそうじゃなくって!やった!やったの!』 

未央「え?も、もしかして!?」 

卯月『うん!凛ちゃんのこと!』 

未央「や、やった!しまむーでかした!すごい!すごいよ!しぶりん元気になったの!?」 

卯月『あ、えっと、えっとね?まだすぐに元通りってことではないんだけど…』 

未央「え?」 

卯月『えっと、詳しいことも話せなくて……でもね!凛ちゃん、受け入れてくれたから!』 

未央「どうゆうこと?」 

卯月『ずっと、ずっと、かたくなだったんだけど、やっと心を開いてくれたの。だから、時間はかかるかもしれないけど、あとは順調に元気になっていってくれるはずだから!』 

未央「……そっかー。よかった…、うぅ、ぐず、よかったよぉ…」 

卯月『未央ちゃん、泣かないで。ちょっとだけ強引なとこともしちゃったけど、きっとこれで、大丈夫だから!』 

未央「うん…うん!そっか、へへへ、そっかそっかぁ」 


15:2015/01/18(日) 00:17:28.01 :Hw4sVysGo

卯月『その、ごめんね?なんだか未央ちゃんだけ、蚊帳の外みたいになっちゃって…』 

未央「ううん!そんなのぜんっぜん大丈夫だよ!そりゃちょっとはさびしいけどさ、しぶりんが知られてくないっていってるなら、それでしぶりんが元気になるなら、いくらでも我慢できるもん!」 

卯月『未央ちゃん……うん!それじゃあ明日、みんなでいっぱいお話しよう!未央ちゃんもいっしょに!』 

未央「もっちろん!ふふ、これは明日しぶりんに会うのが楽しみだなー♪」 

卯月『えへへ。あ、ちょっとママに呼ばれてるから、今日はこれでおしまいね?それじゃあ、また明日』 

未央「うん!ばいばい!また明日!」―ピッ 

未央「あー、本当によかったぁ。ふぐ、安心したら、また泣いちゃいそう――――」 



――――プルルル 



未央「え?また?あ、し、しぶりん?―――はい!もしもし、しぶしん?」 

凛『…………未央』 

未央「え、えっと、しぶりん?どうしたの?」 



凛『…………お願い、たすけて…』 

未央「………え?」 



凛『……う、うぅ……お願いだから、たすけてよぉ、未央ぉ』グズ... 

未央「しぶ、りん…?」 



――――――――――――――


17:2015/01/18(日) 00:18:09.73 :Hw4sVysGo

―――――――――――――― 



卯月「ただ今戻りましたー!んーー!今日も大変だったね!」 

凛「…………まぁ」 

卯月「でも楽しかったな!久しぶりにニュージェネレーション3人そろってお仕事でしたし!」 

凛「…………」 

卯月「未央ちゃんは残念だったね。急に電話で、今すぐ帰ってきなさいって…。なにかあったのかな?」 

凛「…………そうだね」 

卯月「未央ちゃん、今日のことすっごく楽しみにしてたんだよ?凛ちゃんとまた一緒におしゃべりできるって!……凛ちゃんのことずっと心配してたんだって。元気になってくれるなら本当にうれしいって」 

凛「…………」 

卯月「あ、ちひろさんの書置きがある!えーっと、買い出しにいってくるのでお留守番お願いします? 」 

凛「…………」 


卯月「そっか………それじゃあ、ちひろさんが帰ってくるまで、…二人っきりだね。凛ちゃん」クスッ 


18:2015/01/18(日) 00:18:58.63 :Hw4sVysGo

凛「…………ねぇ、卯月」 

卯月「……なぁに?」 

凛「……今日は、やだ」 

卯月「…………うん?」 

凛「……ううん、今日だけじゃない。もう、もうやめようよ。……やめてよ…お願い…」 

卯月「そっか」 

凛「…………」 

卯月「うん、そっか」 

凛「…………」 


卯月「うんうん。そっかそっか。―――――――だけど、だぁめ♪」グイッ 


19:2015/01/18(日) 00:20:18.66 :Hw4sVysGo

凛「……っ!こ、こっちにこないで!」 

卯月「…だって、ねぇ凛ちゃん。よかったでしょう?」 

凛「そんなことっ!――こないで!こないでよ!」 

卯月「そんなこと?あったよね?ね?」 

凛「ない!ないよ!…やだよ」 

卯月「―――ほら、もう逃げられない」ドン 

凛「あ、や…」 

卯月「……凛ちゃん、凛ちゃんはもうどうしたって逃げられないよ?」 

凛「……っ」 

卯月「…プロデューサーさん、凛ちゃんのことお休みさせようとしてるんだってね」 

卯月「もう吹っ切らないと、受け入れてくれないと、凛ちゃんの大切なニュージェネレーション、解散しちゃうよ?……それが嫌だから、みんなには秘密にしてたのにね?」クスクス 

卯月「未央ちゃんも私のこと信じてくれたよ?それにプロデューサーさんのことも説得してくれたみたい。……だから今、凛ちゃんが元気になれば全部もとどおり!」 

卯月「ううん、前よりも、もっともっと輝いてる――そう、ただちょっとだけ、私と凛ちゃんの関係が変わっただけで!」 

凛「…………」 



卯月「……ね、凛ちゃん。もう一回、ううん、何度でもいうよ。―――私、あなたのことが好き。」 


20:2015/01/18(日) 00:21:10.27 :Hw4sVysGo

凛「…!だから、私は…!」 

卯月「うん、わかってる。わかってるけど、もうどうしようもないんだ。私はもう、凛ちゃんのためなら、どんなことだってするよ。……それに凛ちゃん、もう、一回受け入れちゃったもん」 

凛「…それは!だって卯月が無理やり…!」 

卯月「無理矢理でもなんでも最初を過ぎちゃったら、あとは何回でもおんなじだよ?…だから、諦めよう?慣れればもっともっとよくなれるよ?」 

凛「……そんな」 

卯月「だから、ね?凛ちゃん…いいよね?」 



凛「だめ、だめ―――助けて!未央!」 



未央「おうさ!」バンッ 


21:2015/01/18(日) 00:21:59.43 :Hw4sVysGo

卯月「え?未央ちゃん?――きゃあ!」グイッ 

未央「しぶりんから離れろ!これ以上はやらせないよ!」 

卯月「いたた…未央ちゃん、なんでここに?帰ったんじゃ……凛ちゃん、もしかして…?」 

凛「…………」 

未央「しぶりんから全部聞いたよ。しぶりんがずっと元気なかった理由……しまむーがいままでどんなことしてたのか」 

卯月「…………」 

未央「しまむー、ずっとずっと、嘘ついてたんだね?お話するっていって二人っきりになって、それで…」 

卯月「…………」 


23:2015/01/18(日) 00:22:46.96 :Hw4sVysGo

未央「私、しまむーがこんなことする子だなんて思わなかった…ずっと、ずっとしまむーのこと信じて、私、わたしぃ…」グズッ 

卯月「…………」 

未央「ねぇしまむー、なんか言ってよ…!しまむーはずっと私のことわらってたの?大事な友達だと思ってたのは私だけだったの?」 

卯月「……そんなこと、ないよ」 

未央「じゃあ!なんで!!」 

卯月「…だって!だって、仕方ないじゃないですか!もう、もう我慢できなかったんだもん!いつもいつも凛ちゃんのこと考えちゃって、何も手につかなくって、でもただ一緒にいるだけで世界が輝いて見えて、だけど、届か 
なくて…」 

未央「…………」 

卯月「もちろん、未央ちゃんのことも大切な友達だよ?…一番の親友って言ってもいいくらいで……でも、それでも…」 

未央「…………」 


24:2015/01/18(日) 00:23:58.89 :Hw4sVysGo

未央「……プロデューサーも」 

卯月「え?」 

未央「プロデューサーのことも全部うそだったの?」 

卯月「……うん。ああでも言わないと、未央ちゃん、本気だったみたいだから…」 

未央「……そっか――――ちょっと疑ってた。ごめんね?プロデューサー」 


P「――――おう、気にするな」スッ 


卯月「あ……」 

凛「え?うそ……未央!プロデューサーにはいわないでって!」 

未央「……ごめん、しぶりん。でも、もう無理だよ」 

凛「そんなことない!まだ私たちは!」 

P「凛!!」 

凛「っ!」ビクッ 

P「お前、自分がここ数週間でどれだけ、やつれたか自覚してるか?」 

凛「……それは、ちょっとだけ…」 

P「……俺はお前を親御さんから預かっている身だ。その立場からして、今の状況はもう、見逃せない。お前と卯月を一緒にしておくことはできない」 

凛「そんな……」 

卯月「…………」 


25:2015/01/18(日) 00:25:02.50 :Hw4sVysGo

P「……卯月、何か釈明はあるか?」 

卯月「…………」 

P「…だんまりか、まぁいい」 

卯月「…………私、がんばったのにな…」 

未央「しまむー…」 

凛「…………」 

P「今日、今この瞬間、俺の権限でもって、ニュージェネレーションは解散だ。わかったな?」 

NG『…………』 

P「…返事をしろ!!」 

NG『………はい』 

P「…そうだ、それでいい。正式な処理は明日からだ。車を回してくる。帰る準備をしておけ」タッタッタッ... 



卯月「…………」 

凛「……うぅ」ヒック、グズ… 

未央「……うぐ、うぅ、うええぇぇぇ……」 




―――――――――――――― 


26:2015/01/18(日) 00:25:35.93 :Hw4sVysGo

っと、これが15年前、ニュージェネレーションが解散することになった顛末です 

いやぁ懐かしい…というより、さすがのこの私も、テレビでこんな話するような年になっちゃったかー… 

こんな暴露番組出ることになるなんて、昔は考えられなかったなぁ… 

あ!ちょっといま三十路って言ったのだれだ!まだぎりぎり20代だよ!あと数か月もないけどね! 

……って、茶化しちゃってごめんね? 

さすがにちょっとしんどいんだ。少しぐらいふざけさせてよ。 

…最初に救いのない話だよって言ったけど、その通りだったでしょ? 

あのあと卯月はすぐに引退しちゃったし、しぶりんも大学卒業を期に引退して、芸能界に残ったのは私だけ… 

正直、私がこんなに息の長いアイドルになれるとは… 

む、いいじゃん30歳のアイドルでも!永遠の17歳だっているんだし! 


27:2015/01/18(日) 00:26:37.09 :Hw4sVysGo

……うん、この話するのに2人にちゃんと許可もとってるよ 

…じつは今でも連絡取りあってたりするんだ 

ちゃんと話せるようになったのは、あれからだいぶ落ち着いてから、だったけどね 

あんなこともあったけど、やっぱり、私たち3人は本当に誰よりも仲が良かったんだって、胸を張って言えるよ 

だからさ、いままでもこれからも私はずっと変わらず、ニュージェネレーションの本田未央、なんだ 

ずっと言い続けてるけど、それだけは絶対に変わらない 

絶対に、ね 


28:2015/01/18(日) 00:27:15.81 :Hw4sVysGo

終わり!


29:2015/01/18(日) 00:30:03.27 :Hw4sVysGo

ドン引きされるの覚悟で書かずにはいられなかった 
正直すまんかった 

あとはどのあたりからタネに気づいたとか教えてもらえると、私が喜びます 
ではでは、ありがとうございました


31:2015/01/18(日) 00:32:21.76 :ZoLnogZq0
乙ー 

それにしても、ちゃんみお三十路か……ありだな

32:2015/01/18(日) 00:32:38.88 :1BcmDp7o0
短編良かった乙

36:2015/01/18(日) 01:22:39.16 :s7qSLa1X0
なんか別に思ったよりキツい話でもなかった 
でもよかったよ 
おつおつ

38:2015/01/18(日) 01:50:49.17 :9oACldtr0
しまむーに組み伏せられて貪られる凛か 
悪くない(真顔)

39:2015/01/18(日) 23:17:50.70 :YAOsqMKho
いいssだった、かけ値なしに


元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421506962