1 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:06:52.61 :WalAsCs1o

アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。

当SSはアイドル名「ことわざ」でタイトルをつけているシリーズです。


以前のお話に戻る場合はSS wikiを通ってください。


前々回
宮本フレデリカ「明日は明日の風が吹く」

前回
本田未央「五十歩百歩」


2 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:08:53.50 :WalAsCs1o

 ─ 前回のお話 ─


・Coプロの渋谷凛休業中

・そんな彼女の帰りを望む人が多数いる

・○○プロのモバPは傷心旅行中


3 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:10:17.79 :WalAsCs1o

 ─ ○○プロ・事務室 ─


相原雪乃「・・・由々しき事態ですわ!」

藤居朋「いや、雪乃さん、それ昨日も言ってた・・・」

雪乃「毎日言わないと絶対忘れてしまいますわ!」

朋「いや・・・あ、はい」

小松伊吹「どしてあたし達呼ばれたの?」

雪乃「皆さん・・・今の自分たちの状態を見て同じ事を言えるんですか!?」


朋「え?」←キャミ装備、いろいろ見えてる

伊吹「ん?」←美顔パックつけて、ゲームしてる

五十嵐響子「なんでしょうかー?」←ケーキ作り中、顔にチョコついてる


雪乃「少々たるみ過ぎじゃありませんか・・・?」


4 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:11:13.50 :WalAsCs1o

朋「いやー・・・だってさ」


モバP(以下P)『旅行行ってきます』


朋「ってな感じでPがいなくてさ、気合入らないっていうか・・・」

伊吹「だねー、でもPがくれた仕事はちゃんとやってるじゃん。何がダメなの?」

雪乃「気が緩み過ぎなのですわ・・・」

雪乃(ここは○○プロのリーダーとして、皆を導かないと・・・)


5 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:12:03.36 :WalAsCs1o

西川保奈美「雪乃さん、ドリンクどこかしら?冷蔵庫になかったのだけど・・・」

雪乃「へ?ああ、えっと・・・冷蔵庫になければ上の階の倉庫にありますわ」

保奈美「ありがとうございます。レッスン終えたばっかりなので皆に配ってきますね」

雪乃「   」ブワッ

保奈美「え、え、ええっ!?」

雪乃「保奈美ちゃん・・・なんて良い子なんでしょうか・・・」

朋「あれ、でもレッスンって3時間前に終わってなかったっけ?」

保奈美「私と巴ちゃんと亜季さん、それとクミさんでレッスンの見直ししてたんです。そしたら時間を忘れて熱中してしまいまして・・・」

雪乃「   」ドバー

保奈美「ゆ、雪乃さん・・・?」

雪乃「・・・な、なんて・・・なんて良い子なんでしょうか・・・!!!」

雪乃「Pさんがいなくても積極的にアイドルとしての研磨を忘れていない・・・素晴らしいですわ・・・」

保奈美「い、言いすぎですよ、雪乃さん」

伊吹「言いすぎだってさー」

響子「そうですよー(便乗)」

雪乃「貴方達がたるみ過ぎなのです!!!!!」

3人「ひーっ!!!!」


6 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:12:59.31 :WalAsCs1o

 ─ 女子寮・雪乃の部屋 ─


雪乃「どうしましょう・・・Pさんがお休みになってまもなく一週間ですわ」

雪乃「帰ってくるまであのメンバーを私1人で皆をまとめきるのは少々難がありますわね・・・」

雪乃「このままだとまたミルクが出るようになってしまいますわ」

雪乃「・・・うーん」


コンコン


雪乃「はい、開いてますわ」

矢口美羽「雪乃さーん、今いいですか?」


7 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:15:46.65 :WalAsCs1o

雪乃「美羽ちゃん・・・ごきげんよう、今お茶を淹れますわ」

美羽「お邪魔します!あとで柚ちゃんも来ます!」

雪乃「今日は美羽ちゃんはお泊りでしょうか?」

美羽「そうなんです!みんなで一緒に色々話そうって♪」

雪乃「ふふっ、それで私に何か用ですか?茶菓子が欲しいなら・・・」

美羽「い、いえ、私が個人的に聞きたい事があったからです!」

雪乃「?」

美羽「雪乃さんがどうやってこのプロダクションに来たのか、それを教えて欲しいんです!」

雪乃「ふむふむ」

美羽「○○プロの最初のアイドルは雪乃さんだって聞いたので雪乃さんがどうやってアイドルになったかを聞けば参考になるんじゃないかと思って・・・」

雪乃「・・・分かりましたわ。私の昔話でよければお話しますわ。柚ちゃんも同じ理由でしょうか?」

美羽「はい。柚ちゃんもアイドルとしての一歩を今か今かと待っている仲間です。雪乃さんのお話・・・良い刺激になると思います」


10 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:22:13.72 :WalAsCs1o

柚「雪乃サン、お邪魔するねー」

雪乃「ようこそ、待ってましたわ柚ちゃん」

柚「待たせてしまいましたー。あっ、マドレーヌにピョッキー!」

雪乃「柚ちゃんが好きそうなモノを用意しておきましたわ」

柚「わーい♪アタシ、雪乃サンの事だーいすき♪」

美羽「柚ちゃんは世渡り上手というか・・・なんというか・・・」

柚「雪乃サンはちゃんとアタシの事見ててくれるし。Pサンと同じくらい信用してるヨ」

美羽「口が上手いんだから」

雪乃「ふふっ♪でも気を付けてくださいね。おだて過ぎると逆効果ですわ」

柚「え゛?」

雪乃「大人になると分かりますわ。たった一言で人生が左右される恐怖がありますから・・・」

柚「Pサンもそんな感じ?」

雪乃「Pさんも失言などしないように気が滅入るまで配っているようですが」

雪乃「まぁ、そんな話はこれくらいにして・・・」

美羽「雪乃さんの昔話、ですね!」


11 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:23:12.59 :WalAsCs1o

雪乃「・・・私とPさんの出会いは、暖かい春の日でしたわ」


 ─ ◇◇女学院 ─


雪乃(私は高校、大学が一貫している女子学院に所属していました。一応、有名校ではありましたが私は平凡な女子生徒でしたわ)


「雪乃ー!はやく行こー!」

「遅れてしまいますわ。このままだと1日4000個のゴージャスプリンが売り切れてしまいますわ!!」

雪乃「はぁ・・・はぁ・・・お、お待ちください~・・・!!!」


雪乃(友人といつも良いお茶とお菓子を探し回ったり、旅行に行ったり。今でこそお嬢様アイドルと呼ばれていますが、普通の・・・普通の高校生でしたわ)

雪乃(桜が散り、木々がいよいよ緑を芽吹こうとするあの日までは・・・)

雪乃(この日は友人と人気のお菓子店へと行こうという約束の日でした。学校でも話題になる有名店で、授業が終わり次第、走って向かうという予定でした)


12 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:24:09.22 :WalAsCs1o

「雪乃ちゃん、このままだと間に合いませんわ」

「雪乃ー、追いていっちゃうよー?」

雪乃「はいーっ」


雪乃(皆さん足速すぎですわっ!どうしましょう、角を曲がって見えなくなってしまいましたわ)

雪乃(皆が先に駆けていってしまい、私は一人ぼっち。なんとか追いつこうとせっせと走っているところでした)


?「キミっ!」

雪乃「はい?」

雪乃(突如、横から声をかけられました)

?「◇◇女学院の子かな?」

雪乃「え、ええっと・・・」

雪乃(不審者!?不審者ですの!?)

雪乃(服装はジーパンにライダースジャケット。人相は大人と言い切るには皺がなく、子供というには正反対の大人びた雰囲気でした)

?「って、ああ、ごめんね。いきなり話しかけて、実は・・・」


13 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:24:54.57 :WalAsCs1o

雪乃(目の前に突如現れた不審者・・・いえ当時大学生のPさんに話しかけられました)

雪乃(女学校に通ってたが故に男性との接触は親と先生がほとんど。稀にパーティーなどで話しかけられたりしますが、初対面の男性に話しかけられたのはほぼ初めてでした)


雪乃「あわ、あわわわわわ・・・」

P「え、あ、どうしよう・・・。俺、そんなにおかしかったかな・・・」

雪乃「えっと、あの・・・」

P「ご、ごめんね!じ、じゃあ、◇◇女学院ってどこかな?出来れば教えてほしいんだk・・・うぇ、噛んだ・・・」

雪乃(自分も相手も慌てふためき、混乱する2人。私は頭の中が真っ白になってどうする事も出来ませんでした)

雪乃(そこに救い(?)の手がやってきました)

「雪乃さんっ!!!!!!!」

「雪乃─────っ!!!」

雪乃(先に行ってしまった友人がいなくなっていた私を心配して戻ってきました。友人の片方が私とPさんを見るなり、私の手を引いて思いっきり走り出しました)


14 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:25:22.28 :WalAsCs1o

雪乃「えっ、ちょっと・・・あ、走れますって!!」

「不審者に出会ったらすぐ走って逃げる、ですわ!先生にも教えてもらいましたよね!?」

雪乃「は、はい」

P「え、あ、いや・・・」

雪乃(Pさんからは私とは反対にやや怯えた声が聞こえてきました。思わず振り返ると・・・)

P「あ、ちがっ、俺は・・・話を聞いてくれ!!」

「テヤ────ッ!!!」

ゴスッ!

P「はぅ・・・!!?ぐぅ・・・!!」

雪乃(静止しようとしたPさんは為す術もなく腹に正拳突きを食らわされてました。あまりの痛さに彼は膝をついて倒れこみます)

雪乃(え、あ、あの人は・・・)

「雪乃走って!!」

「あんなの放っておいて逃げましょう!!!」

雪乃「で、でも・・・!」

P「うぐぐぐ・・・・・・、・・・?」


雪乃(仮にも若く、怪しいと言うには若干の違和感があったとはいえ、不審者であると自分に言い聞かせて私は友人に手を引かれていきました)


15 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:25:52.87 :WalAsCs1o

雪乃「これがPさんとの初めての出会いですわ」

美羽「え、そんだけ!?」

雪乃「え!?け、結構ショッキングだと思うんですけど・・・」

美羽「まぁ・・・昔のPさんも災難というかサンドバッグというか」

柚「でも意外。もっと出会った時からイチャイチャしてるもんだと」

雪乃「・・・えっと、こんな事聞くのもなんですが・・・私の事、そんなにPさん狂いに見えますか?」

美羽「はい、口開けば・・・Pさんの事を言っている気がします」

柚「雪乃サンの9割はPサン」

雪乃「・・・・・・////」ポー!

美羽「雪乃さんが煙噴いてる・・・」

柚「石炭で動いてるのカナ?」

雪乃(ちょっと・・・抑えた方がよろしいですわね。このままだと年少組に悪い影響が・・・)

雪乃(って、美玲ちゃん・・・もう影響が行ってましたわ・・・)


16 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:27:04.08 :WalAsCs1o

雪乃(次の日、友人らと顔を合わすなり、やはりあの不審者の話題となりました)


「雪乃さん!あれはどう見ても不審者でしたわ!!」

「まー、あの後夜のトイレ行きは確定だったろうね。危ない危ない」

雪乃「えっと、はい、そうですね」

「犯罪者に人権はありません!あるのは贖罪だけです!」

「どうしたの雪乃。なんだか悩んでるみたいだけど」

雪乃「あの人、道を聞いてただけだったのですが・・・(最終的には)」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

雪乃「むしろ私たちが犯罪者になってしまうのではないのでしょうか?」

「変なヤツがうろついてるのが悪い!」

「そうですわ!自己防衛ですわ!」


雪乃(この2人は後ほど教師にたんまり説教を頂くので割愛しましょう)


17 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:27:54.56 :WalAsCs1o

雪乃(この時は不審者と思われる人と出会い不安で一杯でした。また会ってしまったらどうしよう、誘拐されてしまうのでは?と恐怖していました)

雪乃(でも私の裏では、初めての見知らぬ異性からのコンタクトに胸をドキマギさせて何が起こるのかを期待してた面もあります)

雪乃(そんな時でした)


[相原雪乃さん、相原雪乃さん、教員室に来てください]


雪乃「?」

「昨日のヤツじゃない?」

「っ!雪乃さん、行かなくても大丈夫ですわ!」


雪乃(この時は心臓がビクッと硬直しました。もしかして昨日の方は大事なお客様で、酷い失態を見せたから報復が来てしまったのかと心配してしまいました)

雪乃(止めようとする友人らをやさしく言葉で払い、私は教員室へと向かいました)


「相原さん、昨日落としましたね?」


雪乃(教員室に向かった私に、担任はそう言って1つの手帳を渡しました。そう、学生手帳です)

雪乃「え!?・・・あ、本当ですわ!いつもだったらカバンに入れて・・・」

「昨日、若い男性の方がアナタの落し物だ、と事務員の方に渡してくれたそうです」

雪乃(もしかしたら手を引っ張られた時に落としてしまったのかも・・・)


18 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:28:25.76 :WalAsCs1o

「名前の方は聞いてませんでしたが、大学生ぐらいの方だそうです」

雪乃「あ、はい・・・」

雪乃(出会ったあの人ですわね。もしかしたら報復行為があるかもしれませんわ。仮にも膝をつくほどの痛み、どれほどの恨みがあるかどうか・・・)

雪乃(そんな心配が私の頭の中を駆け巡りました。手帳を落としたって事は多分、名前はあちらにバレてましたから)


「雪乃さん、何もありませんでした!?」

雪乃「ええ・・・大丈夫ですわ」

「心配しすぎなんだってー」

「雪乃さんはどこか抜けてますの、いずれ被害にあってもおかしくありませんわ!」

「それはありえるかもねー」

雪乃「あ・・・はは・・・」


19 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:29:00.68 :WalAsCs1o

雪乃「当時、私は皆の中では・・・そうですね、由愛ちゃんのようにマスコット扱いでした」

美羽「雪乃さんが由愛ちゃん扱い・・・」

柚「まぁ由愛チャンは庇護欲そそるって言われてるもんねー」

雪乃「由愛ちゃんを見ていると昔を思い出しますわ。何やっても誰かが付いてきますから」


成宮由愛「はくちっ」

早坂美玲「お、おい!由愛!風邪引いたんじゃないのかッ!!」

村上巴「これは早急に対処しなくてはな」

櫻井桃華「そうですわね、体は資本ですわ」

由愛「大丈夫ですよ。誰かが噂していr」

美玲「今湯たんぽ出してやるからなッ!あと体温まるスープの作り方教えてもらったんだ、飲んでくれっ!」

巴「半纏を出してきたぞ。はよ着ぃ」

桃華「エアコンで横になりやすい室温にしてきましたわ。布団に入るとよろしいですわ」

由愛「みんな・・・えへへ」


20 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:29:40.16 :WalAsCs1o

雪乃(その日、家に帰ってきた私はふとある事を考えましたわ)

雪乃「もしかしたら、この手帳に変態染みた事がされてしまっているのでは・・・?」

雪乃「泥棒は盗んだ物で欲求を解消をする、なんて事も聞いた事があります。もしかしたらこの手帳にも・・・」

雪乃(恐る恐る手帳を開き、中身を確認しました)

ポトッ・・・。

雪乃「ひっ・・・!」

雪乃(ページとページの間から何かが落ちました。これは・・・)

雪乃「名刺とメモ帳・・・?」


雪乃(・・・『落し物です。ご確認ください』・・・)


21 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:30:38.85 :WalAsCs1o

柚「なんだかPサンらしい固苦しさだね。普通、それくらいの男の子なら色々言ってくるんじゃないの?」

雪乃「私も私の友人も最初は同じ事考えていましたわ」

美羽「“名刺”にはなんて書いてあったんですかっ!?もしかして“指名”してくださいみたいな・・・」

柚(みうさぎ・・・ちょっと高度過ぎない?それ)

雪乃「ふふっ、実はまだ持ってますの♪」

柚「わ、なにこれ」

雪乃「今までの名刺をコレクションしたモノですわ。これは仕事をする上で大切ですわ」

柚「あたしたちも名刺交換って出来るようにした方がいいの?」

雪乃「基本的には成人したメンバーはするように言われてますが、未成年組はPさんがやってくれます」

雪乃「あ、でも一方的に渡されてしまう時もあると思います。しまうケースだけでも用意した方がいいですね」

美羽「えっとメモメモ・・・」

柚「みうさぎー、そのメモ写真に撮ってみんなに送ろうよ」

美羽「そうだねっ!みんな可愛いのを買ってくるんだろうなぁ」

雪乃「ちょっと脱線しちゃいましたが、これが当時のPさんの名刺です」


──────────────────

○○○大学 文学部メディア文芸科
     P
◇◇◇‐◇◇◇◇‐◇◇◇◇
〒□□□‐□□□□
&&県%%市@@町ωω‐ω
E-mail:zStarskyAndHutch@yahaa.co.jp

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22 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:31:07.29 :WalAsCs1o

柚「かたい・・・」

美羽「なんというか、真面目の塊って感じですね・・・」

雪乃「そうですわね♪でも今も昔もそうそう変わりませんわ。ほら、メールアドレスの所・・・」

美羽「・・・えっと・・・ゼット・・・エス・・・?」

柚「ナニコレ(二度目)」

雪乃「zは分かりませんが、『スタスキー&ハッチ』という映画のタイトルを使っているそうですわ♪」

柚「あー、まぁ、Pサンって映画の話する事多いもんね」

雪乃「大学の影響とも聞きますが、元から本人が映画好きだったんでしょうね」

美羽「はー・・・今確か・・・」

雪乃「えっと、もしかして2人ともPさんのプライベートメールアドレス知ってる感じ・・・?」

美羽「はい。一応、中学生組は仲間に相談できないような事もあるかも知れないからってプライベートの連絡先を教えてもらってます」

柚「まー、あたしは3人目の義理の妹だし。持ってて普通だよネー」


23 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:31:41.43 :WalAsCs1o

雪乃「い、今すぐ教えてください!!・・・いや、Pさんに教えてもいいか、と聞いてから教えてください!!!」

柚(うぉぅ、すごい形相・・・)

雪乃「せ、せめて・・・!せめて!どんなメールアドレスだけ教えてください!!」

美羽「えっと、確か・・・『HoleAndYukinoQueen』だったはずです」

柚「アナと雪の女王・・・じゃなくて穴と雪乃女王・・・」

美羽「やっぱりPさんと雪乃さんって結ばれてるんですかね」

雪乃「・・・・・・////」ボンッ

柚「あちゃー、雪乃さんにカウンターヒット」

美羽「って、わわわわ!ゴメンなさい・・・って柚ちゃんも一緒に謝って!」

柚「え、あや・・・まぁ、すみませんでした・・・何について謝ったの?」

美羽「あれ?なんだっけ?」

雪乃「いえ、気にしなくても大丈夫ですわ・・・////」

雪乃(さ、最近の朋ちゃんや音葉ちゃんに毒されてるせいで、穴という言葉が私についてるのが性欲をぶつけられているように見えて仕方ないですわ・・・)


24 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:32:31.94 :WalAsCs1o

雪乃(コホン、話を戻しましょう)


雪乃(私はPさんに対して友人が起こしてしまった暴行のお詫びと手帳を拾ってくれたお礼がしたくて、この名刺にあるメールアドレスに連絡する事にしました)


雪乃『P様、相原雪乃と申します。先日は私の友人がご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。そして私の手帳を拾って頂きありがとうございます』

雪乃『個人情報の塊であったため、貴方のような誠実な方に拾ってもらえなければ大変な事になってたと思います。つきましては改めてお詫びとお礼がしたいと思っています。私に出来る事であれば、なんでもおっしゃってください。可能な限りお力になります。(以下署名)』


雪乃(・・・メールはなかなか帰ってきませんでした。もしかしてメールアドレスを間違えたのでは?と心配になりましたが一週間ほどして返事が届きました)


P『相原雪乃様 初めまして、Pと申します。先日はお騒がせしました、もっといい会い方があったのではないかと自分の中で反省している所存でございます。相原様には1つ、私から頼みたい事が一点あります。それを相談したいという事もあり、後日お茶でもどうでしょうか?お返事待ってます。(以下署名)』


雪乃(返ってきたメールだけで私は飛び跳ねるように喜んでしまいました。まるで告白メールが成功するかのように)

雪乃(私は当然のように了承のメールを送り返しました。これからどんな事が起こるんだろう、私の頭の中では夢物語が広がってました)

雪乃(後ほど、Pさんに説教喰らうんですが)


25 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:33:01.16 :WalAsCs1o

 ─ カフェ ─


雪乃(約束の日。私はお気に入りの服とヒールを履いて場所へと向かいました)

雪乃(正直、力を入れすぎたと今でも思ってます)

P「改めて初めまして相原さん。Pと申します」

雪乃「は、はい!初めまして・・・相原です・・・」

雪乃(Pさんが集合場所に選んだのはお洒落なカフェでした。しっとりとした雰囲気に柑橘系の紅茶が似合いそうな所です)

P「はははっ、そんなに肩を縮こまらせないで♪何もしないって」

雪乃「はい・・・」

雪乃(男の『何もしない』というのは嘘。少しでも意識を許してしまうと狼になって襲ってくる・・・そう教えられた私は少々オドオドしてました)

雪乃(でも、半分・・・何かを期待していました。彼氏が出来るとか・・・そういう事を。だから、ちょっとだけ・・・)


P「あ、でも『何でもする!』っての男に返しちゃダメだよ。男は性欲に忠実な人多いから」


雪乃「え、あ、ごめんなさいですわ・・・」

P「ははっ、ちょっとした説教だよ。だから次から気をつければいいんだ。気を病まないでね?」

雪乃「はい・・・」


26 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:33:27.69 :WalAsCs1o

雪乃「私はここで物凄く肩透かしを喰らってしまいましたわ。誠実通り越して堅物でしたからね」

美羽(Pさんだ・・・)

柚(すっごいPサンだ・・・)

雪乃「本当に今も昔も変わりませんわね」

雪乃「私の立場も、あの人の立場も今も変わってませんわ・・・」


27 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:33:55.40 :WalAsCs1o

P「さてと、聞きたい事がいくつかあるんだ。まずは・・・そうだな、あそこの学園楽しい?」

雪乃「はい、あの女学校は他と比べて自由度が高く、生徒間で旅行など行く場合は場所によっては支援をしてくれたりします」

P「学校が支援してくれるの!?へぇ、例えば・・・イギリスとか?」

雪乃「はい。イギリスやアメリカはもちろん、我が校で一番人気の高いのはオランダでしょうか」

P「オランダ、ねぇ」

雪乃「先生の中にオランダ出身のハーフの方がいるんです。この先生が人気で町の歩き方や必要な言葉を教えてくれる関係で人気とも言えます」

P「はははっ、なるほどなー!確かに人脈があるかないかで大きいもんなぁ」

P「相原さんはどこか行きたい所ある?」

雪乃「私はそうですわね、デンマークの方に行ってみたいとは思ってます」

P「デンマーク?参ったなぁ、デンマークの事はまったく知らないよ」

雪乃「ふふっ、知らないから行ってみたいというのもありますよ?」

P「それもそっか・・・ははっ」


雪乃(何気ない談話がこの後10分ほど繰り返されました。授業のこと、子供の頃の事とか・・・)

雪乃(ですが、そんな時間もすぐに終わってしまいます)


P「って、このまま脱線し続けるとダメか・・・」

雪乃「え、脱線?」

P「単刀直入に話そう。相原さんの知ってる人の中に美人の女性はいる?」


28 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:34:30.93 :WalAsCs1o

美羽「って、あれ?」

柚「もしかして最初は雪乃サン狙いじゃなかったの?」

雪乃「そうですわ。Pさんは社長の教えで芋づる式に美人を探すつもりだったそうです。美人の友人は美人、みたいに」

美羽「芋づる式・・・」

柚「それならPサンも雪乃サンの事、美人だと思ってたんじゃない?」

雪乃「そうだと良いのですが・・・聞いた事なかったですわ」


29 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:35:09.67 :WalAsCs1o

雪乃「え、え、え・・・」

P「えっと、ね・・・改めて名刺あげるね」


──────────────

○○プロダクション
     プロデューサー代理
     P
◇◇◇‐◇◇◇◇‐◇◇◇◇
E-mail:MaruMaru@Prodaction

──────────────


P「私はプロデューサーの卵なんです。今は・・・アルバイト扱いですが」

雪乃「アイドル・・・」

P「はい!まだ会社は建ててないですが、書類上はちゃんとした企業です」

P「と言ってもアイドルはまだ1人もいないんですよね。あっ、社長はある有名芸能事務所の元幹部ですよ!だから技量も運営も出来る方です」

雪乃「・・・つまり、アイドルになれそうな子は知らないか、という事ですか?」

P「はははっ、そうなりますね」

雪乃「・・・・・・ちょっと思い出します」

P「はい、お待ちしています」

雪乃(アイドルか、アイドルなんて、テレビのCMでしか見たことない・・・だからこの時は悩みました。誰を紹介するべきか)

雪乃(協力すると言った以上はなるべく答えていきたい、ですが下手に合わない人やアイドルが嫌いな人を教えるわけにいけません)

雪乃(どうしたら、そう考えてた時でした)


30 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:35:35.90 :WalAsCs1o

P「・・・・・・」ワクワク

雪乃「・・・・・・」


雪乃(Pさんは子供のように手いたずらしたり、辺りをキョロキョロしたり、忙しない感じでした)

雪乃(あとで聞くと、ずっとスカウトに失敗していたから、協力者が現れて初めて上手くいきそうで緊張してたそうですわ)

雪乃(ですが・・・私はこの姿を見て、ふと考えてしまいました)



雪乃(・・・私ではダメなのでしょうか)



雪乃(私はブサイクなのか)

雪乃(私に魅力はないか)

雪乃(アイドルとしては不十分なのか)

雪乃(普段、周りには誰かがいた私でした)

雪乃(何か疑問になれば疑問に答えてくれる人がいて、意見を言えば批評をしてくれる人がいた・・・)

雪乃(でも今は、誰も何も答えてくれません)

雪乃(相手はただ私に聞いてるだけで、私には何も返さない、何も残らない)

雪乃(初めて、自分が認められてないと感じた時でした)


31 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:36:13.76 :WalAsCs1o

雪乃(・・・考えれば考えるほどこの人をギャフンと言わせたくなりました)

雪乃(別に自分が絶対美人だとか、ナルシストだとかいう意味ではありません。でも・・・)

雪乃(自分の中に残る幼さが、負けず嫌いな自分が小さく反逆したがっている、そんな瞬間でした)


雪乃「・・・Pさん」

P「はい、なんでしょう?」

雪乃「興味あるという方はいます」

P「本当ですか!?ぜ、是非教えてください!!」

雪乃「・・・です」

P「?」

雪乃「私です・・・」

P「え、アナタは・・・」

雪乃「私では・・・ダメなんでしょうか」

P「え、えっとぉ・・・!」

雪乃「ダメなんでしょうか?」

P「え、えーっと・・・」

雪乃「・・・・・・」ジー


32 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:36:39.93 :WalAsCs1o

P「・・・・・・ご、ゴホン!」

雪乃(軽い咳払いで誤魔化されてしまいました)

P「相原さん、アイドル業界というのは物凄く圧力の強い業界です。下手な事をすれば一瞬で淘汰されてしまいます」

P「・・・それでもやりたいですか?」

雪乃「・・・・・・はい」

P「アナタのご友人からは必然的に離れる事になります。それでもよろしいですか?」

雪乃「・・・はい」

P「これからのアナタの運命を棒に振るかもしれません。貴重な学生生活をドブに捨てるような事になるかもしれません」


P「それでも・・・私に委ねてくれますか?」


雪乃「はい」


33 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:37:28.66 :WalAsCs1o

雪乃「私は子供がワガママを言うように反射的に即答してしまいました。これが・・・私のアイドルとしての第一歩でした」


美羽「・・・・・・」

柚「・・・・・・」


雪乃「・・・と、参考になりましたか?」

美羽「え、えっとぉ・・・」

柚「また言うけど、意外」

雪乃「そうですかね」

柚「あたしやクミちゃんさんみたいに生活のためー、とかみうさぎや肇サンみたいにアイドルに対する憧れーって感じじゃないんだね」

雪乃「そうですわね。ふふっ、今も昔もPさんに認めて欲しかった、それだけかもしれませんわね」

雪乃「でも、本質は変わっていますわ。前はただただアイドルに合っているかどうかを言ってほしかった、今はPさんに女として認められたい」

柚「ふーん」

美羽「その願い、叶っていますか?」


雪乃「・・・・・・」


34 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:38:06.83 :WalAsCs1o

柚「あ~、みうさぎやらかした~」

美羽「い、いや別に皮肉とかそういうつもりで言ったわけじゃ・・・!!」

雪乃「ふふっ、分かっていますわ。アイドルとして、上手くいってるかどうか見極めたいのでしょう?」

美羽「まー・・・大体そんな感じです」

雪乃「私は・・・貪欲です」

雪乃「おそらくファンの人が増えても増えても、まだ足りないと言い続けるかもしれません」

雪乃「“誰か”が認めてくれない限り、ずっとステージの上で戦い続けると思いますわ」

柚「・・・Pサンが認めたら、アイドルを辞める?」

雪乃「さて、どうでしょう」

雪乃「いずれ辞める日が来るのですし、アイドル相原雪乃の次は女優相原雪乃になるかもしれません。無職になるかもしれません」

雪乃「明日、何が起こるかなんて分かりませんし、あっという間に年を越えます」

雪乃「だから、アナタたちも今の一瞬を大事にしてください。いいですね?」

柚「は~い」

美羽「はいっ!」


35 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:38:33.13 :WalAsCs1o

雪乃「では、次にアイドルになって初めてのトレーニングの時について話しましょうか」

柚「え、まだあるの?」

雪乃「ふふっ、あの時は目で見えたものがすべて新鮮でしたからね。今でも全部言えるつもりですわ」

柚「で、でもさー時間見てよー」

美羽「23時・・・」

雪乃「では、せっかくですし皆さん連れてきてください♪夜通しでお菓子パーティーと行きますわ♪」


2人「ひーっ!!!!」


36 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:38:59.23 :WalAsCs1o

次の日・・・。


 ─ ○○プロ・事務室 ─


雪乃「ふぁ・・・、ちょっと話しすぎたかもしれませんわね・・・」

伊吹「今日が全員集まってのレッスン日じゃなかったらヤバかった」

柚「・・・まだ眠いぃ~」

美羽「私もー・・・」

雪乃「ごめんなさいね、柚ちゃん、美羽ちゃん」

柚「美味しい栗金団食べれたからもーまんたい」

雪乃(あの栗金団は誰が持ってきたのでしょうか?肇ちゃん・・・でしょうか)


37 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:39:42.28 :WalAsCs1o

「・・・空中お掃除、・・・星空布団、・・・へこたれない発案者、あーさっぱり分からん!」


雪乃(何か聞こえますね。あれ、この声・・・)

柚「あれ、Pサン帰ってる?」

伊吹「ホントだっ!!Pー!!待ってたよー!!」


P「おう、ただいま」


柚「どこ行ってたのー、お土産あるよね?」

P「冷蔵庫に入れてある。あとでみんなで食べてくれ」

柚「えっへへー、だよねだよねPサンだいすきー♪」

伊吹「ほらほら、そんな事言ってると音葉とかに連れ去られちゃうよ」

柚「えー、大丈夫だってー」

伊吹「ホントかなー?ねー、雪乃さん」

雪乃「ほへっ!?え、えっと・・・分かりませんわ」

P「んなことより、今日は皆レッスンだろう?早く行きなさい」

柚「はーい。みうさぎいくよー」

美羽「ま、待ってー!」

伊吹「雪乃さん、先行ってるよー」

雪乃「ああ、3人とも・・・」


38 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:40:18.94 :WalAsCs1o

雪乃「・・・・・・」

P「・・・・・・」

雪乃(ふと、目が合いました)

雪乃(突如来た沈黙が息苦しいとは思いません。ですが、ジーという蛍光灯の音、2人きりの事務室、早朝の特徴でもある明るさと暗さ・・・)

雪乃(それらが合わさって僅かに感じるどんよりが、Pさんにどう言葉をかければいいのか分かりません)

雪乃「Pさん・・・」

雪乃(私は誤魔化すように小さく、彼の名前を呼びました)

P「・・・・・・もう大丈夫だよ」

雪乃「え?」

雪乃(・・・目を伏せて、彼は小さく胸を張りました)

P「大丈夫。もう死ぬなんて事、言わないから」

雪乃「・・・・・・」

雪乃(もう心配させまい、そんな意思が伝わってきました。私は“殺して”なんて呟いた時より前からずっとアナタの事を心配してきたつもりですわ)

P「・・・・・・」

雪乃「・・・・・・Pさん」

P「なんですか?」

雪乃(でも、そんな彼を試してみたくなったのは、私がまだ幼いからでしょうか)


39 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:40:48.79 :WalAsCs1o

雪乃「私では、ダメでしょうか?」



雪乃(色んなニュアンスを含めて、私はこの言の葉を贈りました)

雪乃(あの時の言葉をもう一度、贈りました)


雪乃(あの時、あの後に本当はなんて言おうとしたのか)

雪乃(今のアナタを思うイメージ像に、アイドルになれているか見て欲しいから)

雪乃(皆の先輩としてしっかり行動出来ているか調べてほしいから)

雪乃(アナタの女性として相応しいかどうかが知りたいから)


雪乃(どれでもいい、とにかく返事が欲しい)

雪乃(あれもこれもと湧き出る想いは、私が構ってちゃんなだけかもしれません)


P「ッ・・・・・・」

雪乃(私はじっと見つめました)

P「・・・・・・」

雪乃(Pさんも気付いています。この反応はあの時の言葉を覚えています)

P「・・・雪乃さん」

雪乃(彼は重たい口をゆっくりと開いて、静かに深呼吸してから私に言葉を投げかけてきました)

雪乃「はい」


40 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:41:27.23 :WalAsCs1o

P「・・・俺は、情けない男です」


P「こんなにまでたくさんの子に慕われてて、答えを出せない。環境や立場、性格、色んなモノに取り囲まれ取捨選択すら満足に出来ない」


P「でも、ある2つの事だけは満足に言えます」


雪乃「2つ?」


P「1つは俺は俺の大好きな人たちを輝かせる仕事に就けてるんだって事」


雪乃「はい」


P「もう1つは・・・あの時、アイドル相原雪乃のプロデューサーになれて良かったって事です」


P「もしかしたらもっと良い素材と出会えたかもしれないし、悪い素材と巡りあったのかもしれません」


P「でも、今の俺には、アナタが最高のアイドルです」


雪乃「・・・・・・」


P「・・・・・・」


雪乃「・・・ふふっ♪」ギュッ

雪乃(急に胸の奥が温かくなって、私はスッと彼の腰に手を回しました)

P「こ、こら雪乃さん、いきなり抱きついたら・・・」

雪乃「Pさんはズルいですわ♪」

P「ず、ズルい!?ってかいろいろ当たってますよ////」

雪乃「なら満足行くまで体感してくださいな♪」

P「もう満足です!耳が熱くなってるからっ!ってかブラしてないのっ!?////」

雪乃「あっ////すみません、今朝は急いでたもので・・・」

P「Oh,No!!」

雪乃(首と耳を真っ赤にした彼を惜しむように手を離しました。正直、もっとしていたかったのですが)


41 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:41:53.38 :WalAsCs1o

雪乃「Pさん」

P「はい?」

雪乃「・・・また数年後、同じ質問をしますわ」


雪乃「その時は、どんな答えが返ってくるか・・・楽しみにしてますわ」


P「ははっ・・・k」

雪乃「光陰矢の如し」

P「あう、セリフ取られた」

雪乃「時間なんてあっという間に過ぎます、だから・・・」



雪乃「“お返事”、ちゃんと用意しておいてくださいね」



終わり


42 :◆LhnLdWWANE :2014/12/19(金) 09:44:11.96 :WalAsCs1o

以上です。今回はここまでです。
読んでくれた方はありがとうございます。

「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」とは時間が経つのはあっという間という意味です。

さて、次回は

・五十嵐響子「砂糖食いの若死」

となります。


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【SS速報VIP】相原雪乃「光陰矢の如し」
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