【SS速報VIP】前川みく「ムーンナイトキャット」
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1 :◆7ALWpexvKs :2015/07/27(月) 23:52:30.08 :osaAfmBI0

モバP(※以下P表記)「ただいま戻りましたー」 

みく「ただいまだにゃー……」 

ちひろ「プロデューサーさん、みくちゃん、お疲れさまです♪」 

P「うぁー、今日も暑かった」 

ちひろ「大丈夫ですか?くれぐれも、体調には気を付けてくださいね」 

P「分かってますよ、健康には気を付けてます」 

ちひろ「なら良かったです。それでは、私もまだ仕事があるので」 

P「あい、お疲れです」 


2 :◆7ALWpexvKs :2015/07/27(月) 23:54:01.10 :osaAfmBI0

P「ふぁぁ……」 

みく「ふー……。Pチャンお疲さまー……、今日のお仕事はちょっとハードだった~」 

P「だなぁ。俺も何か疲れたわ」 

みく「監督さんにも、スタッフさんにも迷惑かけちゃったし」 

みく「終了時間も押しちゃって……、みんなお疲れモードだったかな。みくがもっと頑張れたらよかったのに……。ごめんね、Pチャン」 

P「……まぁ、仕事なんだしそういう日もあるだろ。仕方ない仕方ない」ガサガサ 

みく「Pチャンはこれから残業?」 

P「おう。はー、気合い入れ直さないとな」コキコキ 

みく「そっか……。それ、みくのせい、かな……。みくがリテイクいっぱい出しちゃったから……、その後始末だよね」 

P「え、違うよ。これは元からやんなきゃいけない仕事。みくとは関係ないから気にするな」 

みく「……ありがと。Pチャンは、優しいね♪」 

P「反省できてるなら、こっちから言う必要もないし。今日のことは引き摺らずに、な」 


3 :◆7ALWpexvKs :2015/07/27(月) 23:54:55.08 :osaAfmBI0

みく「うん、そうだよね、落ち込んでばっかじゃダメ!みく、絶対に次のお仕事で挽回するモンっ!」 

みく「そうと決まれば、うかうかしてられないにゃ!Pチャン、みくは今夜大忙しだから、早めに失礼するね!」 

みく「今度ゆっくり、反省会しよ!」 

P「お、元気出たみたいだな。よろしい」 

みく「Pチャンも、お仕事頑張ってね♪」 

みく「……夜ご飯を食べたら、寮の近くの公園で、秘密の猛特訓にゃ……!」 

P「……大丈夫か?」 

みく「あ、Pチャン!何でもないの、こっちの話!」 

P「あぁそう?……8時過ぎてるし、気を付けて帰れな」 

みく「うんっ!Pチャンも体に気を付けてっ!みくのせいで病気になったりしたら、化け猫になって出てくるからにゃー!」 

みく「ばいばい!」 


4 :◆7ALWpexvKs :2015/07/27(月) 23:56:26.22 :osaAfmBI0

―――― 公園 ―――― 

みく「……よし、ご飯も食べたし、明日のために頑張って練習するにゃ……!」 

みく「『黒猫館に、ようこそお越しくださいませ!ここはみくが主催を務める、紳士淑女のネコチャンが集う夜想会にゃ』」 

みく「『今宵の盛大なキャンドルナイトパーティ……。ゆっくりくつろいでいくにゃ!』」 

みく「……うーん、なんだかイマイチ。座ってやれば上手くいくかな……?」 

みく「でもベンチがないなぁ……。あ、ブランコ……。うん、ちょうどいい」 

みく「よし、もう一回!あ、あー……」 


5 :◆7ALWpexvKs :2015/07/27(月) 23:59:17.05 :osaAfmBI0

みく「んにゃあ……、何だか違うよね……。どうすればいいのかな……?」 

「こんな時間に、君みたいなお嬢さんが一人でいるのは感心しないね」 

みく「え……?」 

P「ようみく、俺だよ」 

みく「あ……、Pチャン…?どうしてここに……?」 

P「事務所から出る前に、寮近くの公園で秘密の特訓するって言ってただろ?」 

みく「……そっか、知ってたんだね。これじゃ、秘密の特訓じゃないにゃ」 

P「熱心なのは結構だけど、外にこんな時間までいるの、流石に良くないぞ」 

みく「うん……、もう遅いから戻るね。部屋で特訓するとドタバタしちゃって、映画鑑賞するって言う小梅チャンたちに迷惑かけると思ったから……」 

P「ん、小梅たちか?そういや、一緒に映画見る奴探してるって言ってたぞ。なんでも小梅厳選のすごいやつだから、いろんな人に見てほしいんだと」 

みく「小梅チャン、厳選…………」 

P「ああ、らしい。一回だけ一緒に見たが、中々エキサイティングで凄かったぞ」 

みく「…………や」 

P「うん?」 

みく「やっぱもう少しここで特訓してようかにゃぁ……」 

P「あれ、戻らないんだ」 

みく「うん、小梅チャンと一緒に映画鑑賞するの、ちょっと怖いにゃ……」 

P「ああそっか。なら仕方ないな」 ニャー 


6 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:00:22.22 :ky/npY7s0

P「……ん?その足元の猫は?」 

みく「このコ?このコはね、公園のお友達にゃ!」 

みく「ほらっ、あっち見て!」 

P「おう?」 

みく「人のいない夜の公園。そこはまさしく、ネコチャンたちのテーマパークなのにゃ」 

みく「無人のブランコやジャングルジム……、ネコチャンたちの時間が始まるにゃ……!」 

P「おー、すごいな。猫がいっぱいいる」 

みく「ふふー♪みんな可愛いにゃあ……♪」 


7 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:01:00.66 :ky/npY7s0

P「……混ざって遊んでくるか?」 

みく「ふえっ!?そそそ、それは遠慮しておくにゃ!」 

P「何で?いつもなら突撃してく勢いだろ」 

みく「……猫耳、持ってないにゃ。これじゃネコチャンたちの仲間に入れないよー!」 

P「あーあ、そいつは残念だったな。それはまた今度ってことか」 

みく「猫耳ないと調子がくるう……かな」 

みく「うぅ……。次来るときは、猫耳を忘れないようにするにゃあ……」 


8 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:02:18.74 :ky/npY7s0

みく「……そう言えばPチャン、残業はどうしたの?」 

P「必要な分は全部終わらせて、後はちひろさんに投げた」 

みく「ちひろさんにかにゃ?何か見返りを求められたでしょ」 

P「今度、昼か夜に飯をおごる約束をした。安く済んだ方だな」 

みく「やっぱりだにゃぁ……」 

P「つーか、俺のことはいいんだよ。みく、今何時か分かってるか?」 

みく「え……。ふにゃっ!?もう10時にゃ!」 

P「いくら寮が近いって言っても、こんな時間に一人でいるのは本当に危ないぞ」 

P「時間を忘れて集中してんじゃないか、と思って来てみて正解だった」 

みく「……ごめんなさい」 


9 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:03:23.99 :ky/npY7s0

P「ま、いいよ。それよか、みく」 

みく「何にゃ?」 

P「どうすんの?まだ特訓続ける?」 

みく「んにゃぁ~……。ここにこのままいるのは良くないし、でも寮に戻っちゃったら特訓できないし……。できればみくは特訓、続けたいにゃ」 

P「……なら、今の時間にも使える場所が一つだけあるな。誰にも迷惑かけないし、安全はバッチリだし、寮には近い」 

みく「え!ぴ、Pチャン!ぜひそこを教えてほしいにゃ!」 

P「……いいの?大丈夫?後悔しない?」 

みく「え、えっ。自分から言い出しておいてその反応は無しにゃ!」 

みく「それに、みくはまだ明日のお仕事のために特訓したいにゃ!そのために、良い場所があるって言うなら、そこを使わせてほしいのにゃ!」 

P「……分かったよ。じゃあ案内するからついて来てくれ」


10 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:04:38.68 :ky/npY7s0

―――― 数分後 ―――― 

みく「え、えっ?こ、ここマンションにゃ?」 

P「んんー……。よし、人の気配はないな。大丈夫だ、行くぞみく」ウィーン 

みく「えちょっ、ちょっと待つにゃあ!」ウィーン 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 


みく「ねぇPチャン、ここってもしかして……」ピンポーン 

P「よし着いたな。ほれほれ、止まらずに出た出た」ウィーン 

みく「んにゃっ」


11 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:05:50.93 :ky/npY7s0

みく「やっぱりそうにゃ……。ここ、Pチャンの家にゃあ!」 

P「うん、そうだけど」ジャラッ カチャカチャ カチッ 

P「よし、入って入って」ガチャ 

みく「ええっ!?女のコを家に上げるのに、その反応の薄さは何にゃあ!?」 

P「こらこら騒がない。とりあえず言いたいことは上がってから聞くから」 

みく「えっ、あ、ああ、はいっ。すいません、お邪魔しまーすにゃ~……」 

P「ただいま戻りましたーっと」カチャ 

みく「うわぁ、Pチャンのお部屋、意外と大きいにゃ……。いいところに住んでるんだね」 

P「この仕事柄、あんま稼いでも金を使ってる暇が無くてな。貯金してたら、こんなとこにも住めるようになった」


12 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:06:44.63 :ky/npY7s0

みく「ここ、寮と近いの?」 

P「ああ。つか、寮と近いイコール事務所にも近いからなここ。そういうのも、選んだ理由」 

P「あ、そこのソファに座っといて。何かあったかなー……」ゴソゴソ 

みく「い、いいにゃPチャン。みくが押し掛けた形なんだし」 

P「いやいや、提案したのは俺だから。あと、客を呼んだ時は何か出せってお袋に言われてんだよ」ガサガサ 

P「……なんもねえ。最近買い足してなかったか……」 

みく「気を使わなくても大丈夫だにゃ、Pチャン。それより、みく練習するねっ」 

P「おー、防音だから大きな声出しても大丈夫だぞ」ガサゴソ


13 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:07:34.08 :ky/npY7s0

P「……うーん、俺ちょっと外出てくるわ」 

みく「えっ?」 

P「いや、ちょっと買い物。そんな時間かかんないだろうけど、誰か来ても入れないようにな」カチャ 

みく「えっ、ええっ、えっ」 

P「冷蔵庫ン中に麦茶あるから、のど乾いたら好きに飲んでなー」 

みく「えっちょっPチャン」 

P「んじゃ、俺以外が来ても開けないこと。それと、しっかり練習な」ガチャ バタン 

みく「……行っちゃったにゃ」 

みく「……こ、これは真面目に練習するところにゃ。Pチャンもそう信頼してみくを残したんだろうし」 

みく「んんっ、よっし頑張るにゃ!」 


14 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:09:59.75 :ky/npY7s0

―――― 十数分後 ―――― 

P「ただいまー」ガチャ バタン 

P「みくー、ちゃんとやってるかー」ガサガサ 

みく「あ、Pチャンお帰りにゃー」 

P「差し入れ買ってきたぞー」カチャ 

P「……おう、真面目にやってるな。感心感心」 

みく「うんっ、そのためにここに来てるんだし」 

P「よしよし。はいこれ、差し入れ」ガサ 

みく「わぁ、たい焼きにゃ!ありがとねっPチャン♪」 

P「いいってことよ。それ食べつつ、キリの良いとこまで頑張れな」 


15 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:10:32.25 :ky/npY7s0

みく「Pチャンはどうするの?」 

P「とりあえず、みくが帰るまでは起きてる。その間、何するかは今んとこ未定」 

みく「あの……、だったらPチャン!練習、付き合ってもらえないかにゃ?」 

P「え?何でさ」 

みく「相手がいると、演技しやすいでしょ?Pチャン、お願い!」 

P「ああ、なるほどね。そういうことなら付き合うわ」 

みく「やった、ありがとにゃあ♪」 


16 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:14:24.46 :ky/npY7s0

―――― 数十分後 ―――― 


P「……はぁ。まあ、結構疲れてたみたいだから仕方ないけどな、うん」 

みく「Zzzzz……」 

P「そろそろ起こすべきか……」 

P「みくー、起きろー」トントン 

みく「んにゃぁ…………」 

P「……次のロケ、築地市場で水揚げしたばっかの魚のグルメレポだぞ」ボソボソ 

みく「ん゛にゃっ!?お魚は嫌にゃっ!」 

P「おはようみく。いい夢は見れたか」 

みく「あ……。ご、ごめんにゃPチャン。つい寝ちゃった」 

P「疲れてるんだろ?そろそろ遅いし、帰るなら寮まで送ってく」 

みく「ううん。……Pチャン、もう少しだけ……、みくとお話、いいかにゃ?」 

P「……家まで連れてきたしな。最後まで付き合うよ」 

みく「ありがとね、Pチャン」 


17 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:16:43.05 :ky/npY7s0

みく「今日はホントに上手く行かなかったにゃ……」 

みく「難しい役だけど、ちゃんと出来てれば色んな人に迷惑かけなかったのに……」 

P「まっ、しゃーない。今回の舞台、監督は厳しいし演出家は凝り性で面倒臭ぇからな」 

みく「ず、すいぶんバッサリ言うにゃ……」 

P「でもな、難しいことだけど、真面目に臨むみくならこなせるとも思ってる」 

P「俺ならこういう風に面倒くさいって言うけど、みくはそう言わずに練習しようとした」 

P「そうやって一生懸命に臨むなら、過程はどうあれ必ずみくの活動に役立つ」 

みく「Pチャン……」 


18 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:17:13.98 :ky/npY7s0

P「……と思う。投げ出さなきゃな」 

みく「投げ出さないモンっ!みく、やるからにはぜ~~ったい成功させるにゃ!」 

P「ならいい。最後まで頑張ってくれ。応援してる」 

みく「……もう、そういうこと言うからPチャンはずるいにゃ……」 

みく「でも、ありがとねPチャン。みく、明日はもっと頑張るにゃ!」 

みく「それでダメでも、また明後日頑張るにゃ!」 

P「おう、その調子で明日もな」 

みく「うんっ!ふふっ♪」 


19 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:18:15.00 :ky/npY7s0

みく「……あっ!……ねぇねぇ、Pチャ~ン?」 

P「露骨な猫なで声出してきたな。何だよいったい」 

みく「みくはー、気まぐれなネコチャンなのにゃ。だから明日は頑張れても、明後日は頑張れないかもしれないにゃあ」 

P「……うわーなんだってー、そいつは困ったなー。どうすりゃいいんだー」 

みく「Pチャン、ひっどい棒読みにゃあ……」 

P「お互い様だろ。で?続きは?」 

みく「むっ……。……だからー、何か頑張るご褒美が欲しいにゃん!」 

P「おう?ご褒美とは珍しい方向性で来たな」 

P「……まぁ確かに、あの厳しい現場を乗り越えるんだもんな。分からなくもない」 

みく「うんうん!」 


20 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:18:49.58 :ky/npY7s0

P「じゃあ、今回の舞台が上手く行ったら、二人で何か食いに行こうか。俺のおごりで」 

みく「やったにゃー!Pチャン大好きー!」 

P「あ、でも。俺から見てダメだなーと思ったら、寿司屋に連れてくから。回らないタイプ」 

P「お偉いさんとしか行けないような、それはもう高級なところへ」 

みく「うに゛ゃっ!?お寿司はダメにゃ!絶対ダメにゃーっ!」 

P「はっはっは。どこへ行くかは財布を持つ俺次第だ。どうせ金出すなら、どこ行ったって同じだからな」 

P「寿司が嫌なら、気まぐれ起こさずにマジメネコチャンでやるんだな。ほーれ頑張った頑張った」 

みく「ううぅにゃああーーっ!」 


21 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:19:38.49 :ky/npY7s0

―――― 数週間後 ―――― 


みく『黒猫館に、ようこそお越しくださいませ♪ここはみくが主催を務める、紳士淑女のネコチャンが集う夜想会にゃ!』 

みく『今宵の盛大なキャンドル・ナイト・パーティ……。ゆっくりくつろいでいくにゃあ!』 

ガー ガタンッ ワー パチパチパチパチ 

『これにて、〈黒猫館のキャンドルナイトパーティー〉の公演を終了いたします』 

『お忘れ物のございませんよう、お気をつけてお帰り下さい』 


22 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:21:35.83 :ky/npY7s0

――― 舞台裏 ――― 

みく「お疲れさまでした!ありがとうございました!」 

「厳しいことを言ったが、君はよく頑張った。この舞台の成功、おめでとう」 

みく「監督さん……。本当に、ありがとうございました!」 

みく「…………」 

みく「……うっ……、良かったにゃあ……」ポロポロ 

「お疲れ様、よく最後までやりきったな」 

みく「……あぅ、Pチャン……」 

P「おうおう、本当によく頑張った。厳しいことに立ち向かって、よく乗り越えた」 

P「……いい舞台だった。最高に楽しかったよ」 

みく「……ふふん、当然だにゃん!」ゴシゴシ 

P「まっ、感想は後だ。着替えてきな、待ってるから」 

みく「うんっ♪……覗いちゃダメにゃ」ガチャ バタン 

P「んなことするかって」 


23 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:22:33.99 :ky/npY7s0

みく『ねえPチャン』 

P「ん?」 

みく『みく、どうだった?』 

P「もうちょい答えやすい質問にしてくれない?」 

みく『んにゃぁ……。じゃあ、舞台の上のみくは、Pチャンからどう見えたか聞きたいにゃ』 

P「そうだな、立派に猫屋敷の主人だったように見えた」 

みく『ね、猫屋敷……?その言い方はちょっと……、語弊があるにゃ!』 

P「ああ、冗談冗談。黒猫館の主、パーティの主催者……、いや主催猫?まあどっちでもいいか」 

P「その役になり切ってたというか、いつものみくがその猫に憑りつかれてた感じかな?」 

みく『もーPチャン!怖いこと言うの禁止にゃ!』 

P「ええ?何でだよ、猫キャラじゃなくて、猫が乗り移ってるように見えたんだぞ。その方が良くね?」 

みく『んにゃっ……。そ、それはいいのか、悪いのか……、よくわからないにゃあ』 

P「じゃあ普通に言えば……。やっぱり、役を完璧に掴んでた、って感じか」 


24 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:23:23.77 :ky/npY7s0

みく『……Pチャン、もう一言欲しいにゃ』 

P「ええ……。これ以上何言えば良いんだよ」 

みく『そ、その……。み、みくは可愛いネコチャンになれてたかにゃ!?』 

P「あーうん、大丈夫大丈夫」 

みく『生返事やめるにゃあ!せっかくちゃんと聞いたのに、これじゃ意味ないにゃ!』 

P「大丈夫だよーみくはとってもとってもキュートなネコチャンだったよー」 

みく『だからって棒読みもやめて!』 

P「フフフ……、やっぱみくのリアクションは面白いわー……。クックック……」 

みく『んにゃー!もー!Pチャンのバカー!』 


25 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:25:17.50 :ky/npY7s0

―――― 一時間後 ―――― 

みく「んん~~っ……。疲れたにゃあ……」 

P「夜も遅くなってきたしなー。車乗れ、寮まで送ってく」 

みく「…………」 

P「おい、どうしたみく。帰らないのか?」 

みく「……今夜は、月明かりが……ステキだにゃ」 

P「……急にセリフ言い出してどうした。公演は終わってるぞ」 

P「でもまあ、確かに今日の月明かりはちょうどいいな。セリフ通りだ」 

みく「……みく、このまま帰っちゃうの、ちょっと嫌だにゃ」 

P「置いてって欲しいのか?」 

みく「そうじゃなくって。……月明かりのせいで、みくはちょっとダイタンになっちゃってるのかも?」 


26 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:26:36.29 :ky/npY7s0

みく「だから……今日は、もうちょっとだけ、一緒にいてほしい……にゃ」 

P「…………」ガリガリ 

P「……………………」ガリガリ 

P「…………………………………………ちょっとだけな。あんまり長くはダメだぞ」 

みく「ふふっ……♪Pチャン、優しいにゃ」 

みく「パーティの後は、二人だけの後夜祭……しちゃう?」 

P「それは明日な。今日はもう遅いからダメ」 


27 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:27:12.37 :ky/npY7s0

みく「はーい♪……あれ?明日って何かあったかにゃ?」 

P「……もしかしなくても、覚えてないな?」 

みく「うっ、は、はい。覚えてないにゃ……」 

P「……まあいっか。そりゃ明日になってからで。今は今だ」 

P「今日まで本当によく頑張ったな。お疲れ」ワシャワシャ 

みく「んっ……。もうPチャン、もうちょっと優しくお願い……♪」 


28 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:28:54.82 :ky/npY7s0

―――― 翌日・夕方 ―――― 

P「…………」prrrrrrr 

みく『もしもし、前川です』 

P「ようみく、今どこ?」 

みく『あれっPチャン、どうかしたの?』 

P「飯だよ飯。前に約束したからな」 

みく『……あっ、昨日言ってたやつにゃ!?』 

P「そうそう。っていうか何週間か前の話な。忘れてたんだろ?」 

みく『うう……、ご、ごめんなさい』 

P「気にすんな。で、今どこ?」 

みく『寮にゃ』 

P「オッケー、あと30分くらいしたら迎えに行くから、用意しといてな」 

みく『どんな格好していけばいいにゃ?』 

P「そんなよそ行きの服じゃなくていいぞ。あんまいいとこじゃないから」 

みく『うん、分かったにゃ!それじゃあ待ってるね♪』 

P「あいよー、じゃまた後で」 

みく『うん、また後で!』 


29 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:29:52.44 :ky/npY7s0

―――― 夜 ―――― 

みく「うにゃああ…………!」キラキラ 

P「お気に召したか?」 

みく「もちろん、もちろんだにゃ!だって、だって……!」ジュー 

みく「ハンバーグだにゃ!嬉しくないわけないにゃ!」ジュー 

P「何がいいか色々考えたけど、まあこれが一番いいかなって。俺も食べたかったし」 

みく「PチャンPチャン、早く食べるにゃ!早く早く!」 

P「まあ待て、ハンバーグは逃げないから落ち着けって。はい、手を合わせて」 

みく「いただきます、にゃんっ!」 

おしまい 


30 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:31:11.61 :ky/npY7s0

おまけ 

―――― さらに翌日 ―――― 

みく「おはようだにゃぁ~」 

ちひろ「あらみくちゃん、おはよう」 

みく「おはようございますにゃん♪」 

ちひろ「昨日、プロデューサーさんと一緒にご飯を食べに行ったって聞いたわよ?」 

みく「うん!おっきなハンバーグを食べさせてくれたにゃ!」 

ちひろ「そう、それは良かったわね、みくちゃん♪」 

みく「……そう言えばずっと前に、Pチャンに仕事押し付けられたから、そのお返しにご飯奢るように要求したって聞いたにゃ」 

ちひろ「ええ。でも、プロデューサーさんの方が一枚上手でした」 


31 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:31:59.18 :ky/npY7s0

みく「どういうことにゃ?」 

ちひろ「『奢るって言いましたが、値段の指定はされてないですよね』って言いながら、コンビニ弁当をおごって来たんですよ、彼」グッ 

ちひろ「抜かった……!プロデューサーさん、意外とお金持ってたのに……っ」ギリギリ 

みく「そ、そうかにゃ……」 

ちひろ「二人はどこへ行ったのかしら?」 

みく「○○ってお店にゃ。Pチャンはそんなに良い所じゃないって言ってたけど、ハンバーグはと~~っても、おいしかったにゃ!」 

ちひろ「……そのお店に、間違いはない?みくちゃん」 

みく「えっ、う、うん……。どうかしたのかにゃ?」 


32 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:34:44.78 :ky/npY7s0

ちひろ「……プロデューサーさん、みくちゃんに甘いわね」 

みく「どういうことにゃ?」 

ちひろ「昨日二人が行ったお店、結構人気のお店で、前もって予約しておかなきゃ入れないの」 

ちひろ「だから、プロデューサーさんはかなり前から予約をしていたんだと思うわ。みくちゃんのためにね」 

みく「Pチャン……。あっ、もしかして、あの時からもう……?」 


33 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:35:17.77 :ky/npY7s0

みく「……ふふっ、ありがとうにゃ、Pチャン」 

みく「大好き、だにゃん♪」 

今度こそ終わり 


34 :◆7ALWpexvKs :2015/07/28(火) 00:37:00.89 :ky/npY7s0

終わりです。 
みくと一緒にハンバーグが食べたい。


35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/28(火) 01:01:31.43 :Nrg5eSSH0
俺もみくを食べたい

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/28(火) 04:49:19.69 :zHIkOP+So
真面目にアイドルさせてよし 
からかってよし 
シリアスさせてもよし 
ツッコミ役やれせてもよし 
セクシー担当すら出来 
ファンやめてもよし 
ほんとみくにゃん大好きだわ

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/28(火) 18:34:00.83 :8d20fPEro
マジかよみくにゃんのファンやめない


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