【SS速報VIP】モバP「めざまし柚」
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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:35:05.42 :+XGLGUYCO

朝の事務所


柚「おはようございまーす!」


P「zzz」


柚「あれ、Pサン寝てる?」

柚「つんつん」

P「zzz」

柚「うーん、これはぐっすりだね」

柚「そういえば、昨日は夜遅くまで仕事やらなきゃって言ってたような……それで寝ちゃったのかな」

穂乃香「お疲れなら、ギリギリまで眠らせてあげたいですね」ヒョコ

あずき「プロデューサーすやすや大作戦だねっ」ヒョコ

忍「でも、Pさん朝から会議だって言ってなかった? 準備とかあるかもしれないし、早めに起こしたほうがいいかも」ヒョコ

あずき「プロデューサーめざまし大作戦だねっ」

穂乃香「あずきちゃん、なんでも大作戦をつければいいと思ってません?」

あずき「む、穂乃香ちゃんにツッコまれちゃった」

柚「これはいけませーん!」

あずき「不覚……!」

穂乃香「私にツッコまれただけでなぜこの世の終わりみたいな雰囲気に……」

忍「穂乃香ちゃん、天然だから?」

穂乃香「なるほど」

忍「納得するんだ……」

あずき「やっぱりツッコまれるなら忍ちゃんかな」

柚「王道だー♪」

忍「かといってアタシをツッコミ担当みたいにするのはどうかと思う」


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:35:35.59 :+XGLGUYCO

柚「いやあ、やっぱり忍チャンがいると安心するね! なんとかしてくれるって思えるし」

あずき「頼れる感じだよね」

穂乃香「確かに、忍ちゃんにはいつも助けられています」

忍「え? そ、そうかな」

柚「そうそう♪ いつも感謝してるよー」

忍「そんな、急に持ち上げないでよ~」テヘヘ

柚「さすがはフリルドスクエア四天王の一角だよ!」

忍「えへへ……」


穂乃香「フリルドスクエアはもともと4人だから全員四天王なのでは?」

あずき「そこに気づかないとは、忍ちゃんのツッコミもまだまだ……」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:36:03.43 :+XGLGUYCO

柚「それで、話をPサンに戻すけど」

穂乃香「会議があるのなら、そろそろ起こしたほうがよさそうですね」

忍「Pさん、Pさん! 起きて!」ユッサユッサ

柚「ゆっさゆっさはPサンの身体が揺れる音です。忍チャンのバストが揺れる音ではありません」

忍「その注釈必要ある!?」

P「zzz」

忍「起きないし……」

穂乃香「Pさん、朝ですよ。会議、あるんでしょう?」ユッサユッサ

あずき(揺れてる)

柚(揺れてる)

忍(すっごい揺れてる)


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:36:29.37 :+XGLGUYCO

柚「ちょっと方向性を変えてみよう」

忍「方向性?」

柚「ああっ、ダメだよ穂乃香チャン! いくらPさんが寝てるからって、目の前でいきなり服を脱いで着替えだすなんて!」

穂乃香「え、ええっ!?」

あずき「おお! お色気大作戦! そういうことならあずきも一肌脱ぐよー!」シュル

柚「おおっとあずきチャンも脱ぎ始めたぞーー!」

忍「いやいやホントに脱ぐポーズする必要ないでしょ!」

穂乃香「『も』って、私は脱いでませんからねっ」

P「zzz」

あずき「む~~。お色気大作戦も失敗かあ」

柚「セクシ-担当の2人がダメとなると、うーん」

忍「………」

忍「Pさん。柚ちゃんお着換え中だよ」

P「ここで着替えるのはダメだぞ」パチッ

柚「えっ」

穂乃香「これは……」

あずき「は~ん♪ なるほどぉ~」

柚「な、なに、あずきチャン」

あずき「プロデューサーは、柚ちゃんのボディに一番興味があるみたいだなーって」

穂乃香「ぼでーですね」

柚「や、やだなあ! たまたま今のタイミングでPサンの眠りが浅くなっただけだって」

柚「たまたま、たまたま」テレリ

あずき「といいつつ、ちょっと顔が赤くなっている柚ちゃんでした」

柚「なってないってば!」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:37:10.30 :+XGLGUYCO

忍「おはよう、Pさん」

P「おはよう……って、俺、寝ちゃってたのか」

忍「うん、ぐっすり。いろいろ声かけてたのに、柚ちゃんの着替えの話をするまで全然起きないくらい」

P「そうか……」

忍「ちなみに、どうして柚ちゃんにだけ反応したの?」

P「どうしてって、寝てたからわからないぞ。たぶん、柚はちゃんと見ておかないと、と思ってるからじゃないか?」

忍「ふむふむ、そういうことか」

忍「ちょっと安心した」

P「?」

 
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:37:38.37 :+XGLGUYCO

P「ふわあ……さて、そろそろ会議行かないと」

あずき「プロデューサー、まだ眠そうだね」

P「ああ。昨日あんまり眠れなかったからな……今日は一日居眠りしないようにしないと」

穂乃香「疲れているなら、休んでもいいのでは」

P「そういうわけにもいかないさ。明日は休みだし、今日だけは頑張るよ」

忍「ふふ、Pさんらしいな」

柚「がんばってね、Pサン!」

P「ああ。その言葉で眠気も吹き飛んだよ」

柚「え、そう? さすが柚チャンだ♪」

あずき「いいこと思いついちゃった!」

穂乃香「いいこと?」

あずき「柚ちゃんがプロデューサーの目覚まし時計になってあげたらいいんだよ」

柚「アタシがめざまし?」

あずき「そう! 名付けて『めざまし柚ちゃん大作戦!』」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:38:20.63 :+XGLGUYCO

会議中

専務「であるからして、次の戦略としてはーー」

P「眠い……」

柚「ガンバレPサン!」

P「柚……」

柚「アタシがついてるよ」

P「ああ、頑張るよ」

柚「うん♪」


専務「あー。ところで、そこはなぜアイドルを会議室に連れてきている」

柚「大丈夫です! 耳栓してるので会議の内容は聞こえてません! あと聞こえていても内容わかりません!」

専務「そういう問題ではないのだが」

P「やっぱりダメだろう?」

柚「うーん、通ると思ったのに」

柚「仕方ないかあ。Pサン、これをアタシだと思って頑張って」

P「これは……」

柚「フリスクだよ!」

P「最初から渡して欲しかった」

柚「またネ!」

ガチャ、バタン

専務「では、会議を続ける」

P「申し訳ありませんでした」

専務「今後の我がプロダクションの方針としては」

専務「………」


専務「そうか、フリスクとフリルドスクエアをかけているのか」

P「気づくのが若干遅い」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:38:54.20 :+XGLGUYCO

会議終わって


P「………」

柚「………」

P「柚」

柚「なに?」

P「なぜ俺の膝に乗っている」

柚「んー、めざまし時計だから?」

P「理由になってないんだが」

柚「まあまあ、細かいことは気にしなーい♪」

柚「それでPサン、美少女を膝の上に乗せた感想は?」

P「女の子の匂いがする」

柚「わー、ヘンタイだー♪」

柚「ねえ、それっていい匂い?」

P「そこ掘り下げるのか」

柚「いいじゃん、ね?」

P「……まあ、いい匂いだけど」

柚「ヘンタイだー♪」

P「言わされたのにひどい」


あずき「などとからかいながらも、自分が汗臭くないことがわかってうれしい柚ちゃんでした」

柚ちゃん「あずきちゃん!」

P「どうした、顔が赤いぞ」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:39:32.29 :+XGLGUYCO

お昼

P「もぐもぐ」

柚「起きろー!」

P「食事中に寝るほど追い込まれてはいないぞ」

柚「そっかー」

柚「でも眠い?」

P「まあな」

柚「そっか」

柚「………」

P「ふわあ」

柚「あーん」ヒョイ

P「もぐっ……!? お前、いきなりプチトマトを突っ込んでくるな」

柚「えへへ、スキあり♪」

P「まったく」

柚「仕返ししてもいいよ?」

P「………」

P「あーん」

柚「ぱくっ」

柚「んー、おいしい♪」ニコニコ

P「それはよかった」

柚「ね、ねっ。目、覚めた?」

P「まあまあな。柚が隣にいると、騒がしいから」

柚「おーっ! って、騒がしいって言い方はどうなのさ」

P「褒めてるつもりだぞ?」

柚「表現変えてみよう。柚はかわいい、とか」

P「柚はかわいい」

柚「お、ノリがいいね!」

P「柚はかわいい」

柚「うんうん」

P「柚かわいい」

柚「ちょ、そろそろ止めていいから」

P「ゆずかわ」

柚「新語生まれた!?」

P「かわいいかわいいかわいい」

柚「………」

柚「………すとっぷ、ほんとに」カアァ

P「勝った」

柚「そ、そーいう攻め方は卑怯だと思うなぁ!」ポカポカ

P「ははは」
 

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:40:39.10 :+XGLGUYCO

後日


P「………ふわぁ」

柚「起きろーーっ!」

P「のわっ!? な、なんだびっくりした!」

柚「へへっ。目覚まし柚チャン参上♪」

P「まだ続いてたのか、それ」

柚「好評だったからね」

P「そうだったか?」

柚「細かいことはきにしなーい」

柚「というわけで、何したら目が覚める? カニバサミ?」

P「さっきので目覚めたぞ」

柚「トラバサミ?」

P「俺は野生の動物か。さっきの大声で意識が覚醒したから、今は目覚ましは必要ないぞ」

柚「えー?」

P「『こいつつまんないな』って顔するのやめないか」

柚「わかった! じゃあこうしよう!」

柚「ここに五円玉があります」

P「あるな」

柚「アイハブアゴエンダマ」

P「おそらくその英訳は間違っている」

柚「で、糸もあるでしょ」

柚「アイハブア………イト!」

P「糸の英訳思いつかなかったか」

柚「これを結び付けて、ゆらゆら揺らします」

P「まさか、そんな古典的な催眠術を」

柚「揺れろ、魂のペンデュラム! 天空に描け光のアーク!」

P「ゆず! ゆずうううううう!!」

柚「………」

P「………」

P「茶番に付き合ってたらますます目が冴えてきた」

柚「がーん!!」

P「いや、残念がるのは目覚ましとしてどうなんだ」


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:41:13.90 :+XGLGUYCO

また別の日


P「ふわあ……昼飯食べた後は眠くなるなあ」

P「暖房かなり効いてるし、余計に身体が睡眠を求めている」

柚「今日から12月だもんネ。暖房も本気出してるよ」

P「温度調節してるのはちひろさんだけどな」

柚「Pサン、これはあれだよ。ギジンホーってやつ」

P「覚えたての言葉をたどたどしく使う姿はかわいらしい」

柚「えへへ」


P「しかし、眠いな」

P「柚、ちょっとビンタしてくれないか」

柚「ビンタ? はっ、まさかPサンそういう趣味が」

P「違う違う。自分で自分の頬叩くよりも、人に叩いてもらったほうが目が覚めるんだ」

柚「なるほどー。じゃあ」

ぺちり

P「……遠慮しすぎだ。もっと強くていいぞ」

柚「そう? じゃあ、えいっ」

ぺちんっ!

P「お、いい感じだ。もっと頼む」

柚「よしきた!」

ぺちんっ!!

P「もっとだ!」

柚「よーし、アタシも本気でいくよ!」グッ

P「って、待て待て! さすがにグーはやめろ!」

あずき「話は聞かせてもらったよ! つまり、セクシ-ボンテージ大作戦だね!」バーン!

柚「おおっ! 突如あずきちゃんがボンテージ姿で鞭ふりながら入ってきた!」

あずき「プロデューサーさんのためなら、あずきも心を鬼にして時子様から教わった技術を」

P「いつの間にそんなものを教わったんだ!?」

柚「あ、それアタシも教わった! 面白そうだったから!」

P「フリルドスクエアの方向性!」

 
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:41:49.79 :+XGLGUYCO

夕方


P「ふう。疲れた……」

柚「Pサン、まだ帰らないの?」

P「ん? ああ、今日はもともと事務所に泊まる予定だし」

柚「そうなんだ」

P「ああ。家結構遠いし、ここのベッド家よりふかふかだし。割と快適なんだよ」

柚「ふーん……」

柚「ねえねえ、アタシも泊まっていいカナ?」

P「え? どうして」

柚「なんだか面白そうだし!」

P「面白いって……別に、なんにもないぞ?」

柚「それでいいんだって。仕事の邪魔はしないから、ね?」

P「……親御さんが許可くれたらな」

柚「やったー!」

P「そんなにうれしいことなのか?」

柚「あ、そうだ! PサンPサン」

P「ん?」

柚「今夜は、帰りたくないの……」ウルウル

P「お前、まさかそれ言いたかっただけじゃないだろうな」

柚「うーん、7割?」

P「意外と多いな!」

柚「じょーだんじょーだん♪」

柚「ここキッチンあるよね? せっかくだし、お鍋でもつくろっか」

P「作れるのか?」

柚「舐めてもらっちゃ困るなあ。これでも料理番組に出演したことあるんだから!」

P「あの時はほとんど食べる専門だったけどな」


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:42:19.83 :+XGLGUYCO

その後


柚「は~♪ こたつ最高~♪」ヌクヌク

P「くつろいでるなあ」

柚「Pサン、仕事終わったならこっちおいでよー。気持ちいいよー?」

P「完全にこたつの虜だな」

柚「そうだよー。もういっそこたつと合体してもいいかなあなんて」

P「ははっ。みかんあるから、食べていいぞ」

柚「食べるー。みかん好き」

P「好きなのか」

柚「うん。親戚みたいなものだからね!」

P「『ゆず』だから?」

柚「その通り! 正解者のPサンにみかんひとつプレゼント!」

P「もともと俺が出したみかんなんだが」

柚「ちなみにPサンはみかん好き?」

P「好きだぞ」

柚「ゆずは?」

P「好き」

柚「食べ物のゆず? 人間のゆず?」

P「両方好き」

柚「てへへ」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:42:50.71 :+XGLGUYCO

数時間後


柚「すぴー」

P「こたつが気持ちよすぎたか」

柚「むにゃむにゃ……」

P「ほら、柚。起きろ。まったく、目覚ましが起こされてどうするんだ」ユッサユッサ

柚「んにゅ……なぁに?」

P「寝るならこたつじゃなくてベッドに行かないと。もう日付変わってるぞ」

柚「そっかー……わかったぁ」

P「それと、もうひとつ」

柚「?」


P「お誕生日おめでとう、柚」

柚「………」

柚「覚えててくれたんだ……」

P「そりゃあ、担当アイドルだもんな」

柚「アリガト」

P「プレゼントは、また朝にでも渡すよ。今はとりあえず、お祝いの言葉だけ」

柚「うん」ニコニコ

 
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:43:16.65 :+XGLGUYCO

柚「えへへ……誕生日、一番最初に祝ってくれたの。Pサンになったね」

P「そうだな」

柚「去年のクリスマスに、街中でPサンにスカウトされて。それから一年間、楽しいことがたくさんあって」

柚「そんな一年が終わって。次の一年の始まりが、またPサンから……ロマンチック、かも」

P「かもしれないな」

柚「アタシ、少しずつ変わってきたと思うんだ。なんていうか、自分から一歩踏み出すってことが、ちょっとずつできるようになってきたかなって」

柚「たくさん友達も増えたし……あの時、Pサンがアタシを見つけてくれたから」

柚「だから、いつか恩返ししないとね」

P「お返しは、柚がトップアイドルになってくれることでいいぞ」

柚「あはは、そう言うと思った!」

柚「……なら、最後までプロデュースよろしくネ!」ニパー

P「ああ。また一年、よろしく」


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:43:43.60 :+XGLGUYCO

翌朝


P「………」スヤスヤ

柚「Pサン。Pサン!」

P「………ん」

柚「Pサン。朝だよ」

P「柚……ああ、早起きだな」

柚「だって、目覚まし柚チャンだし♪」

P「そうだったな、はは」

柚「なんなら毎朝モーニングコール入れてあげようか?」

P「さすがにそこまでは申し訳ないよ」

柚「そっか」

P「さて。目も覚めたし、約束通り誕生日プレゼントを渡そう」

柚「わーい、やった! 早く早く!」

P「わかったわかった。そんなにはしゃぐな」

P「今とってくるから」

柚「はーい……あ、そうだ! すっかり言い忘れてた!」

P「ん?」
 

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:44:12.70 :+XGLGUYCO

柚「おはよう、Pサン! 今日もよろしくね!」ニコッ

P「………」

P「ああ。面白く、楽しくいこう」

柚「うんっ!」



おしまい

 
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/02(金) 19:44:48.01 :+XGLGUYCO

おわりです。喜多見柚ちゃん誕生日おめでとう。Pとの距離感が大好きです

 
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