1 :名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)20:36:49 :vSO主
――2月25日
――駅前
283P「……んー――」
(恋鐘はもう着いたってメールが来ていたけど……)
キョロキョロ
(人が多いし、変装しているはz……)
「って、いた!」
(今日はやけによそ行きの恰好だな。いつもならバストラインが見えるのに……)
――そう思いつつも手を振ると
恋鐘「おーっ!Pさー――ん!」
P「あ……そっか、うん……」
恋鐘「どうしたん?昨日、プロデューサーがPさんと呼べって言ったと?」
P「いや……その、な。新鮮で」
バコンッ
――そう言うと照れ隠しからか、強い衝撃がきた
恋鐘「いやや!もうPさんったら、お世辞がうまいんだからぁ!!」
P「痛てて……」
(ま、いつもの恋鐘かな?)
恋鐘「それでは、誕生日デートといくばい!!」
2:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)20:38:42 :vSO主
はい、月岡恋鐘誕生日SSです
短めかつ、方便が変(……長崎弁わからんばい)とは思いますが、うすにやけたしまりのない目で見て上げてくださいませ
3:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)20:44:14 :vSO主
――それは前日
摩美々「でー、恋鐘のプレゼントは決まったのー?」
霧子「あ、婚約指輪とかはダメですからね」
咲耶「婚約届けもNGだ」
P「それはプレゼントの範疇なのか?」
結華「なら、Pたんからデートに誘ってみるとかは?」
霧子「で、で、で……」
三人「デートぉ?!」
結華「そっ。まぁ簡単に駅前を散策してショッピングに付き合って、食事をして……」
摩美々「その後、ホテルに入り一糸纏わぬ姿で乱れて……」
咲耶「十月十日を過ぎた頃には……」ワナワナ
霧子「キュウ」パタリコ
結華「きりりー――んっ!」
4:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)20:51:07 :vSO主
結華「ま、まぁ……そうならないように、知り合いに頼んで止めてもらうから大丈夫だよ」
摩美々「知り合いー?」
咲耶「誰かは検索しないが……」
霧子「それなら、恋鐘ちゃんも……」
P「おいおい、仮にもプロデューサーとアイドルなぁ……」
結華「でも、346プロの成宮由愛ちゃんだっけ?プロデューサーと婚約したのって」
咲耶「あぁ、母親が公認したらしいな」
霧子「源文ママ」
由愛「くしゅん!」
千枝「わわっ、大丈夫ですか?」
美穂「花粉症の季節到来とも聞くけど……」
由愛「大丈夫……多分智絵里さんが噂しているだけだよ」
智絵里(違うよー)
美穂「違ったみたいだね」
千枝「そうですね……」
由愛「昨日、遅くまで起きていたからかな?」
智絵里(何で遅くまで起きていたのー?)
由愛「それは…………――――えへへ。内緒です」
5:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)20:54:06 :vSO主
…………
……
P(てなわけで押し切られてしまったが……)
恋鐘「Pさん、あーん!」グイッ
P「こらこら、クレープぐらいそんなことしないでも……」
恋鐘「あーん」
P「……」
恋鐘「あーん」
P「……」パクッ
恋鐘「ん――、ここを食べたたいね。よしっ」
パクッ
「これで間接キスたい!」
P(…………まぁ、恋鐘が楽しそうでいいか)
6:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)21:11:42 :vSO主
…………
……
恋鐘「それで……あ!結構いい帽子ばい!」
P「んー、ちょっとカラフル過ぎないか?もう少し落ち着きのある色の方が……」
恋鐘「とりあえず入るたい!」
店員「こちらなんていかがですか?」
恋鐘「んー、どう?似合ってるたい?」クルッ
P「そうだな。柄といい色といい、恋鐘によく合うぞ」
恋鐘「う……誉め過ぎばい…………」
「でもうれしか……て、店員さん、これのお勘定をお願いするばい」
P「いや、それぐらい出すよ」
店員「そうですね。デートですからカレシさんにプレゼントしてもらいましょうね」
恋鐘「か、か、か、か……」
店員「ん?……違いましたか?」
恋鐘「カレシだなんてー!照れるたい!!」ビシバシッ
P「痛い痛い!」
7:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)21:15:30 :vSO主
――夕方
P「ここのはずなんだけど……」
恋鐘「なんかものすごく混んでいるばい……」
P「ああっ!そういえば、今日の朝に346さんとこのアイドルが宣伝していたんだった!!」
恋鐘「それでばい!」
瑞樹「ミズキの一押しよっ!」
早苗「ビールはあるわよねっ?!」
8:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)21:22:39 :vSO主
P「すまない……まさかこんなことになるなんて」
恋鐘「仕方がないばい。ばってん、気持ちを切り替えてどっか入るとこ探さんと、背中とお腹がくっつきそう……」
キュルル
P「お、可愛い音」
恋鐘「せ、せからしかー!」
P「んー」
恋鐘「どった……んと、近所にもあるファミレスの姉妹店か……」
「いいたい!ここに入ろう!」
ギュッ
グイッ
P「お、おいおい!」
9:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)21:59:21 :vSO主
…………
……
ジュー
店員「では鉄板が熱いのでご注意ください」
恋鐘「うーん!久しぶりのお肉たい!!」ジュルル
P「そうか。そういや、レッスンばかりで大分絞っているみたいだったな」
恋鐘「今はアイドルの話はない。ただの男女たい」ボソッ
P「あ、あぁ……すまない」
「というか、さすがに誕生日にファミレスはなかったかな」
恋鐘「もう、男がいつまでもウジウジしてると嫌われるたい!」
P「まぁ、そうは言うが」
恋鐘「それに」
「プロ……Pさんと一緒ならなんだっておいしいたいね」
P「……っ!?」
10:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)22:02:05 :vSO主
アリガトウゴザイマシター
恋鐘「ふぅ……お腹いっぱい」
P「ははっ、よく食べたからな」
恋鐘「明日からまた頑張るからチャラたい!」フンヌ
P「お、期待しているぞ」
恋鐘「ふふーん!」
P「…………」
恋鐘「…………」
P「………………」
恋鐘「………………」
P「……………………」
恋鐘「……………………」
P(会話が続かん!)
11:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)22:05:42 :vSO主
恋鐘「ねぇ」
「もし、あの時…………スカウトされた時、プロデューサーがプロデューサーじゃなかったらどうなっていたと?」
P「俺がオレでない?」
恋鐘「つまり」
「こういう関係になっていたたいね」
P(そう言うと恋鐘は目をつむり、こっちに顔を近づけてきた)
(止めないといけないのに、止めることができない)
(これはキスしてしまうのか……)
?「あら……もしかしてアイドルの月岡恋鐘さんですか?」
二人「っ!!」
12:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)22:07:55 :vSO主
恋鐘「えっ、えとえと……ちなうんです!これはきっとちなうんです!」カミカミ
P「お、おい、落ち着け!きゃみまくってるぞ!」
恋鐘「ぷ、プロデューサーだって!」
?「うふふ……」
三船美優「青葉、見ちゃいました…………です」
P「あ、あなたは……」
13:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)22:11:38 :vSO主
美優「ふふっ、初めまして。三船美優と申します」
恋鐘「あ、あの346の三船さんですか?」
P「」チーン
美優「ふふっ」
「……恋鐘さん」
恋鐘「は、はい!」ビクッ
美優「勢いだけでキスすると後悔するかもしれませんよ」
恋鐘「っ!!」
美優「なるべく、じっくり彼のハートを捕らえて離さないようにしないといけません」
恋鐘「は、はい!」
美優「いい……笑顔です」
恋鐘「笑顔……ですか?」
美優「はい」
14:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)22:14:20 :vSO主
――翌日
結華「で、どうなったの?」
P「美優さんに連れられて飲みに行ったっぽいんだがな」
摩美々「さいてー」
P「うぐっ!」
咲耶「そうだな。最低でも二人をエスコートできるぐらいでないと」
P「うぐっうぐぐっ!」
つ【かいしんのいちげき。Pはいきだえた】
霧子「え、えい!世界樹の葉です」
15:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)22:19:08 :vSO主
バタン
恋鐘「お゛ばよ゛~」ヨロヨロ
P「恋鐘っ?!」
結華「あー……こがたん、飲み過ぎだよ」
咲耶「たしか、実家の手伝いで飲むぐらいはできると言っていたはずだが……」
恋鐘「ぶだり゛でね゛……ずぎなお゛どごに゛づい゛でがだっ゛でだがら゛……」
結華「好きな……三船さんもってこと?」
霧子「お、お水です」カチャ
ゴッキュゴッキュ
恋鐘「ふわぁ……生き返ったぁ」
摩美々「で、結局進展はなかったわけー?」
恋鐘「ん………………」
「……恋する女の子はいつもわがままだけど無敵たい!」
~Fin
16:名無しさん@おーぷん:2019/02/25(月)22:19:41 :vSO主
以上になります。こがたんにみゆみゆ誕生日おめでとう!
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【おーぷん2ch】【シャニマス】デートの後はいつものファミレスで
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