ここ何年か前から 週一度、学んでいる 「ルールとマナーの学習シリーズ」、パーゴルフからの一つの事例を見ながら 学んでいる。今日の事例は、罰の重さが知られていないかも。

グリーン周りのカラーに止まっていたボールを マークして拾い上げ拭いてしまった

同伴者の後輩Y君の2打目はグリーン周りのカラーの部分に止まっていた。カラーの部分はグリーンではなくジェネラルエリアとなるわけだが、Y君はグリーンと間違えてボールの位置をマークして拾い上げ、拭いてしまった。Y君は間違いに気づきボールをリプレースしたが、Y君の次のストロークは何打目となるのか。

1) 3打目 2)4打目 3)5打目

グリーンエッジ
正解は2)で、二つの違反があるが、一つの違反となり1打の罰がつく。

パッティンググリーンにプレーヤーのボールがある場合、プレーヤーやプレーヤーのキャディは、ボールの位置をマークして拾い上げて、そのボールを拭くことが認められている。

ところが、パッティンググリーン上以外にあるボールは、別の規則が適用となる(例えば、カート道路からの救済を受ける、ペナルティエリアからの罰ありの救済を受ける)場合を除き、拾い上げてボールを拭くことは認められていない。
また、新規則によりカート道路などからの無罰での救済を受ける際には、別のボールに取り替えることも許されるようになった。
グリーンエッジでボールを拾う
今回のケースでは、Y君が規則によって認められていないのに、止まっている自分のボールを拾い上げたことでルール違反となり、1罰打を受けることとなる。そして、ルールではプレーヤーが認められていないのに拾い上げたボールを拭いた場合、1罰打を受けることとなる。

このケースでは、拾い上げが認められないボールを拾い上げた1罰打と、認められないのにボールを拭いた1罰打が関連してくるが、複数の規則違反に対する罰の適用により一つの違反となり、重いほうの罰が適用となるのだ。

今回はそれぞれ1打の罰なので、1打の罰となるが、片方の違反が2打の罰だった場合は、より重い2打の罰が適用となる。よって、Y君の次のストロークは1打の罰が加わり4打目となるわけだ。