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物流に関連する四方山話を書いています。

FCタイトル

当社には様々な‟強み“があると自負しています。240台ほどの車両が1365日稼働し、お客様の貨物輸送に従事。安全であることを最優先事項として取り組んでいます。

輸出入関連業務では、多数の通関士(国家資格)が在籍しており、それぞれの経験や得意分野を持ち寄って、国際貨物のお手伝いに日々奔走。

倉庫には、若手からベテランまで豊富な人材が揃っており、バンニング・デバンニング、保管・管理、梱包など様々なニーズに対応しています。

それら様々な‟強み“の中で、私がもっとも特徴的だと考えているのが、「若い社員が多い」ということ。地方都市の中小企業であり、しかも「丸山運送」という地味な社名。そんな当社に入社を希望する学生から毎年多くの応募があり、気が付いてみたら若者たちの活気がみなぎる会社になっていました。今では当社への入社は狭き門になっているのかもしれません。

今年の春も13名(総合職:大卒9名、専門職:高卒4名)を迎え入れることができ、現在総合職入社の諸君は各部署で実務研修を受ける傍ら、フレッシャーズキャンプ(FC)という当社独自の研修を行っています。

月に一度開催されるFCのプログラムはバラエティに富んでおり、思考力を鍛え、プレゼンテーション能力を高めると共に、組織の一員として求められる様々な要素を学びます。彼らがマイナビ転職フェアのクオカードに目もくれず、5年、10年と経験を積み上げていけば、間違いなく業界全体を牽引していくような存在になると確信を持っています。

4月にスタートしたFCは3回目を終了し、このあと12月まで継続します。その間、若者たちは実務を身に付けることと並行してFCの課題に追われる忙しい日々を送ることになります。

そして当社の先輩・幹部社員は、若者たちの希望や野心をしっかりと受け止め、応える存在でありつづけることが必須だと思います。

このフレッシャーズキャンプも、私が担当するブランディングにとって非常に大切な要素となっています。

 

フレッシャーズキャンプのイメージ動画です。

よろしければご覧ください。

https://youtu.be/KH8tRo7Qe-I

Maruyama Cross

当社の目の前には、「信号のない交差点と、そこに接続する二重の踏切」という非常に厄介な交差点があります。写真と図をご覧いただければ、概ねの状況はご理解いただけると思いますが、道幅は結構広く、大型トラックやトレーラーなども頻繁に通過します。ここを私は「The Maruyama Cross」と勝手に呼んでいます。

この交差点には信号がなく三方向が一時停止になっていますが、まれにノンストップで交差点に突入してくるクルマを見ることができます。従いまして、年に何回かは事故を見ることができます。

次に踏切です。この踏切は二重になっていますから、厳密には2回の停止・左右確認が必要なはずですが、まともに停止するクルマはおそらく1%未満。最初の線路の手前では多くのクルマは停止しますが、次の線路はノンストップで突っ切ります。

これには複数の要因が考えられます。この踏切を通過するのは、仙台臨海鉄道の仙台港駅にコンテナ積み下ろしする貨物列車であり、ときに開かずの踏切になってしまうこと。通過するクルマ(トラック含む)は、日常的にこの交差点&踏切を通過しており走り慣れていること。他の線路と違い、通貨列車の本数が少ないこと。そして、踏切と踏切に挟まれたサンドイッチ状態になってしまったら、たまったもんじゃないという思いなどが考えられます。これらの理由から、この踏切を簡略方式で通過することは、いわば地域社会における暗黙のルールとなっているようです。

ブランディングを担当している私は、暗黙のルールに鉄槌を下そうとしているわけではありません。

 

つづく

理念

当社では、朝礼の際に唱和している経営理念は、

一、私たちは、安全の確保を最優先に、明るく働きがいのある会社を目指します。

一、私たちは、共に成長し、社員全員が幸福を共有できる会社の実現を目指します。

一、私たちは、常に顧客の視点に立ち、課題解決が実践できる感動創造企業を目指します。

一、私たちは、総合物流事業を通じ、地域社会への貢献並び地域社会との調和を目指します。

という4項目で、過去このブログにおいても度々登場させてきました。

この理念の各項目には、私たちが目指すべき企業の理想像と社員の姿勢が謳われています。

このような企業理念は、上から押しつけられるのではなく、社員ひとり一人が自分ごととして捉え、仕事や行動に自然に現れるのが理想です。そのためには、理念の目的を理解し、共感することが不可欠。「なぜこの理念があるのか?」「自分の仕事とどうつながるのか?」を考えることが必要です。

ここ数年、多くの企業がパーパス(存在意義・目的)やMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の策定に力を入れるようになりました。当社においても策定を進めているようです。それが最終的にどのような内容・文言になるのか分かりませんが、社員一人ひとりにとって「自分ごと」として捉えてもらえなければ、やはり単なるスローガンになってしまうでしょう。

多くの場合、経営層や人事部が理念の策定から発信を担っていますが、本来企業の想いを語るのは、お客様や取引先と直接関わるのは現場の社員ひとり一人であるべきで、その場で企業の価値観やパーパスが体現されなければ、理念は形骸化してしまいます。

つまり、策定よりも浸透が大事だという事です。理念やパーパスを社員一人ひとりに浸透させるには、「言葉として伝える」だけでなく、「行動としての体験」や「自分ごととして考える機会」を設けることが必要だと思います。

社員ひとり一人の行動が、『ブランド構築の肝』になると私は考えています。

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