明治のR-1をご存じでしょうか?

私は、健康に気を使っているつもりはまったくありません。

愛煙家であり、お酒も毎晩…

夕食はコンビニ弁当、冷凍食品またはカップ麺でカンタンに済ませています。ペペロンチーノ昨夜食べた冷凍のペペロンチーノは実に美味しかった。

しかし、何だか体に悪そうですよね。

そんな私でありますので、R-1にどんな効果が期待できるのかということについて興味は全然ありません。

もちろん、これまで「強さ引き出す乳酸菌R-1」というCMを見たり、スーパーの売場で見かけて商品は認知していましたが、一度も買ったことはありません。

明治のホームページによりますと、保有する6000種類の乳酸菌ライブラリーの中から選び抜かれた「1073R-1乳酸菌」という乳酸菌だそうです。

200310meijiしかし、何の強さを引き出すのかはナゾのまま。

そんな私が、R-1を飲み始めたのです。

これから、その経緯を説明いたします。

327日(日)の夕方(辺りは既に暗くなっている時間帯でした)、知り合いでも何でもない青年Fさんが、我が家に飛び込み営業で来られて、応対が面倒だなぁ…と感じている私に、明治乳業の商品を一生懸命説明してくれました。そして、

「商品サンプルを置いてまいりますので飲んでみてください。もし気に入った商品があったら宅配しますので…」という一般的な営業活動です(しかし、どんな人が出てくるのかわからない飛び込み営業ですから勇気が必要)。健康にまるで興味のない私は、のらりくらりの生返事でしたので、その時点で見込客としてはかなりレベルの低い位置にランクされたのではないかと思われます。そのFさんのセールストークは普通というより、どちらかというと朴訥な印象。「健康」というキーワードに興味を示さない私を相手に、ちょっと話しづらそうな雰囲気は感じられましたね。

しかし、Fさんとの話を半ば強引に終わらせ、いただいたサンプルを冷蔵庫に仕舞い込む段階で、‟次にFさんが来たら何か契約してあげよう“ということを私は心に決めていました。

その一週間後の日曜日、やはり同じような時間にFさんの訪問を受けた私は、予定通りR-1宅配の契約を交わしたという事の次第。そして、今週から宅配がスタートしたのです。

さて、R-1がどれだけ素晴らしい商品なのか、いまだに知らないわけですが、そんなことはどうでもよかった。

日曜日の薄暮の時間帯に飛び込み営業活動を行っている。しかも、コロナ禍の影響で活動がかなり制約されているであろうし、訪問という行為に対してクレームを返されることもあるだろう。黄昏時大変な思いをしながらも、それでも頑張っているんだろうなぁ…凄いなぁ!と心を動かされたのです。

飛び込みの戸別訪問による営業活動の厳しさ、つらさ、私も知っています。

インターホンから「間に合ってまぁ~す!」という声が聞こえたときの悲しさ、

家の奥から出てこられたご主人に、いきなり怒鳴られたときの驚き、

吹雪の中で手先がかじかみ、肝心のタイミングでケースから名刺を取り出せない焦り、

炎天下、汗だくになって飛び込みを繰り返す過酷さ、

成果なく、手ぶらで会社に戻らなければならない苦しさ、

だけれども、厳しさに耐えた分だけ、苦労を重ねた分だけ、成約できたときの喜びは大きい。「Fさん、がんばれぃ!」そんな応援の気持ちで契約したのです。

このような私とFさんのやり取り、私の心の動きがビッグデータに反映されるのでしょうか⁉ あり得ないことですよね。世の中は、このような出来事が日常茶飯事だと思いませんか⁉

BtoBのビジネスの場合、営業担当者には臨機応変の対応が求められ、同じような仕事内容であっても案件ごとに契約条件が異なるのはよくある話。特殊な事情で大幅な値引きが発生したりしようものなら、「外に漏らすな!その情報」となりますよね。そのようなBtoBにおける条件や事情は、Web上で表面化することがありません。従って、AIにはそれを学習する機会がない。

この先、AIの進化と普及によって世の中から営業マンが不要になると言われています。実際、テスラモーターのEVは通販商品になりつつあるし、おまけにビットコインでの支払いOKとのこと。ちょっと話は逸れますが、AIが搭載されたクルマのオーナーは、プロフィールや行動がすべてAIによって学習され、ビッグデータの要素として何かのビジネスに利用されます。つまり、どこかに記録が残るという事です。気味悪いと思いませんか?


生命保険や損害保険などは、Webでの申込が当たり前になってきました。生保レディさん、さようなら!いよいよもって営業パーソンの存在が危うい状況のようですが、それは一部のビジネスで発生する現象であり、BtoBBtoCなどの業態には関係ない。この先、どれだけAIが発達しようが営業職の完全消滅はありません。個人の意見として、私が断言します。pexels-alex-knight-2599244

PCにむかっているときに、どれだけリスティング広告やディスプレイ広告が表示されても、あるいはChatbotが登場して売り込みをかけてきたとしても、私はR-1 を買わないだろうと思います。相手が懸命に、誠実に働く人間だったから契約したのです。

世の中の営業パーソンのみなさん、AIに負けてはなりません。AIをうまく利用して、何が何でも生き残ってください。