March 13, 2013

相変わらずなボクら

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昨日の夜のことだ。僕は役場の方々が開いて下さった酒飲みから帰ってきて、携帯を見た。アプリのLINE上にメッセージがあった。学生時代の親友からだった。
「彼女ができましたのでご報告させて頂きます。これから暖かく~(中略)~、ってわけでチキンレースはとりあえず一抜けで(笑)。」
メッセージは僕だけでなく、もう一人の親友にも送られていた。その彼の返信はこうだ。
「おめでとう。(中略)。俺は今からコスプレイベント開催中の飲み屋に行ってはしゃいでくるわ(笑)。」
全く、相変わらずなヤツらだ。久しく彼らとは会っておらず、電話もあまりしていなかった。だが、その相変わらずぶりに嬉しくなった反面、無性に悔しくもあり、思わず二人に電話した。

二人とも昔のままだった。どれだけ久しぶりでも一瞬であの頃のように大笑いしたりしんみりしたり、同じ会話をすることができる。しかし相変わらずな彼らも変わったことがある。その人自身の周りの環境や立場だ。それを痛感させられる、さらなる新事実をその電話口に知ることになった。その当時の彼女が結婚し、お腹に赤ちゃんもいること、後輩の女の子、先輩の女性も結婚するとのことだった。皆、同じ時、苦楽を共にしたメンバーだ。

おおぉぉぉ?!ええぇぇぇ?!と言葉が出なくなる。それはそうだろう。完全なる浦島太郎状態になっていたのだから。その元カノにも電話をした。とてもおめでたいことばかりで嬉しい反面、自分は九州からさらに遠くなった山形県小国町にいるという、物理的に越えられない距離のカベがあり、自分もまたあの頃とは環境も立場も変わっているんだな、という寂しさがそれを勝っていた。


一年前、いや正確には一年経っていない。緑のふるさと協力隊になり、小国町へ行くことが決まったのは、3月31日のことだ。あたふたと3日間で準備をし、事前研修へと向かった。協力隊として自分は何ができるだろう。様々脳ミソをフル回転させ、地域おこしとは、町おこしとは何だろうと考えてきた。その答えは任期が間もなく終わる今もわからない。しかし自分にできることは、自分の身体を使って精一杯働くこと、そしてやったことのないこともまずは自分でやるという姿勢を常に持つことだと考えた。そしてそれは、自分にとって楽しく、面白い日々へと変わっていった。

自分のモットーは「面白きことは良きことなり」である。まず面白くなくちゃ。しかし最も大切な事は、それを自分でいかに面白いものにするかということだと思っている。日々の活動の中、いつまでも続くかのような草刈や草むしり、雪掘り、同じルーティーンの中にある仕事など、それをただ機械と同じようにやっていてはつまらないだけだ。そこに何の楽しみ、面白味を見つけるか。

協力隊の活動の中、そのモットーは実践できたと自分では思う。一番退屈な時は、一人で家に居る時だった。もちろん疲れて寝る時は思いっきり寝ていたが。 そのモットーに従い、新たに始めたことが幾つもある。玉川がっこう倶楽部、消防団、民謡、鉄砲撃ち、山岳遭難救助、盆踊り保存会、ママさんバレー、北部中男子バレー部コーチなど。だが、こんだけたくさんやりました、というのを誇るつもりは毛頭ない。これらを継続していって自分のものにしてこそ、初めて意味があることだと思う。それが小国町に貢献することになるのではないだろうか。

役場の方に昨日言われたことがある。
「地域おこしや町おこしをやろう、と肩、肘張って思わないようにして欲しい。君が面白いと思ったことや、やってみたいことを素直にこれからもやって欲しい。それが周囲の環境にいい影響を与えるはずだから。」
この言葉を聞いた時、なんだか心がフッと軽くなったような気がした。自分のやってきたことは間違ってなかったのだなと思えたし、その言葉が一番の報いだと思うから。もう一つ、興味深かった言葉、
「正直、若い人たちとの化学反応は全く予想していなかった。」
我が家は若い人たちが集って酒を飲む場所ともなっていたが、これもまた嬉しいことだった。



学生時代のあの頃、あのいつものメンバーで毎日毎日飽きることなく共に過ごしていた日々。再会すれば時は一瞬で戻り、何ら変わらずはしゃげることだろう。しかし一人一人の周りの変化は止まらない。自分もまた然り。だけど未練がましく思う必要はなく、自分は自分であるということを見失わずに前に進んでいけば良いのだ。周囲の環境の変化、立場の変化は自分自身が選択したことであり、それが相変わらずなボクらへと、そして周囲への好影響へと繋がっていくのだろうか。 

the7thblues at 18:21|PermalinkComments(3)TrackBack(0)mixiチェック 緑のふるさと協力隊 | lifeworld