人間は死ぬと天国か地獄かへ行くらしい。死んだ人は霊になって地上に留まり、ある時ふらっと現れた死神がまとめて連れて行ってくれる。
どこに?
裁判所に。
罪を持たない者にしか天国にはゆけない。だから良い事をしましょう――と、そんなキレイ言が存在するわけだけど、一体良い事とはなんなのか。裁判長が云うには「生きたいと思う事」をすると天国に行けない、のだそうだ。より噛み砕いていえば、「死んだくせに生きてる人間に迷惑かけるんじゃないよこの死霊共が。」とかそんな事らしい。生きたいと思うのが罪、という事なのだろうか。生物として、生きたいと思わないのはどうなんだ。それは生き物としての大事な前提がなくなってる、んじゃないのか。
「だから、そんな人間らしくもない人間じゃないと天国には行けない、ってことさ。」
「ふーん。」
「まぁ、天国なんて存在しないんだけれどね。」
「……盛大なネタバレの気がするんだが。」
「いいんだよ。どうせお前地獄に行けないんだから。」
「だからまたネタバレを」
「うるさいよ。ネタバレっていわなければネタバレって分からないネタもあるんだから、黙ってるくらいがちょうどいいのさ。」
「…………そう、……なの、か?」
時間が少し戻る。あ、いや。時間なんて元から書いてなかったか。風景描写すらないな。苦手なんだよな……そういうの。
まぁ。まぁ。
とりあえず、裁判が始まる辺りから、話を進めるぞ。
んでもって、こういうのの基本って確か、「いつどこで誰が誰(それ)と何をした」を書くんだよな。いつ、はさっきいった。裁判が始まるあたり。どこで……は裁判所。裁判が始まるのに裁判所にいなくてどこにいるんだ。教室? ……学級裁判? いや、そんな規模ちっさくねぇしな……。なにしろ、天国行きか地獄行きかを決める裁判だ。学級裁判のレベルでやられちゃかなわねぇよ。
次、いつどこやったから、誰だな。これは俺でかまわないだろう。それから、誰と。これは相手だな。裁判長だ。
裁判が始まるあたり、裁判所で、俺は、裁判長と、天国地獄の裁判をした。こんなところか。つまらない文章だけど、技量の限界ってことで。面白いのが見たければ面白い文章が得意なやつに任せとけばいいんだよ。例えば…………誰かわかんないけど。
シジン(俺を裁判所に連れてきたやつ)の案内で、俺は待合室らしい場所に待機させられていた。1度に沢山連れて来る特性のため、待合室はかなり広く作られてある。あれ、裁判始まってない。……まぁ、いいか。
俺を案内してくれたシジンはもういない。入ってきた入り口では違うシジンがまた大勢の霊魂を連れてきていて、とてもとても、人口密度が濃い。霊同士、触れ合うことは出来るから少しムッとしてしまう。ちなみに生きてるやつには触れれない。運ばれてくる前に遊んで実証済みだが、そんな情報天国だろうが地獄だろうがこれから行くどんな場所でも役立つようなものではない気がする。
しかし、これだけ人(魂?)が多いと裁判も大変だろうな。1人1人への時間を短くしたところで、量で圧倒されちまってるだろうし。
魂だけになって連れて行かれる場所なんて、裁判所の1択しかないからあえて何も言わなかったが、裁判で決まった先。天国と地獄がどんな場所か、って説明はいるかもしれない。
まず、天国。ここは楽園だ。筆舌尽くしがたき馳走を思う存分味わうことが出来たりとかそんなことがする場所なんだそうだ。そんなすごい場所にいけるのは滅多にいない。だからこそ、いい場所なんだそうな。
次、地獄。大体の人はここに行く。罪を犯した人間は死した後(のち)に裁判にて地獄に行く事を言い渡され、悪魔と戯れる毎日を送ることになる。小難しい言い方をしてもたいした内容は無いっていう。よくある現象。
ちなみに、享年17歳。運ばれたのも、死んでから(他に比べると)そうたってないらしいから、まぁ精神年齢も17歳でいいと思う。なんで知ってるかっていえば、他の魂に聞いたからだ。待合室で待たされて結構時間あったしな。
「次、あんた。」
ようやっと、声がかかった。俺を運んできたシジンでもさっき新たに霊をつれてきたシジンでもなく、法廷へを案内してる事務員らしい人物だった。
「25番の法廷へ行って。あとは中にいる裁判長から説明受けて答えればいいから。」
てきぱきと指示だけして、あとはどうでもいいといわんばかりに放置。何もなかったけど、シッシッと追い払う仕草をしてもおかしくない程度にはもう無視されていた。
いや、大変なのは分かるけど。
ツッコミを入れようかと迷っていると事務員さんは「まだいるのか」とでも言いたげなジト目で俺を見てきた。……行きます。行くってば。
無言の圧力こえぇよ。
……25番ってどこだ? 待合室と直接繋がる通路に出て、探してみるとすぐに手がかりを見つけた。何番から何番の法廷はこちらですよーというのが壁に書いてある。どうやら通路の1番奥のようだ。
25と書かれた扉の前に立って、銀色のドアノブをまわす。
かちゃ、ギィ……。
油差せよな。
どこに?
裁判所に。
罪を持たない者にしか天国にはゆけない。だから良い事をしましょう――と、そんなキレイ言が存在するわけだけど、一体良い事とはなんなのか。裁判長が云うには「生きたいと思う事」をすると天国に行けない、のだそうだ。より噛み砕いていえば、「死んだくせに生きてる人間に迷惑かけるんじゃないよこの死霊共が。」とかそんな事らしい。生きたいと思うのが罪、という事なのだろうか。生物として、生きたいと思わないのはどうなんだ。それは生き物としての大事な前提がなくなってる、んじゃないのか。
「だから、そんな人間らしくもない人間じゃないと天国には行けない、ってことさ。」
「ふーん。」
「まぁ、天国なんて存在しないんだけれどね。」
「……盛大なネタバレの気がするんだが。」
「いいんだよ。どうせお前地獄に行けないんだから。」
「だからまたネタバレを」
「うるさいよ。ネタバレっていわなければネタバレって分からないネタもあるんだから、黙ってるくらいがちょうどいいのさ。」
「…………そう、……なの、か?」
時間が少し戻る。あ、いや。時間なんて元から書いてなかったか。風景描写すらないな。苦手なんだよな……そういうの。
まぁ。まぁ。
とりあえず、裁判が始まる辺りから、話を進めるぞ。
んでもって、こういうのの基本って確か、「いつどこで誰が誰(それ)と何をした」を書くんだよな。いつ、はさっきいった。裁判が始まるあたり。どこで……は裁判所。裁判が始まるのに裁判所にいなくてどこにいるんだ。教室? ……学級裁判? いや、そんな規模ちっさくねぇしな……。なにしろ、天国行きか地獄行きかを決める裁判だ。学級裁判のレベルでやられちゃかなわねぇよ。
次、いつどこやったから、誰だな。これは俺でかまわないだろう。それから、誰と。これは相手だな。裁判長だ。
裁判が始まるあたり、裁判所で、俺は、裁判長と、天国地獄の裁判をした。こんなところか。つまらない文章だけど、技量の限界ってことで。面白いのが見たければ面白い文章が得意なやつに任せとけばいいんだよ。例えば…………誰かわかんないけど。
シジン(俺を裁判所に連れてきたやつ)の案内で、俺は待合室らしい場所に待機させられていた。1度に沢山連れて来る特性のため、待合室はかなり広く作られてある。あれ、裁判始まってない。……まぁ、いいか。
俺を案内してくれたシジンはもういない。入ってきた入り口では違うシジンがまた大勢の霊魂を連れてきていて、とてもとても、人口密度が濃い。霊同士、触れ合うことは出来るから少しムッとしてしまう。ちなみに生きてるやつには触れれない。運ばれてくる前に遊んで実証済みだが、そんな情報天国だろうが地獄だろうがこれから行くどんな場所でも役立つようなものではない気がする。
しかし、これだけ人(魂?)が多いと裁判も大変だろうな。1人1人への時間を短くしたところで、量で圧倒されちまってるだろうし。
魂だけになって連れて行かれる場所なんて、裁判所の1択しかないからあえて何も言わなかったが、裁判で決まった先。天国と地獄がどんな場所か、って説明はいるかもしれない。
まず、天国。ここは楽園だ。筆舌尽くしがたき馳走を思う存分味わうことが出来たりとかそんなことがする場所なんだそうだ。そんなすごい場所にいけるのは滅多にいない。だからこそ、いい場所なんだそうな。
次、地獄。大体の人はここに行く。罪を犯した人間は死した後(のち)に裁判にて地獄に行く事を言い渡され、悪魔と戯れる毎日を送ることになる。小難しい言い方をしてもたいした内容は無いっていう。よくある現象。
ちなみに、享年17歳。運ばれたのも、死んでから(他に比べると)そうたってないらしいから、まぁ精神年齢も17歳でいいと思う。なんで知ってるかっていえば、他の魂に聞いたからだ。待合室で待たされて結構時間あったしな。
「次、あんた。」
ようやっと、声がかかった。俺を運んできたシジンでもさっき新たに霊をつれてきたシジンでもなく、法廷へを案内してる事務員らしい人物だった。
「25番の法廷へ行って。あとは中にいる裁判長から説明受けて答えればいいから。」
てきぱきと指示だけして、あとはどうでもいいといわんばかりに放置。何もなかったけど、シッシッと追い払う仕草をしてもおかしくない程度にはもう無視されていた。
いや、大変なのは分かるけど。
ツッコミを入れようかと迷っていると事務員さんは「まだいるのか」とでも言いたげなジト目で俺を見てきた。……行きます。行くってば。
無言の圧力こえぇよ。
……25番ってどこだ? 待合室と直接繋がる通路に出て、探してみるとすぐに手がかりを見つけた。何番から何番の法廷はこちらですよーというのが壁に書いてある。どうやら通路の1番奥のようだ。
25と書かれた扉の前に立って、銀色のドアノブをまわす。
かちゃ、ギィ……。
油差せよな。