Starfield Altair Customsf

 Starfieldは星野楽器と寺田楽器が92年に立ち上げたギターメーカー。製品開発に販売店が参加するという企画だったらしい。星野楽器だからSTAR(星)FIELD(野)。製品の随所にIbanezの匂いがする。ブランド自体は1年ほどで市場から消滅した。

 緑色をしたトロピカルなルックス。私はこれを新品で購入した'93年からずっと愛用しており、並のツレより付き合いが長い。ブランドが消滅したためか誰も持っていない、ていうか使っている人を見たことが無い。ポイズン在籍中のリッチー・コッツエンが愛用していた記憶があるが、もの凄く昔の話だ。
 

 ちょこちょこ浮気もするが、学生時代から十余年、ずっと一軍で使用している最強のパートナー。辛いときも、悲しいときも、苦しいときも(おい)ずっと一緒だった。 量産機であるにもかかわらず、プロ・アマ問わず、この楽器を使用している人にめぐり合った事がない。独自性を最高の是とする私にとっては最高のトレードマークだ。ボディトップのトラ目が不均一なのは量産機の悲しさ。

ヘッド
P1000338 いかにもアイバニ-ズな形状のヘッド。角度は僅か5度で、弦の堅さが抑えられる。ペグは元々はゴト-製マグナムロックがはまっていたが、現在では同じくゴトー製の音が良くなる謎のペグに換装している。巻き付けられているのは高校時代の悲しい思い出の品。最愛のひとに贈る筈のものだったので最愛の物にくくり付けているのだけれど、稀に私の生徒が真似をすることがある。現在ではコレに金属製の輪っかが加わっている。




電気系
P1000339 PUはいずれもダンカン製で、(f)‘59、(r)JB。EVH仕様で名高いハムバッカー直付けで、コレが発売された'90年代初頭当時のトレンド。ちなみにリアPUは断線したので同じJBに交換(写真は故障する以前のもの)。PUセレクターはネジ穴の幅がIbanez仕様なのでIbaniez製のものしか取り付ける事が出来ないなんていわれたが、ガセだった。現在ではCTS製の3wayが搭載されている。
 

P1000340 20年酷使しているのでフロントPUの端が削れてきてしまい、断線を回避するためにアルミテ-プでガ-ドしているけれど、これを剥がすとコイルの導線が露出してしまう。また1弦がフロントPUの端にひっかかることがあるのでその予防も兼ねている。

 


 ボリュームポッドはCTS製に交換。ノブが金属製のままだとアースの都合で不具合があったので樹脂製の物に改めた。CTSの可変抵抗は高級楽器のスタンダードだそうだが、電気部品として高品質な国産ポットとこの絶妙にショボいCTSとで音色を聞き比べてみれば理解できるに違いない。
 

ブリッジ
P1000341 この楽器が誕生した‘93年頃から広まっていったウィルキンソン製のブリッジ。ゴトーに買収される以前のものがついていたが、老朽化したため2012年現在ゴトー傘下の同仕様のものに交換。サドルはグラフテック社によるタスク材のものに交換。タスクは象牙に似せた物質で、弦の振動がいい感じになる。弦も切れにくい。
 

フレット

 ジムダンロップ製のジャンボフレットが打ち込んであったのであるが、何度目かの擦り合わせを経て、とうとうリフレットした。
 

背面
国産では極めて珍しい事に、この楽器はネック裏が塗装されていない。木の感触が気持ち良い上にとっても弾きやすいのだが、湿度が高い現場に持っていくと空気中の水分を木部が吸ってしまって大変な事になる。ボディのバックはマホガニーなので濃いめの色調。
 
以下、改造修理の記録。
 

改造/修理(2007/04)
一度すりあわせを行ったフレットだが再び行う。ギブソン並みに低くなったがコレくらいの低さが最初から望ましかった。コレがボコボコに凹んでしまったらいよいよリフレットになる。フレット調整のついでにナットを交換した。デフォルトでは真っ黒な素材のものであったが今回はお気に入りの素材であるタスク(人口象牙)のものにした。

そもそも今回修理に出したのはPUセレクタSWがぶち壊れたからであった。1年も経たずに壊れるのは初めてであった。今回は初めての試みとして敢えて3PのSWにしてみた。今まではデフォルトの5PのSWを採用していたが、演奏中の操作ミスなんかもあったりで公演での操作性を重視した。しかも高級機の定番CTS製だ。

セレクタSWを3Pにした代わりにトーンポットをスイッチのついたものに交換し、フロントのシリーズ(直列)、パラレル(並列)を切り替えるようにした。パラレルとシングルコイルでは音色の違いはそれほどではないがノイズに対する強度が桁違いである。また、トーンのコンデンサをビタミンQなるものに交換、通常のVolポット→Toneポット→コンデンサという順番からVol→コンデンサ→Toneという順番に変更。レスポールと同じらしい。

これらの修理・改造を経て帰ってきた本機は見違えるほどに甘くて抜けるサウンドを出せる楽器になった。ポールリードの高級機には負けるかもしれないが、コレでフレット打ち直したら売値で30万クラスのもんには負けない筈だ。

リフィニッシュ&回路変更(2010/06)
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ボディをリフィニッシュ
20年近く弾き込んできたウレタン塗装が内部に微細な剥離を蓄積してしまい、ボディの振動を損なってしまっているのではないかという診断が下り、ボディをオールラッカーに塗り替えることにした。

このStarfieldは一軍の中でも特に思い入れのある楽器なのだが、音は一番悪くて惨めな思いをさせられてきた。塗装でそれが少しでも改善できるならと思いオールラッカーへのリフィニッシュを決断したのだが、納品されるまでは不安でいっぱいだった。

しかし結果は驚くべきものだった。細かな剥離で損なわれていたトレブルがまさかここまであったとはと、ただただ驚きだ。ここから年数を重ねることで塗膜が硬化していくとのことなので、それによるサウンドの変化が今から楽しみだ。

配線変更
トーンポットのSWでフロントPUのシリーズ/パラレル切替(シリパラ)をしていたのだが、これをロータリSWに変更、フロントとリア両方のシリパラにした。トーンポットがなくなるが、コンデンサは内部に残した。F/Rシリパラ実現の為にはいっこのロータリSWに対して12本の配線をハンダ付けする地味かつ面倒な作業を強いられることから、職人さんは呪いの言葉を呟きながら作業していたそうだ。2017年現在、まだこの回路はびくともしない。プロのハンダ付けってやつは、なんて素晴らしいんだ。

ストラップピン位置変更(2011)
P1000343コレだけは松栄堂楽器イオン各務原店のリペアマンにやってもらった。自分の職場でもあるからね。シャーラー製ロックピンの受けがよく緩むのに悩まされていたのだが、コレは自分が立って演奏するときの楽器の角度が楽器設計者が想定していた角度と違うことから生じているのではないかと考えた。結果は良好。これまで2〜30分おきに絞め直していたのが、2017年現在に至るまでまだ一度も緩んでいない。





リフレット&指板調整&ペグ交換(2012、6)

いいかげん減りに減ったフレットを交換。ジムダンの普通の奴にした。ステンレスフレットの手触りとかすっごい好きなんだが、音的なアドバンテージを優先している。

指板はシリコンがしみ込んでしまって塗装面を作ることが出来ないということからオイルフィニッシュに。使えば使う程味が出る。

コレによりこの楽器は
ヘッド表:ポリ塗装(買ったときのまんま)
ヘッド裏&ネック裏:無塗装(サテン仕上げ?)
指板:オイルフィニッシュ←NEW
ボディ:ラッカー
という4種類の塗装がされていることになりましたとさ。

P1000342ペグはまだ故障していないのだが、マグナムロックのサウンド面でのデメリット、このゴトー製謎のペグのメリットを説かれ、交換を決意。結果、不愉快な超高音域がごっそり削られ、欲しい所がくっきり出るようになった印象。




因みに現時点で残っているオリジナルのパーツは、
ネック材、トラスロッド、ロッドカバー、ネックを止めるネジ、ヘッドの塗装、フロントPU、ボディ材、ちっこいネジ

だけになった。

IMG_19812015年8月、このギターを作った寺田楽器さんに取材した記念。里帰り実現しました。







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2016年夏、長野県松本市、ディバイザーのショウルームにて記念撮影。
ディバイザーさんに取材してきました。
http://guitar-hakase.com/25880/


やってくれたのは、ココ↓brillbatelogoonly1
http://www.geocities.jp/brillbate/


海外正規品 Chauvet Scorpion Storm FX GB Starfield Laser Special Effects ステージライトing - Green/Blue 音楽 ライブ サウンド エフェクト
海外正規品 Chauvet Scorpion Storm FX GB Starfield Laser Special Effects ステージライトing - Green/Blue 音楽 ライブ サウンド エフェクト