2006年08月21日

在日と右翼・民族派

在日と右翼・民族派

その実態と思想を考察する

 今回の加藤紘一氏の生家に対する放火容疑で『大日本同胞社』という右翼団体が捜査の対象になったということで、幾つかのメールを頂きました。

 似たような内容なので要約しますと、所謂同胞という文字を使用している点や事務所の住所が、朝総連関連施設と同住所であるから、在日朝鮮人ではないのか?

 そのような指摘です。これに対して私は何の情報も集めていませんし、現在知る立場にはありません。また、この犯人の名前が公表されないことや、マスコミの中には団体名を公表しない所もあるので、何か裏に謀略的な動きがあるのではとの質問もありました。

 これについてはそのような謀略の可能性は薄いと思います。その理由はマスコミは右翼の事件については、売名行為や団体の示威行為になるとして、個人名や団体名を公表しないケースはこれまでもありました。

 ただ、今回のケースは個人名は公表されるでしょう。しかし、まだ本人の供述がとれないので、逮捕状が裁判所に請求されていない状況なのではないでしょうか。いずれ明らかとなるでしょう。最後まで公表されないとなれば、精神異常者(加藤氏が主張していますね)として措置されることになると考えられます。

 これは考えられないことではありません。加藤氏としては相手が思想犯でなく、精神異常の暴漢にやられたという方が都合が良いからです。しかし、思想的背景がないとは思えない事件です。

 さて、ここまでは一般の人でも分かる事ですが、もう少し踏み込んだ質問もあったので、今日はそれに答えたいと思います。この点に関してはやはり私のように長く右翼活動に携わって来た者でないと分からないと思います。

「右翼団体の7割は在日朝鮮人ということをネットで見ました。彼らは日本の民族派団体の中で活動をしていて、自分達の祖国への愛国心と矛盾しないのでしょうか?」

 この右翼団体の中に占める在日朝鮮人が7割というのは、英国BBC放送が伝えたものらしいのですが、これは誤報と思います。私の知る限りではそんなに在日の人が多いとは思いません。

 では、なぜそのような誤報となってしまったのか、それを考察するとその誤報の背景が浮かんできます。現在右翼といっても数多くありますが、中でも“行動右翼”と呼ばれる大きな街宣車で活動している団体の多くが、組織暴力団と何らかの関係にあります。

 それは最高顧問や相談役という立場に組織暴力団の幹部を頂いている関係から、公安当局などはそのような団体を系列組織と見なしています。では、その団体の構成員がすべて組織暴力団員であるかといえばそうとは限りません。しかし、組織系列的には暴力団の配下であることになります。

 そして、実は日本の暴力団社会の構成が、特に幹部とされる人達に占める在日の割合が極度に高いという現実はあります。おそらく7割前後ではないでしょうか。

 つまり、英国BBC放送は行動右翼と暴力団の関係、そしてその上部団体の暴力団社会の幹部に占める「在日朝鮮人」の割合から、その数字を出したのであると想像します。

 さて、次の質問です。在日なのに何故日の丸を掲げ、天皇陛下万歳なのか―という問題ですね。

 正直言って私も当初そのことに対しては理解できないものもありました。しかし、彼らの中にもまた様々なケースが見られました。在日問題で多くの方の批判が寄せられた中で、私が最後まで皆さん方に理解を求めたのは、彼らの苦悩を私が実際に聞いたからでした。

 例えば、自分がこれまで日本人とばかり思っていたのに、ある日突然自分が朝鮮人と教えられたケース。日本人と同じく日本の学校で学び、日本人の友達ばかりなのに、それを知らされた時のショックは想像を絶するものがあったでしょう。

 しかし、自分は日本に生まれ、日本で育ち、この日本の土にしか還るところがないとの決意でいる人もいました。この人達にしてみれば、国籍は確かに朝鮮かも知れませんが、その心は我々日本人と何ら変わるものはありませんでした。

 日本人でありながら朝鮮籍となった人については、以前お話をしています。朝鮮人の父と日本人の母の場合、本来は日本国籍も有しているはずなのに、父が日本国籍を返上した場合、大人になっても日本国籍を回復する事は出来ませんでした。

 現在帰化条件が緩やかになりましたが、かつてこのような人達が日本人に帰化する道は事実上閉ざされていました。彼らは日本人以上に日本に対する愛国心に燃えていました。

 それはそのような状況下にあったからこそ、余計に日本に対する愛国心に目覚めていたのであると思います。私は10年前にこのような行動右翼と呼ばれた人達との交際が途絶えているので現在の状況は分かりません。

 また、現在と違うのは、彼らを排斥しないで受け入れるということに当時は抵抗感がなかったのも事実です。現在のように嫌韓という流れもなく、反共というスローガンの下では同志であったことは言うまでもありません。

さて、では現在ではどうなのか?

 暴力団と一体と見做されている行動右翼はあまり変化がなさそうです。元々ヤクザ社会とはそのような朝鮮人差別がないところであり、現在においてもそう変化は見られないと言います。

 竹島、日本人拉致問題にしても、日本国の立場と国益に沿った活動をしています。それが右翼としての正道であり、そこには個々の立場の入る余地はないからです。

 相談役や顧問にそのような人がいても、いちいち運動に介入することはありません。これについては異論もあるかも知れません。逆なケースを指摘する人がいるかも知れませんが、それは極めて稀なケースでしょう。

 ここまでの行動右翼に関しては、ある意味別世界の話です。では、純粋な思想右翼についてはどうなのでしょう。ここにはやはり変化が現れているようです。

 ネットなどで嫌韓的な流れが出る中で、在日朝鮮人の右翼運動も明らかな変化が見られます。それは大アジア主義をより重視する考えです。特に李容九に対する歴史的評価がなされています。

http://seisantou-k.hp.infoseek.co.jp/

 なお、紹介した上の大日本生産党は在日右翼ではありません。李容九という人物がどのような人か理解して頂くために紹介しました。

 彼らは親日であり、そして反中です。その理由は大アジア主義に共感し、その理想であった満州国を讃えています。よって、その満州国を自分の手中に収めた中国共産党とは絶対に相容れないという訳です。

 在日右翼は「反米反中」を掲げ、自らこそが日本右翼の正統なる後継者と任じているようです。「反米反中」は近年の保守思想を基盤としたネット右翼の考えにも共通しますが、彼らは徹底した嫌韓であり、両者が共闘することはないでしょう。

 この問題については更なる考察が必要となります。我々《極右》は異端の右翼であり、また違った道を模索しています。しかし、このような右翼民族派全体の今後の動向には大きな関心を持って見守っているところです。

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Posted by the_radical_right at 08:58│ mixiチェック
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在日と右翼・民族派
過激右翼はいらない【亜細亜会議】at 2006年08月21日 10:42
あほらし・・・ なーにが愛国者ぢゃ、憂国の士ぢゃ あいつ、単なる食いっぱぐれのヤ...
やっぱりとんだ愛国者・・・脱力【加藤放火犯のネタ】【Let's Blow! 毒吐き@てっく】at 2006年08月21日 18:35
この記事へのコメント
これからも頑張ってください。
一般市民が知るべき情報を提供できるのはネットしかありません
Posted by あ at 2006年08月21日 11:34
正直、右翼団体に在日が居るかどうかは、あんまし気にしない。
僕も右へ傾き始めてるけど、彼らとは違う世界の人間だと思ってるから。

大体、赤ん坊が居る家の近くで、大音響を流したりされるのに、好意的に見ろと言うのが無理です。
軍歌は大好きなのに雑音にしか聞こえません。
特に昼下がりのお昼寝時間に保育園、幼稚園の近くを通るから
注意したら次の日からしばらくの間、幼稚園の前で止まって大騒音。
殺意すら浮かんだよ。

愛国を背負ってるなら、愛国心を育みたいのなら、日本人模範となる行動をとって欲しい。
在日かどうかなんて二の次です。
Posted by もふもふ at 2006年08月21日 11:52
なるほど、似たような環境で育った人が集まっているから、行動右翼には変化が無いんですね。

株の格言に「買う為に売り、売る為に買う」という格言が有りますが・・・
逆効果になっている事が、彼らには理解出来ないんでしょうか?
Posted by なま at 2006年08月21日 12:25
以前、右翼に在日が多いのは、日本人に右翼の醜さを宣伝することにより、日本の右傾化を防ぐためと言う記事を読んだことがあります。事実、街宣車によるアジテーションのごことく、普通の日本人なら引いて、距離をおくような活動をあえてしているのを見て納得したものです。

在日で本当に日本の将来を憂え、右翼活動をしている人たちもいるのですか?
ヤクザかと見まごう言動、身なりからも一般人と右翼を乖離するための工作と思っていました。
Posted by ジャポネーズ at 2006年08月21日 13:13
やくざと右翼が合体するのは宜しからず!

やくざのルーツは、室町時代のバサラ者にあるといわれますが、バサラの極致が楠正成ですから、やくざと国粋は元々結びの関係にあるのかも。
 しかしながら、その時代ならばアウトローが表稼業でありえても、法治を表とする現代ではあくまで裏稼業。
 行動右翼が裏稼業化するのは嘆かわしい事です。

 やくざはアウトローが本質。良き法も悪法も共に破って、法の価値を問う任侠道に、かろうじてその存在価値がある。

 行動右翼はそうではない。国粋の思想の元に、国を危うくする諸々に反逆し是正するのが使命だ。裏家業の如くみなされているとしても、実質そうなってはなるまい。

 
Posted by merlin at 2006年08月21日 13:35
こんにちは(^-^)/
軍歌のお話が出てましたが、御存知のとおり、あれは戦意高揚の為の歌なんです。平時にガァガァうるさく流すもんじゃないですよ。はた迷惑なだけです。まぁ年寄りの会合かなんかで歌うくらいでいいのかな。かつて勝ち戦に湧いて高らかに軍歌を歌ってた時でさえ、近所に戦死の公報が入ると暗く打ち沈んだものです。軍歌は懐かしさより遙かに多くのつらい記憶を連れてくる歌です。
Posted by あきら at 2006年08月21日 13:37
総連傘下の送金資金源であるパチンコ屋で軍艦マーチがかかるのはなぜだろう?
Posted by おっさん at 2006年08月21日 14:05
在日だろうが気にしないが日本にいちゃもんつけながら日本にいる在日がウザイだったら帰れと言いたい。行動右翼で大音量で曲流すなと言いたいなあ。
あれはかなり迷惑かかります。あと、すぐに暴力振るうのはいけないです。
Posted by 司令長官 at 2006年08月21日 14:28
三年ぐらい前に終戦記念日に靖国に行ったら、右翼団体の人達が、ヤクザの着るような背広きて、本殿で君が代を歌っていた。正直、驚いた。
Posted by ゆきやん at 2006年08月21日 14:36
すばらしい文章です、ありがとうございます。
Posted by z at 2006年08月21日 15:16
「右翼的活動もするヤクザ」というのが正確な表現だと思いますが、連中は自分達をアンタッチャブルなものにする為のハク付けとして愛国だの何だのを使ってるようにしか見えませんね。
象徴的なのが高速道路の料金支払いを右翼の脅しで無視してた件。単なる無法者ですよ。
私は街宣右翼が騒音を垂れ流してる所は何百回と見てますが、彼らが何がしかの主張を流してる所は一回も見たことが無い。それだけで正体が知れます。

思想的な右翼活動が国民に受け入れられるとしたらまずこのようなヤクザ右翼と自らを切り離し、ああいう無法者でしかない連中を厳しく非難するぐらいでないとダメでしょうね。
右翼・愛国活動をまともに受け入れてもらいたいならタチの悪いヤクザの脅しとしか受け取られないスタイルそのものを変える必要があると思います。
Posted by 視点 at 2006年08月21日 15:27
ジャポネーズさんの、
>>右翼に在日が多いのは、日本人に右翼の醜さを宣伝することにより、日本の右傾化を防ぐためと言う記事を読んだことがあります。

これ、私もどこかで聞いた(読んだ?)覚えがあります。
私は、行動右翼とかあまり見たことないですが、テレビとかで見て、あからさまなイメージダウンを狙っているように感じました。
そしてヤクザ(在日)にとって、街宣活動はそういう意味で彼らにとってメリットがあるからと、納得してました。
実際はどうなんでしょうかね?
祖国に対する愛国心と矛盾しても右翼活動をしているというより、日本右翼のイメージダウンを狙っていると考えたほうが自然だと思うのですが・・・
Posted by くるくる at 2006年08月21日 18:09
各位

私も若い頃(今から22年前)は、大きな黒塗りの街宣車で選挙に出たこともあります。静岡の市長選挙でしたが、諸派の私は3348票を獲得した。投票者の70人に一人が私に投票してくれた。全体得票総数の1・6パーセントであった。この私(右翼)が獲得した得票率は戦後においては赤尾敏愛国党総裁に次いで多い数字だった。たぶんその後も破られてはいないだろう。
街宣右翼も時代と共に変わったのでしょうね。

下のアドレスで見れます。
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/30496052.html
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年08月21日 19:52
とてもまとまっている文章です。良く分かります。

ヤクザは昔、世間から差別された排斥者の集まりでした。人の温もりをしらぬ彼らを一堂に集め、各地で悪さをしないように(組長談)統率した。だから    
「○○一家」と呼ぶ。

組長は親父さん、かみさんは姐御さんだった。
父や母のために命は惜しくない、命令も聞く。欠点は

               『極端!』

彼らと付き合うと、やたら感動し涙を流す。その代わり怒るときは烈火のごとくになる。

連中の変化はあの「暴対法」施行後から。
不良債権3分の2、優良3分の1もヤクザが握ってた。それでアメリカが日本政府に圧力をかけた。

はぐれ者、だから「ヤクザ」はいい、しかし我らは「暴力団」では決してない。
世間から排斥されたのになんだよ、と。それであの街頭抗議になった。世間には理解できない。

瀬戸さん、あと「同和関係の視点」が欲しかった。


Posted by 声優 at 2006年08月21日 20:25
ヤクザが怒り、反政府になりつつある。そこに中国マフィアらが入り込んできた。大阪でベトナム売春婦を仕切ってる一帯がある。あそこにはいまやベトナムマフィアが日本に居座ってる。
最近、中国人と日本人の『犯罪タッグ』が多いのはこのためである。世間一般が理解できないのも当然。報道しない出来ない。我が国のマスコミは能無しになった。今はコネだらけだ。

ヤクザが反政府反日になっていき、反対に日本の若者達が目覚め愛国化し出している。

時代というのはかくも皮肉なものである。
Posted by 声優 at 2006年08月21日 20:34
声優さんへ
いらっしゃい、コメント感謝します。
さすが詳しいですね。確かにヤクザと書くべきか、暴力団と書くべきか迷いました。任侠とも書くことも出来ますね。でも、私は《極右》を名乗った時から、彼らとは決別したので、暴力団という一番手厳しい言葉を使用させて頂きました。
そうですね、同和(部落)の視点を欠いていました。西の巨大組織はいつも在日と同和で揺れていましたものね。
ところで、今回の政治テロ容認発言では批判を受けました。戦術的にも誤まったという指摘も多く頂きました。
古くからの支援者である声優さんの意見も聞いて見たいのでコメントしておいて下さい。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年08月21日 20:45
瀬戸弘幸様、お弟子様こんにちは。
いつも、勉強させていただいております。
瀬戸様のご意見に反論する訳ではございません。
今回のエントリは真実だと思います。
ただ、私は在日を信用していません。
一部のほんの少しの例外を除きどれもいっしょだと思います。
私は声優さんの以前の意見を支持します。
こんな世になって、総連や民潭の前でデモのひとつもしない。
する事は殆どが反日運動です。
在日右翼も信用しません。
話はとびますが鈴木邦男ってどう思われますか?
話がコロコロ変わって信念が無いように思います。
文章も軽薄で無駄に長く殆ど下らない。
朝鮮半島関連の文章も・・・(笑)
頭にきてレイプしてやろうと思ったらしい。
あいつの顔みてると盧泰愚を思い出します。
右翼なんて名ばかりですし、まあ朝生に良く出ている時点で終わってますが(笑)
みなさんは彼の半島関連の文章どう感じますか?
Posted by 正成 at 2006年08月21日 21:29
今回の話は非常に興味深いものがありました。
私は多少民族派・右翼の方と知り合いでして、
ネットでは行動右翼≒在日と書かれているのはさすがに
行き過ぎだと感じ、朝鮮人がやっているのばかりとは
言えないと主張してみたりしていたのですが、
別段運動に長く関わっているわけではないので、証拠に
乏しい所がありました。瀬戸様のように長年運動に
関わり、名前もきちんとお出しになっている方が
そのように主張されたのはとても意味があると思います。

これからも応援させて頂きます。
Posted by 右支持のカス at 2006年08月21日 23:11
それでも在日右翼は信用ならん。
軍服、パンチパーマで内容もゼロだしな・・・
あれじゃ正論言ってても聞いてもらえない(人は見た目が大事)
Posted by 匿名希望 at 2008年05月05日 11:45
ヤクザ(右翼)に在日コリアンが多いことは、彼ら自身も認めています。
ただ、「多い」だけで、よくネットの個人ブログなどで見かけられるような
「右翼の“大半”は在日」という表現は誤りですね。
力みすぎたのか、大げさに言って煽っているのか知りませんが・・・。
Posted by あ at 2008年10月23日 13:35
10月28日は、韓国大使館、全国の韓国総領事館で「韓国糾弾街宣行動」、「竹島奪還総決起行動」が行われます。
これも自作自演なんですかね。
Posted by あ at 2008年10月23日 13:38