2006年08月27日

『新アジア主義』と決別せよ!

『新アジア主義』と決別できるのか

 Doronpaの独り言 という方のブログがある。私などがこの『極右評論』を始める前からおやりになっていた。私はあまり知らないが、ブームとなった「嫌韓流」の火付け役となった方と思う。

 この方が8月25日に投稿された「アジア主義との決別」という文について考えてみました。戦前においてアジア主義を標榜し行動したのは右翼であった。アジア主義や大アジア主義は右翼の専売特許だったとも言える。

 戦後においても伝統的な右翼はアジア主義を掲げている。前にも書いたが、私は「外国人犯罪」問題を追及し始めた頃からアジア主義と決別しました。中国人や韓国人、あるいはイラン人の国外追放を訴えた時に、それまでの右翼の仲間から思わぬ反発を受けたからです。

 その反発とは日本の右翼・民族派運動とは「西欧の植民地主義への戦いであり、アジアの人達とは仲良くすべきであり、凶悪犯なら仕方がないが、不法滞在・不法就労外国人まで追放するのは間違いである」との批判でした。

 伝統的な国粋右翼の思想的な支柱はナショナリズムとアジア主義です。ナショナリズムとは祖国日本とある意味で同義語として取り扱われます。―であるなら、このナショナリズムが属する祖国日本を、危機の中に陥れる可能性があるアジア主義を右翼陣営も見直さねばならないでしょう。

 戦前のアジア主義はナショナリズムの連帯でした。欧米列強の圧迫に対する抵抗として成立したのが日本の右翼思想であった。それは同時に日本だけではなく、アジアも同じように西欧の圧迫下にあり、日本の右翼思想は外に向けられていったのも当然でした。

 日本がこのような西欧列強の脅威から完全に逃れる道に、欧米を模倣して脱亜化することも、一つの選択肢でありました。しかし、戦前の右翼はこれを嫌い、飽くまでもアジア主義にその活路を求めた。

 しかし、これは日本側の一方的な思い込みで終わってしまった。支那大陸にはナショナリズムと対立するインターナショナリズムの共産主義が蔓延り、旧ソ連の後押しもあって日本は敗退した。

 戦後右翼はアジア主義の幻想に気がつきながら、その放棄を表沙汰に出来なかった。アジア主義を保持し続けているようなふりをしながら、「反米」という旗を降ろすことも出来ないできた。

 そして現在アジア主義は右翼ならざる普通の人達によって、その決別を迫られている。もし、伝統的な右翼民族派・保守派がこの決別に抵抗すればどうなってしまうか。ナショナリズムまで失う危機的状況へと追いやられるかも知れない。

 今、我々の前に現れた「新アジア主義」とはナショナリズムとは無縁なものである。それは朝日新聞や左翼思想によって創られたアジア主義で、日本を支那の中華思想に屈服させる道でしかない。

 「新アジア主義」は日中を軸とした東アジアの新体制を目指すもので、それを前提に動きを強めているのが加藤紘一の保守護憲勢力や「反体制左翼」である。この両者が結びつく時、アジア主義の言葉に惑わされ、伝統的な右翼民族派の中に、この陣営に加わる者が現れる事を私は一番恐れる。

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Posted by the_radical_right at 22:30│ mixiチェック 日本の新戦略 
この記事へのコメント
当に核心を突いています。

頑迷な右翼は、反米→反小泉→親支那=共産≒左翼、の自己矛盾に陥り。
しかも、小泉否定→日本の自立を拒否、となり国粋どころでは有りません。

左右何れも、旧く劣化した思考回路は国を滅ぼすもの、と考えるべきです。
Posted by MultiSync at 2006年08月28日 02:08
いつも興味をもって読んでいます。
私は現在こそアジア主義だと思います。
ただし、戦前のような純情的日本開放政策には反対です。人は生活(金)の為には何でもします。儒教的道徳は通用しません。その事を理解して、それぞれの国情に合わせて国交すれば良いと考えます。
 例えば、中国や朝鮮の類は、国力を見せ付けながら、厳しく対応すれば良いし、フィリピンのような国は看護師やダンサーを入国させるのでは無く、工場や学校を建てるべきと考えます。
 私は資本主義と民主主義が現在の最高政策と思います。(完全では有りませんが)その思想のリーダーとして、日本は存在すべきです。日本がリーダーと諸国に認められれば、大東亜戦争の趣旨が貫徹できます。
 民主主義の擁護の為に質問ですが、右翼は目的の為には暴力を肯定する思想なのでしょうか?加藤浩一は嫌いですが、家に火を付けるのは絶対に許されません。
 
Posted by koubunnyuu at 2006年08月28日 08:57
アジア外交には出来るだけ力を入れるべきです。
ただ、不法入国者はしっかり取り締まり、とっとと追い出すのです。
また、国が経済援助をかけ、貧しい国に対し、人材派遣などをもっと
広げ、予防することが不法入国を防ぐことになると考えます。
現段階では、無理な話でしょうが・・・
Posted by 司令長官 at 2006年08月28日 09:33
戦前の右翼→アジア主義

これからの右翼→脱亜論

となればいいんですけどね。
Posted by 佐藤 at 2006年08月28日 12:23
過去には、西欧の植民地主義への戦いとしてのアジア主義には理解出来ます。
しかし、現在のように欧米の植民地が激減している状況と日本の経済的繁栄を考えると、アジア主義は利点が無いように思えます。
アジアの人と友好する事は勿論ですが、その他の国々とも友好するべきです。
なお、支那の中華思想に従属するというアジア主義なら、一切認められません。
Posted by とおる at 2006年08月28日 12:33
アジア主義はおよそ見た目だけで進められた(民族性は度外視)愚かな売国奴の思想ですね。
朝鮮併合も売国奴の仕業でまず間違いないでしょう。国内からの猛烈な反対をおしのけて一国が買えるほどの金と技術をつぎ込んだあの併合は今のODA(謝罪と賠償)につうずる日本人特有の売国気質からくるものでしょう。

半島は戦略的に重要と国民にうそぶいて、やってはいけないことをやりました。
日本人が今最も注意しなくてはならないことは、日本人の美徳、やさしさが実は売国に繋がることです。あまやかして駄々をこねられて黙ったままいることが日本人嫌いを世界に広めているだけです。NOとはっきりいわないことは有名です。実は特アに限らず世界から日本人はバカにされてます。
Posted by AKIRA at 2006年08月28日 13:19
全部のアジアが悪いわけではないが、特定アジアは、絶交して構わないと思います。
Posted by 司令長官 at 2006年08月28日 14:09
日本文明は孤立特異点である。

作家の故司馬遼太郎さんは、
「文明とは万民が参加出来る仕組み」であると定義された。

これから見ると、日本文明は文明ではなく、単なるローカルな文化
となる。

そこで、ここに民度のレベルという概念を導入する。

例えば、アメリカ文明は合理主義、科学主義、守銭奴主義といった
単純な文明なので、確かに分かりやすく参加しやすい。
逆に言えば単純すぎる文明なので複雑な世界が理解できない。

彼らが困った人間なのは、この複雑さを劣ったもの、場合によっては邪悪なもの
と見なし、破壊または支配の対象とすることである。

さて、日本文明である。この高度複雑文明は残念ながら万人が参加出来る
ほど簡単ではない。
しかし、レベルが高ければ参加可能である。
そのような普遍性を持っている。

Posted by 素朴人 at 2006年08月28日 16:29
続きです。(2)

日本文明は、アメリカの単純文明を包含している。
また、ヨーロッパの文明についても翻訳を通し、場合によっては原著を
通して表面的には理解している。

但し、彼らの絶対的孤独感、ある種の怨念の凄まじさまでは理解が及ばない
ようだが。
例えば、アメリカ人の臆病さについて論じた本はほとんど無い。
(アメリカ人は臆病だと聞いて、ピンと来る人は大したものである)

そこで、アジア主義である。
日本が地理分類でアジアに属しているからといって、あまりにお粗末である。

日本が中心となり指導的な立場を貫けるような形のアジア主義、基、日本主義
しか、アジアとの連帯はあり得ない。


Posted by 素朴人 at 2006年08月28日 16:30
続きです。(3)

これは、アジア列国の民度の向上にかかっている。
ついでに言えば、欧米列国の諸君でも真に目覚めれば、参加の資格がある。
現在の欧米人は未だに自己という陳腐な牢獄の囚人である。
つまり、エゴが強すぎる。

ちなみに20世紀は単純系の社会であった。
自然科学(自然の見方。局所線形空間の延長。微分、積分)
社会科学(マルクス主義)
これらは終わった。

日本人自身にも日本文明を拡げるべき人類史的大きな責任がある。
Posted by 素朴人 at 2006年08月28日 16:31
MultiSync さんへ
いつもありがとう御座います。この日本の今後の世界戦略については、あなた様と私は同様な考えであると思っています。今後もこの点は機会があれば取り上げます。
koubunnyuu さんへ
資本主義と民主主義は確かに、今日の近代社会においては優れたものです。しかし、資本主義は格差社会やグローバリズム。民主主義は衆遇政治の危険が付きまといますが、それはその都度是正して行けば良いでしょう。
右翼が暴力を肯定する思想であるというのは当たらないでしょう。それは全体と言う意味ですが、中には一部そのような人が存在してきたことも事実です。あえて言わしてもらうなら、民主主義を守るために、それは(暴力)許されるか?と問われた場合、例えば、民主主義が死んでしまうと分かっていても、あくまでも暴力は否定するとの立場にはないと申し上げます。つまり、極左の暴力革命が起きたら、暴力によって戦うのみです。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年08月28日 19:49
司令長官さんへ
最近また不法入国が増えています。特に中国人が多くなっていますね。取締を強化しなくてはなりません。
佐藤さんへ
私もそのような考えで投稿していますが、なかなかそうはならないようですね。
とおるさんへ
全くその通りです。中華思想に与することは出来ませんね。
AKIRA さんへ
確かに朝鮮併合、満州建国は今になったら大失敗でした。しかし、それは当時の若者に大きな希望やロマンを与えたことも事実です。しかし、なぜ失敗したのか、それをしっかりと総括して、その過ちを二度と繰り返してはならないと思います。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年08月28日 19:56
素朴人さんへ
久々に、なるほどと思うコメントを拝見させて頂きました。ようするに日本国は東アジアに地形的には位置するが、その範疇にはない、独自の文明である。すなわち日本主義とでもいうべきものであり、それはあらゆる文明と比較しても劣らず、それこそ優位性があるということでしょうか。
この問題、これからどんどんやって見たいですね。ご協力をお願いします。
Posted by 瀬戸弘幸 at 2006年08月28日 20:01
瀬戸様

コメント有難うございます。
敵を知り、己を知るという話がありますが、
肝心の日本人が自分のことを一番知らないように思います。


日本文明については、色んなところで話題になっていますが、
どれも本質を捉えていないといって良いでしょう。
何となく日本文明という言葉だけが先行している気がします。

特に、欧米人のものは、日本人異質論に繋がるきらいがあって、
注意が必要でしょう。

基本は人間とは何かという全体性から、日本文明の普遍性を
考えることだと思われます。
Posted by 素朴人 at 2006年08月29日 18:40