THE ANOTHER SIDE

bar

イギリス・ロンドン留学記

もしも英語が話せたら、一体何が変わるのか

エピローグ TheAnotherSide

May.16.2005

あれから一年。
時が経つのは早いもんだと、月並みに思いながら、
電車は待ち合わせの横浜駅に到着したようだ。

続きを読む

No.80 新た彼方

May.26

居なかったのはたった半年間なので、
大して日本は変わってないと思いきや、
続きを読む

No.79 高速の情景

May.09

ロンドンへ行くときは、
キャセイ航空の添乗員の英語ですらさっぱりで、
むこうも私の言っていることがさっぱりで、
飲み物を聞かれたようなので「コーヒー」と言ったら、
続きを読む

No.78 memory

May.08.pm

2階建のバスに、私と2人の男が乗り込んだ。
終点ヒースロー空港まで約1時間の長旅だ。
週末くらいは遅くまで寝ていたいのだろうが、
有難い事に彼らは見送ると言い放った。

続きを読む

No.77 endless room

May.08.am

親愛なるシニーへ続きを読む

No.76 send off

May.07.pm

放課後のロビーでミニバザーを開いた。
続きを読む

No.75 road's end

May.07.am

フーリガン先生の怒号に包まれた授業も、
今日だけはいつまでも、その喧騒に浸っていたかった。
続きを読む

No.74 our place

May.06

学校が終わったら、昼食はいつものイエッツPUBで。
ホストマザーが作ってくれるサンドイッチは、
半年で約170個食べた。
ここで過ごした時間は、1日3時間として約504時間。
話した友人の数は、、、忘れた。

続きを読む

No.73 last mother

May.04

別れは突然やってくる。
感謝の念は出来るうちにしておいたほうが、良いのかもしれない。
それが親でも友人でもホストマザーでも。

続きを読む

No.72 Prologue May

May.01

振り返れば、同じ毎日でも色々あったもんだと、
穏やかに気付かせてくれる、5月晴れ。

続きを読む

No.71 remember us?

April.30

メキシカンと私とNOVは、最初の頃からの古い付き合い。
かつては皆、同じ初級部屋だったので、
その頃の友人達をイエッツ・PUBで、
ゆっくりと思い出していた。

続きを読む

No.70 reformer

April.27

「グッモーニング!恐ろしき我が生徒達よ!
 今日は美しい日だな!ああ?違うか!?」
晴れてようが雨だろうが、
恐ろしき我が教師のいつもの挨拶だ。

続きを読む

No.69 captain

April.25

アイスランドへ一緒に旅をした、ロレ氏と
そっくりの男がロンドンへ降り立った。
続きを読む

No.68 mist

April.23

つい最近まで普通に話していた学校の友人が
突然、学校に来なくなりそのまま二度と会えないことがある。
ロンドンの霧に呑まれたように。

続きを読む

No.67 area

April.21

学校の前の喫煙所は出会いと別れの場所。
よくここで生徒が集まっているので、友達ができるし、
国へ帰る友人らともここでよく、さよならした。

続きを読む

No.66 rule

April.20

先生にはそれぞれの掟がある。例えば、
続きを読む

No.65 unexpected

April.18

学校の建物の一階は床屋になっており、
いつも、そこそこのお客と無難な内装で、
そこにあることを忘れるくらい、可も無く不可も無いお店。
続きを読む

No.64 concentration

April.17

日本食が食べたかった。
最初に思いついたのはサバの塩焼きだった。

続きを読む

No.63 opinion

April.14

韓国の男といったらみんな反日感情を持っていると
思っていたが、常にブラウンの帽子をかぶり、
小さい体で中学生にも見える韓国大学生・ヒーヤンは、
どうやらそうでもないらしい。
続きを読む

No.62 big senior

April.08

彼の名はジョン。
ホリデーになると孫に会いたいばかりに、
イギリス南部はブライトンからやってくるMr.Unwinの父は、
いつだって豪快で返事に悩まされるお爺ちゃん。

続きを読む

No.61 broken

April.06

NOVは温厚でボーっとしているように見えるが、
いつも、どこからか情報を仕入れてくる、抜け目無い奴。
「学校を追放された男がいる」
続きを読む

No.60 nakatana

April.03

韓国人大学生コンビ、ジサンとユンジュンの関係は
母子の関係に近い。
続きを読む

No.59 Prologue April

April.01

そういえば、曇り空の日が少なくなっていた。
その空の下、乾くことが無い石畳がたまに乾燥していた。
その道を、マフラーとニット帽子で学校へ行くと少々暑く感じる。
続きを読む

No.58 gone

March.31

いつも寝るときになると、
隣のロイデン部屋からカラカラと謎の音が聞こえてくる。
小動物が一生懸命走って、ローラーを回すような音。
続きを読む

No.57 sacrifice

March.29

ヘレン先生の会話クラスは、
様々な深いお題と、一人一人の平等な会話チャンスで、
落ち着いて議論できて楽しいのだが、
今日だけは、私も一緒に壁になりたかった。

続きを読む

No.56 forge

March.25

授業で言った話が違って伝わり、
引き返せないという事がよくある。
英語なら、なおさらだ。

続きを読む

No.55 calling

March.23

会話クラスの先生はスコットランド出身のヘレン先生に変わった。
私はこう思う、と喋りまくるバーバラとは対照的に、
我々の考えを静かに聞き、教室の一部となるのが彼女のスタイル。
続きを読む

No.54 disappear

March.21

シャイな奴がキレると非常に恐い。
我が家のシャイボーイも例外ではなかった。

続きを読む

No.53 assassin

March.18

この日、台湾の独立派の総統が撃たれたと、
ロンドンでもニュースになった。
これはもう早速ネイティブに聞かなくては。

続きを読む

No.52 opposite

March.15

さあ今日から学校。
のつもりだったが、疲れが溜まっていたので、
初めて学校を休んだのだが、
やはり学校は毎日行くべきだった。

続きを読む

No.51 invisible

March.14

ここ最近、見たくもないロレ氏の寝顔や
風呂上りの姿に心底、辟易していたが、
帰るとなるとやっぱり寂しいもんだ。

続きを読む

No.50 blaze

March.12

呆然、脱力、立ち尽くしに飽きた僕らは、
チケットを買った窓口にすがりついた。
続きを読む

No.49 run to the laughter

March.11

パリにはセーヌ川をまたぐ綺麗な橋が沢山ある。
続きを読む

No.48 argument

March.07

紛失した航空チケットの回収はポールの協力によるもの。
こうして無事、アイスランドのカフェにいられるのも
ロレ氏友人ネットワーク・ロレネットのお陰だ。
だが今、我々が口論しているのもロレネットが原因だった。

続きを読む

No.47 WILD ZERO

March.04.pm

ギターウルフ。日本の3人組ロックンロールバンド。
B級映画。二度と見ないアホらしい映画。例えば、
スコットランドのある一室で上映されてしまった、
ギターウルフ主演の映画、「WILD ZERO」がそれにあたる。

続きを読む

No.46 lore-net

March.04

ロレ氏には外人の友達を作る才能がある。
世界中にロレ友達ネットワークを持っており、
奴が旅に出るたびに、その友達網は膨張を繰り返す。
続きを読む

No.45 lost

March.03

僕ら旅は順調に進んでいるかに思えた。
続きを読む

No.44 Prologue March

March.01

日本人は日本語を喋る。
続きを読む

No.43 clear

February.27

雲の下に沈む地底の街々を、
特殊な3種の音波を使い分け、
導かれたように無数の道々を駆け抜ける、水を得た魚を
スコットランドでアイスランドでフランスでスペインで、
私は見た。

続きを読む

No.42 silent result

February.23

昇格者は以下の通り。

続きを読む

No.41 silent race

February.20

上のクラスに行きたいのなら、
2ヶ月に一度実施されるテストで結果を残せ。
それがこの学校の単純明快なルール。

続きを読む

No.40 human elements

February.18

語学学校のパンフレットやらを見ると、
みんな仲良しで寄り添い、
続きを読む

No.39 stupid

February.17

STUPID(まぬけ、愚か)は人を馬鹿にする言葉。
だが彼女はこの言葉が好きらしく、挨拶代わりに使うので、
いつしか言われても笑って受け入れるようになった、まぬけな自分。

続きを読む

No.38 boyhood

February.14

サンティヤゴから来たスペイン人の名前はヤゴ。
日本だったら、北海道から来た道さん。
そんな彼は自称発明家だ。

続きを読む

No.37 explode

February.12

12時00分。
会話クラスはいつもと変わりなく始まった。
続きを読む

No.36 unknown

February.10

我が校に教祖さまが来た。
彼は大学生にしては伸ばしすぎの髭を蓄え、
絶えず挙動不審な言動を繰り返す。

続きを読む

No.35 handshake

February.09

オードゥの部屋は、広島の福山から来た青年によって埋められた。

続きを読む

No.34 passage

February.07

冬のイギリスは4時でもう日が暮れる。
イエッツ・PUBでまったりして帰る頃には丑三つ時の暗さ。
そんな暗闇の中、我が家の玄関前に知らない大男が突っ立って
こっちを見ていたのだから思わず一回家の前を通り過ぎてしまった。

続きを読む

No.33 mobile man

February.06

友人が増えてくると欲しくなるものは、携帯電話。
イギリスの携帯なんてどう買えば良いのか分からないので、
ここは一つ、既に携帯をもっているメキシカンに相談。
続きを読む

No.32 loose

February.04

その頃の放課後は決まってPUB。
誰か誘って煙の中で話せば、おのずと夜が更ける。
ハーロウの街は、全部で5つのPUBがあるが、
なかでもイエッツ・PUBには何回もしてやられた。

続きを読む