THE ANOTHER SIDE

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イギリス・ロンドン留学記

もしも英語が話せたら、一体何が変わるのか

No.14 promise day

December.24

英国人にとってクリスマスはとにかく重要な日。
日本のような表面上の物ではなく、何から何まで本気。

我がホストファミリーは、
3週間前に巨大ツリーの棟上げを完了させていた。
さらにカーテンの冊子や階段や玄関やら、
家中に毒々しい飾りが、日に日に生え出し目が痛くなって行った。

2週間前にはクリスティーナがピアノを弾いているのを初めて見た。
1週間前にはロイデンの歌声が聞こえた。
前日には暗に出かけろというコメントを頂戴したような気がした。
すべては24という、人を狂わす数字に向かって加速して行く。

当日。
Mr.Unwinの爺さん婆さんが、南部のブライトンから引きずり出され、
ミニパーティーが開かれているようだった。
私も邪魔しない程度に参加し、部屋に戻った数時間後、、、
あのクリスティーナのたどたどしいピアノに合わせて、
ヴォーカル・ロイデンのクリスマスソングが聞こえてくるではないか。
婆さん爺さんにでも歌っているのだろうか。
遠い異国で聞くクリスマスソングは微妙にずれながらも、
心に響くあたたかい歌だった。

Unwin邸の不純物質である私にすら、
プレゼントをくれたホストマザーには感謝。
こんなこともあろうかと、日本で買っておいたプレゼントを
前日に渡さなかったら、ターキーになっていたかもしれない。