THE ANOTHER SIDE

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イギリス・ロンドン留学記

もしも英語が話せたら、一体何が変わるのか

No.30 Prologue February

February.01

日本語が好きだ。
日本語の曖昧さや言い回しが好きだ。
日本語の歴史や方言が好きだ。
密かに最高の言語だと思う。

漢字も好きだ。
文字からイメージが浮かぶなんて、視覚による音楽だよ。
魑魅、傀儡、屍匣、蚯蚓。うーん、キモイ。
源、湧、流、滝、溢、溜、湖、渚。さんずいは水のドラマ。心が潤う。
漢字は最高に楽しいパズルのよう。

そして英語。
ハッキリと伝わるので誤解を与えてしまう所が、ある意味好きだ。
分かりきっているのに とにかく主語を付ける所が、逆に好きだ。
舌がつりそうな母音の発音が沢山ある所が、いら立つくらい好きだ。
「カプチーノ」って何度も言っているのに、
「a cup of tea ?」って聞き返す英国人店員が、気が狂うほど好きだ。

とにかく英語を好きになろうと、必死でもがいた2月。
好きになろうとすればするほど、人と同じで逃げて行くらしい。