THE ANOTHER SIDE

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イギリス・ロンドン留学記

もしも英語が話せたら、一体何が変わるのか

No.74 our place

May.06

学校が終わったら、昼食はいつものイエッツPUBで。
ホストマザーが作ってくれるサンドイッチは、
半年で約170個食べた。
ここで過ごした時間は、1日3時間として約504時間。
話した友人の数は、、、忘れた。

イギリスに来たばかりの頃の私とNOVは、
外人を誘うことができず、
バーガーキングでパンと貴重な時間を食い潰していた。
今考えれば、打開策としての僕らの作戦は、
毎日同じ場所にいる事を皆にイメージ付けて、
もし暇だったらイエッツPUBに来いという、
待ち伏せの策だったのかもしれない。
お互い積極的な性格では無い、僕らの精一杯の作戦は、
大成功とは言い難いが、楽しい時間を過ごせたことは確かだ。

だが折角作り上げた、この場所も今週で消える。
座り心地の悪い椅子達も、
中途半端なカフェラテとも、
何度も悩まされた、とぼけた店員達や、
ここで幾度も飽きることなく会話した、学校の友人達とも、
もう会えなくなると思うと、喪失感で胸が苦しくなる。

だが当然、一生をここで過ごすわけにはいかない。
始まりがあれば、終わりもあるし、
新しく作れば、いつかは壊れるけども、
大事なのは、終わっても、失くしても、
また始めることだ。また作ることだ。
何度も何度も、死んでしまわぬうちに、
何度も何度も何度も、何度でも、、、

、、、、、今日は運が良いらしい。
とぼけた店員から、幸運にもカフェラテを作ってもらい、
不安定な椅子に腰掛け、いつもの友人達の会話に耳を立てる。
そう、ここが僕らの居場所。
この先、この中の誰かが死んでも、このイエッツPUBがつぶれても、
僕達はここで、確かに生きていたね。