親愛なるシニーへ
(ホストマザーの名前ね)
こんにちは、シニー。TOMです。
この前はあまりに突然で、
感謝の言葉を言うことが出来ずにいたので、
最後に手紙を書いた次第です。
時が経つのは早いものですね。
小雨が舞う、寒々しい冬に来たかと思えば、
色とりどりの花々が咲く春に、もう発つなんて。
私のロンドンでの生活は、ようやく慣れてきて、
気候もこれからという時に去るのは、
身を引きずる思いです。
シニーには本当にお世話になりました。
毎日話しかけてきてくれてありがとう。
具合が悪いときに薬をくれてありがとう。
襲われたときに優しい言葉をありがとう。
クリスマスプレゼントもありがとう。(チョコね)
毎日美味しいご飯もありがとう。(一応書いておこう)
子供さんたちとは、あまり話せなかったけど、(特にクリスティーナ)
私はあなた家族でホームステイできたことを幸運に思い、
ロンドンでの生活や、あなた達と過ごした時間を決して忘れません。
この経験は私の財産となり、
人生の糧になると思います。(人生の糧ってなんて訳すんだろ)
これからもどうか元気で、
そしてあなたの家族と、幸せに過ごしてゆくことを
遠く離れた日本から願っています。(時々ね!)
それでは、またいつか会えることを願って、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、
最後の勉強でもある、この手紙の英語訳は、
結構大変だったが、自分に出来ることはこれくらいだ。
そして最後に、
部屋を片付け、空気を入れ替え、
お土産を沢山入れた荷物を抱えて、
私がここに来たときと、同じ状態に戻した。
そしてまた次に、この部屋に入るであろう、
不安と希望が交錯する留学生は、
狭いと思いながらも、いつしか心地よさを感じ、
寒いと思いながらも、ホストマザーの気遣いで心は温められ、
そして祖国へ帰る時には、
部屋を片付け、空気を入れ替え、
お土産を沢山入れた荷物を抱えて、
胸を張ってこの部屋を出て行くことが、
ずっと繰り返されれば、いいなと思う。