2012年01月11日

2011年の特に心に残った3本 / 昨年の総括と今年の抱負

すでに2012年も10日が経過してしまいましたが、2011年を振り返ろうと思います。

総鑑賞数は66本。うち、海外での観劇が17本(ルーマニア・シビウ:10本 ロンドン:7本)。

特に心に残った3本(掲載順は順位ではなく、観劇日順)。
3月26日観劇 パルコ「国民の映画」 at PARCO劇場

6月3日観劇  ラドゥ・スタンカ劇場「ファウスト」 シビウ国際演劇祭にて

12月4日観劇 梅田芸術劇場「みんな我が子」 at 新国立劇場 小劇場

演劇を観る行為をもっと積極的に取り組んでみようと観劇ブログを始めてからまる2年。書いている文章自体はまだまだ拙いですが、この2年間で自分の中では大きな変化がいくつかありました。その中のひとつが、自分はどんな舞台を観たいか、という趣味・志向を以前より突き詰めてみたいと思うようになったこと。
ひとつの方向としては、日本以外のカンパニーが制作した舞台。SPACの国際舞台芸術祭で訪れるカンパニーの作品に何度も心を激しく揺さぶられてきて、今年はヨーロッパ三大演劇祭のひとつであるルーマニア・シビウ国際演劇祭、それから世界一の演劇街であるロンドンのウェスト・エンドに足を運んでみました。
もうひとつの方向として興味を持ち始めているのが、優れた英米戯曲の翻訳上演。昨年のパルコ「ハーパー・リーガン」、今年の演劇集団円「ウエアハウス」(脚本自体は創作だけれど、ベーシック・テキストとしてエドワード・オールビーの「動物園物語」を使用)、梅田芸術劇場「みんな我が子」などが、特に心に残っています。

ブログで感想を書くことから発展させる形で、一昨年の秋から批評にも挑戦しています。特によく書けたと思ったオフィスコットーネ「12人 ~奇跡の物語~」について、試しに演劇批評誌「シアターアーツ」に投稿したところ、手直しを経て紙面に掲載していただきました。
優れた批評を書けるようになるための前提条件としてひとつ掴んだと思っているのが、「自分はこの劇について何を論じたいのか」というスタンスを明確にすること。それは、舞台を鑑賞しながら心に残った「引っかかり」を大事にして、それについてひたすら考え抜いてみることが元になるのでしょう。「引っかかり」にひとつでも多く出会うためには、対象の舞台に様々な角度から関わる知識を持っていることが重要。その劇の戯曲の上演史、演出家・制作カンパニーの姿勢、また現代演劇界の動向、それから文学・歴史・あとおそらく哲学の一般教養、更には現代の社会一般について知見を備えていることも、プロの演劇批評家にとっては必須なのでしょう。
批評は、こつこつと続けていきたいと思います。

最後に、2012年の抱負。
○英語の勉強を本格的に始めるつもりです。読むことについては、戯曲やインターネット上に掲載されている劇評をそれほどつっかえずにすらすら読めるようになることが目標。ヒアリングも始めようと思っていますが、英語上演の台詞をだいたい聴き取れるようになるのは、どれほど長い道のりやら・・・。まあ、こつこつやります。
○英米演劇の古典とされている戯曲、それから現代で名作と言われているものについて少しずつ読んでいこうかなと思っています。翻訳で読めるものはまず翻訳を、英語でしか読めないものは英語で。これも長い道のりになりますので、こつこつと。

2012年は、観劇本数は減るのだろうな・・・。

theatergoer_review at 00:36│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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