2016年03月24日

2016.3.23/新国立劇場「焼肉ドラゴン」 at 新国立劇場 小劇場

[作]鄭義信
2008年初演

時代設定は1970年前後、大阪の下町で焼肉屋を営む在日コリアンの家族を描く。戯曲は三姉妹の恋愛模様を縦軸に、再開発の波と行政からの立ち退き勧告に揺れる下町の様子を横軸に敷き、登場人物の賑やかなやり取りが観客を楽しませる。
だが芝居のテンポが非常に悪い。全体に役者がウケ狙いのアクションや大仰な演技にとらわれ過ぎであり、ドラマを舞台上に立ち上げるという一番の目的からずれてしまっているという印象だった。俳優の技量と演出、双方に問題がある気がする。秀逸な脚本なだけにもったいない。
多くの観客が上記の点に気付いたと私は思うが、カーテンコールはスタンディングオベーションによる拍手の嵐だった。

theatergoer_review at 19:47│Comments(0)TrackBack(0)

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