2016年10月16日

2016.8.20/風姿花伝プロデュース「いま、ここにある武器」 at シアター風姿花伝

[作]ジョー・ペンホール
2007年 英初演

無人飛行機「ドローン」の開発を巡るドラマ。職業人として得られるキャリアや富と、戦場での対人攻撃に転用されるテクノロジーの開発に手を染めることへの良心の呵責、この二つの間で板挟みになり苦しむフリーランスの技術者を描いた、登場人物4人の作品。 
2016年現在、ドローンはすでに中東の戦場において、米軍にとって欠かすことのできない兵器でありテクノロジーである。また、物流サービスを手掛ける企業やマスコミをはじめ、ビジネスの世界でも脚光を浴びている。だが、10年近く前にこの新しいテクノロジーに注目して演劇作品の題材に取り上げる著者の先見の明が光る。翻訳が良いのもあると思うが、はっとさせられる台詞も多々あった。
風姿花伝プロデュースの第三回公演だが、今回も芝居の水準は高く、快適な観劇だった。あえて難を言えば、物語の後半、国家の諜報員と思われる若い男が主人公を追い詰めるあたりから、話にまとまりがなくなってしまったことか。

theatergoer_review at 16:18│Comments(0)TrackBack(0)

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