フラワー・キングスの新キーボーディストとして加入した、ザック・カミンズ。
ロイネとヨナスとは、2006年のプロジェクト、AN ENDLESS SPORADIC以来の旧知の仲です。
先日、初来日を果たした彼に、フラワー・キングス加入のきっかけなどを聞きました。


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Photo by Lilian Forsberg

フラワー・キングスでの来日公演は初めででしたね。いかがでしたか?

まったく素晴らしかったよ!THE FLOWER KINGSとしてというだけでなく、僕にとって初めての日本だったんだ。

フラワー・キングスを知ったのはいつですか?
また、彼らの音楽についての印象はどうでしたか?


2006年くらいに、大学の友達に紹介されてフラワー・キングスを聴き始めた。その時は僕はあらゆるジャンルの音楽を聴いてたんだけど、プログレという面では、主にプログ・メタルだった。ビートルズ、EL&P、ピンク・フロイド、スティーリー・ダン、ビーチ・ボーイズを聴いて成長したんだけど、フラワー・キングスを聴いたときすぐに、僕が聴いてきた偉大なバンドを思わせつつも、凄く新鮮に感じた。そのサウンドはオールド・スクールなんだけど、同時にモダンでもあるんだ。プログ・メタルやとてもテクニカルな音楽を長年聴いてきて、フラワー・キングスの、とてもオーガニックなサウンド聴くことは凄く新鮮だったんだ。本物のハモンド、メロトロン、リアルな音、ギター、圧縮され過ぎないドラムとかね。
そのうえ、作曲は今まで聴いてきた中でベストだ。テーマの発展のさせ方や、決して飽きさせないように作られた長尺曲とかが大好きなんだ。

バンド加入について、誰から連絡がありましたか?
オファーを受けた時の感想は?


僕のプロジェクトAN ENDLESS SPORADICで一緒にやってたから、ロイネとヨナスは知ってたんだ。フラワー・キングスがツアーを計画しているというニュースを聞いて、ロイネにアディショナル・プレイヤーが要らないか聞いてみたんだ。過去にダニエル・ギルデンロウやハッセ・ブルニウソンが参加してエキストラ・ギターやキーボード、パーカッションをプレイしたのを見たことがあるからね。そのような誰かが必要かちょっと聞いてみただけだったんだよ。そしたら、ロイネが返事をくれて、キーボードをプレイできないかって。ああ、そんな事思ってもみなかったよ!!トマス・ボディーンがプレイしてなかったなんて知らなかったし、まさか彼の代わりを務めるように言われるとは。学ぶべきことが沢山ある事は分かってたけど、この難局に挑まないなんて選択肢はなかったよ。
僕は、過去の全てのフラワー・キングスアルバムでのキーボード・サウンドの大ファンだった。だから同じサウンドや感覚に近づけることがとても大事だった。でも、もちろん、僕のアイデアの方に広げることもね。
バンド加入を打診されたとき、一番強く感じたのは光栄だと思ったこと。そして、これはしっかりとやらないと思い、練習、練習、練習、プログラム、練習、と自分を鼓舞したんだ。

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あなたにとって、フラワー・キングスのベスト5は?

同じくらい好きな曲沢山あるし、いろんな意味でベスト5を選ぶのは難しすぎるよ。
だから、これは本当にベスト5じゃなくて、長い曲目リストのなかから同じように楽しめる一例だよ。

1. The Truth Will Set You Free
2. Retropolis
3. Love Supreme
4. Love Is The Only Answer
5. Garden of Dreams

「Waiting for Miracles」の1曲目、 "House of Cards"はあなたの作曲ですね。ロイネからは何か示唆はありましたか?

僕がテーブルに出したのはひとつのピアノ曲としてのコンポジションだった。自然の音と他の楽器を使ってテクスチャーを与えたのはロイネのやったことだよ。

あなたはAN ENDLESS SPORADICというプロジェクトもやってますよね。そのバンドでは、ギターたチューバも演奏していますが、あなたの音楽キャリアと受けてきた教育について教えていただけますか?

はは、チューバに言及するなんておかしいね!…僕はチューバは殆ど演奏しないんだ。 AN ENDLESS SPORADICの最新アルバムに入っている曲、"The Assembly"と云う曲で初めてチューバを吹いたんだよ。音程をキープ出来た音だけサンプリングし、編集してトラックダウンにまで持ち込んだんだ。
音楽教育を受け始めたのは、かなり早い時期だったよ。期間限定で、ピアノとギター、そしてドラムのレッスンを受けた。長年、耳で聴いて(楽譜に頼らずに)、物事のやり方を見つけ出していたんだ。小学校から高校まで、いろいろな音楽プログラムの中にいた。13歳の時、ギターをもっと真剣にやろうと思って毎週個人レッスンを受けることに。それが Berklee College of Music でFilm Scoring and Compositionを学ぶことに繋がったんだ。
2004年に友人のアンディ・ジェンタイル (ドラマー)とAN ENDLESS SPORADICを始めた。僕たちの最初の露出は、僕たちの最初の曲が"Tony Hawk’s American Wasteland"というビデオ・ゲームに使われた事なんだ。のちに、"Guitar Hero III"、"Guitar Hero World Tour"、"Guitar Hero 5"でも、僕たちの曲が使われた。これらのゲームで音楽をリリースした後が、THE FLOWER KINGSを沢山聴き始めた頃だったんだ。それから、ロイネに連絡を取ることを決心して、AN ENDLESS SPORADICのフル・アルバムをプロデュースしてくれないか聞いたんだ。彼がやってくれることになって僕は大興奮したよ。そしてヨナスがベースをプレイしてくれることにもなったしね!アンディと僕はスウェーデンに飛んで、ヨナスのスタジオで、ヨナスとロイネと一緒に10日間を過ごしたんだ。

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アルバム「AN ENDLESS SPORADIC」(2009)を作った時、ヨナスとロイネも、そのアルバムに参加していましたね。彼らと、どのように知り合ったのですか?

僕たちはスタジオで素晴らしい時間を過ごしたよ!アンディと僕がプレイしていた音楽スタイルは、ロイネとヨナスのプロジェクトのスタイルと比較すると、全く違うバックグラウンドを持っていた。しかし僕たちは彼らから学ことをとても熱望していたし、確実にそうしたよ。スタジオで1日10時間を過ごして、何杯ものコーヒーを飲みながら音楽について語るれば、お互いをよく知ることができるよね。何年間も連絡を取り合って、今では彼らと一緒に定期的に音楽活動ができて、とても幸せだと思う。

日本公演のあと、観光もされましたね。いかがでしたか?
どこか気に入ったところはありましたか?


2日しか観光する時間がなかったので両日とも東京に滞在したよ。あいにく雨が降ったので、観光に少し手間取ったかも。だけど新宿あたりの散策を本当に楽しんだよ。それから浅草寺は特に良かったね。

今後のフラワー・キングス以外のスケジュールを教えてください。

丁度、できるだけ曲を書こうと思っている。TFKの為に作曲していない時は、AN ENDLESS SPORADICで創作したスタイルを掘り下げたいと思っている。AN ENDLESS SPORADICのリリースであろうと何であろうと。

Translation: The Flower Kings Fanclub Japan