January 30, 2005

「オペラ座の怪人」再び!<3>

<1><2>の続き。

ミュージカル版:SCENE 5-Beyond the Lake に呼応する部分から。

(思いっきりネタバレあります)
"The Music of the Night"
  *湖を渡ってようやく辿りついたファントムの隠れ家。
   ファントムのソロ。ワタシのお気に入りの曲だ。
   夢心地の表情をしたクリスティーヌが綺麗。
   ファントム役をアントニオ・バンデラスにやって欲しかったという意見を
   どこかで読んだけれど、確かにちょっとアントニオを彷彿とさせるかも。
   スーザン・ケイの小説と違って、手をつないだり顔を触ったり
   クリスティーヌに触れることをためらわないファントム。

   「♪Close your eyes, let your spirit to soar!
    And you'll live as you've never lived before...


   ここのフレーズがいちばん好き。
   しかしとっ散らかってるねぇ、ファントムの部屋。

   「♪Take you where you long to be!
    Only then can you belong to me...


   物悲しい響きの曲だけど、ファントムには珍しく長調(?)で終わる曲。
   ファントムの本性が見え隠れする感じで、聞いててちょっと切なくなります。
   クリスティーヌの腰抱いちゃったりとか、この映画の中では数少ない
   セクシュアルなシーン。
   終盤の「Point of No Return」も確かにセクシュアルだけど、
   個人的にはここのシーンの方が好きかも。
   恍惚とした表情を浮かべるクリスティーヌもとっても綺麗。
   10代の女の子だなんてちょっと信じ難いくらい。
   おみ足もセクシィだし。

   何度も書いているけど、ディテイルにこだわって作り上げた映画だけあって
   ファントムの隠れ家にはマスクのスペアとか、オペラ座を模した
   ドール・ハウスとかがあって、細かいところを見てるだけでも楽しい。
   クリスティーヌを祀った祭壇的なスペースもあって、ファントムの偏愛っぷりが
   表現されていたり、とか。
   ...ある意味ストーカーなんだけどね(苦笑)。
   極め付けが花嫁衣裳を着たマネキン。
   自分と瓜ふたつの顔をしたマネキンを見て気絶してしまうクリスティーヌを
   抱き上げてベッドに運ぶファントム。
   声が、優しい。

   やろうと思えばできるのに、無理やり自分のものにしてしまわないあたり、
   ファントムの紳士っぷりが伺えるというか、クリスティーヌの意思を
   尊重しようとしてるあたり、人殺しとかむちゃくちゃやってるくせに
   愛する相手にはあくまでフェアな姿勢を貫こうとしてるのか。
   まだ、この時点では余裕もあるし、ね。
   天蓋つきベッドのカーテン越しに白いマスクだけが浮き上がるのが好き。
   ミュージカル版とは違って豪華なベッド。

   その頃、合い鍵を使って控え室に忍び込んだメグは隠し扉を見付けて
   地下道に入るんだけど、ママに連れ戻されてしまう。
   ここは映画版のオリジナルシーン。
   果たしてマダム・ジリーはどこまで知っていてどこまで関わっているのかが
   はっきりと明かされないのはミュージカルも映画も同じ。
   彼女のファントムに対する同情が愛情に変わったかどうかは
   観客の想像におまかせするってことだろうか...?

"Magical Lasso"
  *舞台装置係のブケーが女の子達を脅かして、マダム・ジリーに
   平手打ちをくらうシーン。
   ミュージカルでは SCENE 7-Backstage にあたる。
   「♪Like yellow parchment is his skin...
    a great black hole served as the nose that never grew...

   この歌詞通りだとすると、やっぱりファントムの顔は「普通すぎる」気もするんだけど。
   「Keep your hand at the level of your eyes」のフレーズは
   ミュージカル版ではここではまだ出てこなかったような。

ミュージカル版:SCENE 6-The Next Morning

"I Remember/Stranger Than You Dreamt It"
  *翌朝オルゴールの音で目覚めるクリスティーヌ。
   ミュージカル版にあるファントムのパイプオルガン乱れ弾きシーンはカット。
   映画だとオルガンの前に座っているだけ。
   (最初ピアノかと思ったのだけど、ちゃんとパイプがありました...)
   好奇心に勝てなかったのかもしれないけど、いきなりマスクを
   取っちゃうクリスティーヌは無礼だと思う。

   感情を剥き出しにするファントム。
   前出の「♪Insolent boy!.」の時は余裕があったのに。
   泣きながらマスクを返すクリスティーヌ。
   (ストーリィとは関係ないけど髪を全部下ろしてる方が好きだな<エミー・ロッサム)
   ミュージカル版と同様、ここではまだ観客にはファントムの顔は見えず。
   マスクをつけ直して言う、感情をコントロールしたファントムの
   「Come, we must return...」はミュージカル版だと歌だったけど
   映画だと台詞に。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ここでとりあえず一旦アップ。
果たして今日中に ACT 1 をカバーしきれるのかどうか
甚だ不安である...

                              *<4>へつづく。



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オペラ座の怪人−映画を見たで<今年163本目>−【デコ親父は減量中(映画と本と格闘技とダイエットなどをつらつらと)】at December 10, 2005 12:39