November 17, 2005

Korean Delicacy

繁華街。躊躇してしまったのである。

昨夜飲み過ぎた反省も踏まえ、昼食は軽めに
イイダコの専門店でタコのぶつ切りが
沢山入ったスープを頂く。

そして夜は。
日本からのお客様が加わったので韓定食のお店へ。

「チャングムの誓い」 などで日本でも知名度の上がりつつある
ハンジョンシ こと韓定食。



不勉強なワタシは「宮廷料理が起源の韓国会席料理」、
「医食同源的なお料理」程度の中途半端な知識で席に着いたのだけれど。

サンタリガ フィドロ チャンドゥ チャリンネヨ
(テーブルの脚が折れてしまうくらい御馳走が沢山!)

という表現がほんとにふさわしいほどの料理の数々。
サラダやキムチ、お刺身盛り合わせの他に見たこともないような
食べ物が所狭しと並んでいる。

生の朝鮮人参には蜂蜜をつけて頂き。
かぼちゃのお粥に続いて生牡蠣を食べ、少々アンモニア臭のきつい
エイなんかも食べてみる。
ナマコのほかにも、不思議な軟体動物ホヤにも箸を伸ばし。
ちょっぴり毒々しい色合いの ケブル なんかも勧められるまま挑戦。
コリコリとしてなかなか美味なのだけれど、日本では「ユムシ」といい
どうやら釣りのエサにするらしい。
しかも、結構グロテスク。
(勇気のある方は こちら から画像をどうぞ......)

ドングリを粉にして固めたお豆腐のようなモノはちょっと
味が薄めだったりしたけれど、ハンボ(韓服。日本ではチマチョゴリとして
知られる韓国の伝統的な衣装。)を着たお店のおねぇさんが持ってきた
大皿を見て、ドングリのことなんてすっかり頭から抜け落ちてしまったワタシ。

...そこには、ぶつ切りにされた後も、うねうねと身をくねらせ続けるタコが。
以前 CBS の Amazing Race っていう番組の中で
タコの踊り食いを韓国で食すっていう試練があったけれど
まさに、そのタコの踊り食いを食べることになろうとは。
確か、吸盤が舌に吸い付くとか何とか言っていたような...。

相変わらずうにうにと蠢くタコを見ながら、食いしん坊のワタシも
食欲がちょっと減退気味。
でも、日本でだって鯵のお造りを食べるとき、口がぱくぱくした状態の頭が
一緒に食卓に上がることだってある訳で。
白魚の踊り食いだって、普通に食べるし。
タコのお刺身だって、食べたりするのだ。
要は、ちょっと新鮮か、ものすごーく新鮮か、の違いだけじゃぁないか。

そんな風に自分の中で折り合いをつけ、どきどきしながらも
箸をつけてみる。

ぱくり。

お皿から吸盤を引き剥がすのに難儀した割には、口の中で
吸い付かれるということもなく。
こりこりしていて、なかなか美味しかった。

マシッソヨ(おいしい!)と繰り返すワタシに
もっと食べろと勧める同席者の方々。
ついには、ここがいちばん美味いんだ、と10センチは軽くありそうな
頭の部分を食べろと言われる始末。
さすがに歯ごたえがありすぎて、飲み込むのに苦労するワタシ。

おもてなしを受けるとき、やっぱり出されたモノは食べなくちゃ。
どんなに自分の食文化とかけ離れていようとも、食わず嫌いは
失礼にあたるもの。
ただ単に食い意地が張ってるだけじゃないかっていう
一部の声は聞かなかったことにして、もう食べられないってくらい
本場の韓定食を堪能。

途中出てきた緑色のスープに入っていたちっちゃな貝の正体が
「肺臓ジストマの中間宿主」として悪名高いカワニナだと知って
一瞬スプーンの動きが止まってしまったことはナイショ。

ちゃんとしたお店だし、もちろん後から腹痛に悩まされたりなんて
しなかったワタシなのである。

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この記事へのコメント
すすす、すごいっ!タダモノではないと思っていたけど、「あ」さんってば本当にすごいわー。
大人になるまで…どころか、コドモが生まれて好き嫌い言えなくなるまでシイタケやヒジキもその見た目が恐くて食べられなかった私は「あ」さんの前にひれ伏してしまう〜〜!その姿勢、本当に大切だと思います。

タイトルの文字が2ヶ月になりましたねー。
Posted by TAMA @合衆国の片隅 at December 05, 2005 09:51
>TAMAさま:
も、もしかして「ユムシ」の画像御覧になっちゃいました???食卓に上った時点ではコマ切れになっていたので原形はわかんなかったんですけども(苦笑)。偏食ではない方だとは思いますが、実際「脳みそ系」とか「昆虫系」が出てきたらかなり躊躇してしまう自信(?)はありますよ。「内臓系」や「生肉系」はまったくもって問題なしなんですけどね...。

かつて同居人に好物の納豆の存在を全否定された経験のある「あ」嬢でした。
Posted by 「あ」嬢 at December 05, 2005 11:16
見ました、見ました、見ましたとも!>ユムシの画像

うーん、近いところではチャーリーとチョコレートファクトリー、遠くではインディアナ・ジョーンズ 魔宮の伝説を思い出しました。

その国の食文化を否定してはいけないですよね、と言いつつ、納豆を食べられる外国人も尊敬してしまうワタシ…。
Posted by TAMA@合衆国の片隅 at December 06, 2005 00:49
>TAMAさま:
あぁ、御覧になってしまわれたのですね...(笑)。魔宮の伝説と言えば目玉のスープに猿の脳みそシャーベットですねぇ。チャーリーとチョコレートファクトリーには何が出てましたっけ。結構最近観たくせにグロい食べ物の印象が残っていないのは何故?(苦笑)。納豆を食べられる(しかも好物だと言った)アメリカ人は一人だけ知ってます。梅干は二人......。
Posted by 「あ」嬢 at December 09, 2005 17:01